モトクロス世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.17 8月24日 オランダ
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権 第17戦オランダGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,690m(アルネム )
■開催日:2025年8月24日
REPORT
Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームのマキシム・ルノー選手が、オランダ、アルネムのサンドコースで行われた2025年MXGP世界選手権第17戦で総合8位に入った。チームメイトのヤゴ・グリーツ選手も10位でフィニッシュし、ルノーと共にトップ10入りを果たした。カルバン・ファランデレン選手は12位となった。
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
マキシム・ルノー選手がMXGP第17戦オランダで8位
スウェーデンでの総合4位から1週間、ルノー選手は自信を深めながらオランダ、アルネムに向かった。だがそのアルネムでは予選レースで転倒を喫し、両グランプリレースで不利なゲートピックとなった。レース1では7位と健闘したが、レース2では11位でフィニッシュラインを通過。残り3戦となった選手権で、ルノー選手は8位にランクされている。
負傷により前戦を欠場したグリーツ選手がオランダでレースに復帰した。レース1ではクラッシュを喫して17位に終わったものの、レース2では力強いスタートを決めると、目を見張るライディングを披露して7位でフィニッシュした。第17戦を終えた時点で、グリーツ選手はシリーズランキング14位につけている。
グランプリ過去4戦で3回の総合表彰台を獲得しているファランデレン選手は、当然ながらアルネムにワクワクしながらやって来た。だがフリープラクティスでの激しい転倒で、ファランデレン選手の自信は打ち砕かれ、テクニカルコースでのライディングに流れをつかむことができないでいたことも重なり、本来のベストパフォーマンスを発揮できないでいた。この日、ファランデレン選手は両レースを12位/13位で終えて総合12位となり、ランキング5位は維持した。
チームはこの後、週末のオフを経て、9月6、7日のトルコMXGPからスタートするシーズン最後の3連戦のための準備に入る。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
マキシム・ルノー選手談(7位/11位:総合8位)
「サンドコースでのハードな一日になりました。厳しいレースになることはわかっていましたけど、実際、その通りになりました。結果は望んでいたものではありませんが、シーズン終了までにハードパックのコースで行われるレースが3回あるので、アメリカで開催されるネイションズの前に、それらのレースに参加するのを楽しみにしています」
ヤゴ・グリーツ選手談(17位/7位:総合10位)
「この週末は少し残念な結果に終わりました。レース1でクラッシュしてしまい、少しの間、バイクの下で身動きできなくなって、膝も痛めてしまいました。2レース目を前に、理学療法士が膝を治療してくれたおかげで、レースに出場できる状態にまで良くなりました。スタートはまずまずで、レースもしっかり走って7位に入ることができたので、週末を良いかたちで締めくくることができました」
カルバン・ファランデレン選手談(12位/13位:総合12位)
「厳しい一日でした。週末全体を通して、リズムをつかむのに苦労していて、フリープラクティスで大きなクラッシュをしてしまい、ちょっと自信を打ち砕かれてしまいました。自分のゲート位置からのスタートが悪かったし、ここは追い抜くのが難しいコースでした。それでも無事に終えることはできたので、最後の3戦に向けてリセットするつもりです」