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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 7月27日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第14戦チェコGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,586 m(ロケト)
■開催日:2025年7月27日

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームのカルバン・ファンランデレンがMXGPチェコGPで総合7位に入った。レース1では2度の転倒で11位に終わったものの、レース2では気迫のライディングを見せて5位でフィニッシュしてトップ10入りを果たした。ヤゴ・グリーツも目を見張るライディングで総合8位、マキシム・ルノーは総合13位となった。

ファランデレンが総合7位

フィンランドで総合表彰台を獲得してから2週間、ファランデレンはチェコ共和国で再び好成績を残すことに集中していた。過去にMXGPとMX2の両方で、ハードパックのロケト・サーキットで勝利を収めてきたファランデレンは、当然ながらこのグランプリにテンションが上がっていた。

しかし、ファランデレンはレース1の序盤で転倒を喫し、表彰台獲得の可能性は消滅してしまった。これによりオープニングラップを24番手と大きく遅れをとったファランデレンだったが、追い越しが難しいサーキットで、優れた身体能力とテクニックを駆使し、11位でフィニッシュした。

レース2では、YZ450FMを駆るファランデレンが力強いスタートを決めて、第1ターンを5番手で通過した。この頃には路面はレース1よりはるかにドライになっており、トップ10内では追い越しがほとんど見られない状態となっていた。ファランデレンは懸命のライディングを見せるが、それ以上ポジションを上げることはできず5位でフィニッシュして総合7位とし、ランキング5位を維持した。

シーズンが進むにつれて自信を深めるグリーツは、チェコ共和国で堅実で安定した結果を残した。レース1を9位でフィニッシュした後、レース2ではその大半で7番手をキープしていたが、足首を捻挫して8番手に後退。最後までそのポジションをキープしてフィニッシュしたグリーツは、この日総合8位を獲得し3戦連続でトップ10フィニッシュを達成した。シーズン終盤の好調により、ランキングは12位に浮上している。

2戦を欠場したルノーはロケトでレースに復帰し、レース1で6位と好成績を収めた。だが、レース2ではスタート直後の第1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれてリアブレーキにダメージを受けてしまう。安全かつ競争力のあるレースをすることができないことから、ここでリタイアを決めた。この日、ルノーは総合13位となり、シリーズランキング7位を維持した。

ロケトのハードパックでのレースを終えたチームは、次のレースの舞台、深いサンドコース、ベルギーのロンメルへと向かう。第15戦は8月2-3日に開催される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

カルバン・ファランデレン選手談(11位/5位:総合7位)

「厳しい週末でした。もっと良い結果を出したいと思っていましたし、速さもありましたけど、レースでは思うように結果を出せませんでした。レース1の1周目にクラッシュし、その後追い上げましたが、またクラッシュしてしまいました。レース2は、スタートは良かったのですが、路面がかなり乾いていて、追い抜きが本当に大変でした。終盤に最後のプッシュを試みたのですが、まったく追い抜くことができませんでした。最高の一日ではありませんでしたけど、怪我もなく、良いポイントを獲得できました」

ヤゴ・グリーツ選手談(9位/8位:総合8位)

「全体として、かなり良い週末でした。レース1はスタートがあまり良くなかったし、ライディングも自分の能力を発揮することができませんでしたけど、9位でフィニッシュできました。レース2は、レース終了近くまで7番手を走っていたのですが、足首を捻挫してしまいました。そのためルーベン・フェルナンデスに抜かれてしまいましたが、なんとか8位をキープして総合8位に入りました。来週末はホームグランプリなので、とても楽しみです」

マキシム・ルノー選手談(6位/28位:総合13位)

「今日はベストではありませんでした。レース1は、スタートは良かったのですが、コースの感触が良くありませんでした。6位でのフィニッシュは、それほど悪くなかったと思います。レース2ではもっと良い結果を狙っていましたが、1コーナーでのクラッシュに巻き込まれてしまいました。クラッシュでリアブレーキにダメージを受けてしまい、このコースの状態ではまともにレースをするのは不可能でした。これから気持ちを立て直して、来週末のロンメルに向けて準備を進めます」

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