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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 7月13日 フィンランド

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第13戦フィンランドGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2025年7月13日

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのライダー、カルバン・ファランデレンがMXGP第13戦で総合3位に入り、今シーズン初の総合表彰台に立った。新設のキミ・リンク・サーキットで、ヤマハ創立70周年を記念するカラーリングが施されたヤマハYZ450FMを駆ったファランデレンは、レース1で4位、レース2では3位に入った。チームメイトのヤゴ・グリーツもフィンランド・ラウンドに参戦して総合9位となった。

カルバン・ファランデレンがフィンランドMXGPで見事総合3位

2025年MXGP世界選手権最近のラウンドを通して、ファランデレンの成績は総合表彰台獲得に向けて好調に推移して来た。南アフリカ出身のファランデレンは、フィンランドでは予選レース2位と好調な走り出しを見せ、グランプリレースでの活躍を予感させた。

ファランデレンはレース1で好スタートを見せて5番手につけた。レース中盤にロマン・フェーブル(カワサキ)にパスされて6番手に後退するが、その1周後にフェーブルが転倒するとファランデレンはポジションを奪還。残り周回が減るにつれて、チャレンジングで荒れたサンドコースでマシンとの一体感を保ってライディングするファランデレンは、ルーベン・フェルナンデス(ホンダ)を抜き去って4番手に上がると、そのままフィニッシュした。

ファランデレンはレース2でも目を見張るスタートを決めた。4番手を走行中のレース序盤、前を行くライダー2選手が転倒したため、2番手に浮上する。序盤のリーダー、ルーカス・クーネン(KTM)がその後転倒し、ファランデレンはトップに躍り出た。だがそのリードは長くは続かず、次の周にはライバルが再びリードを奪った。その数周後、ファランデレンは3番手に後退。後方に大きな差を築いてそのまま3位でフィニッシュラインを通過し、総合3位でこの日のグランプリを終えた。この結果、ファランデレンのランキングは7位から5位に浮上した。

グリーツも予選レースで5位と、好調な走り出しを見せた。だが日曜日朝に行われたウォームアップ走行で激しい転倒を喫し、レース1に向けた自信を挫かれてしまう。ここでは15位でフィニッシュするにとどまった。レース2までの間に気持ちを立て直したグリーツは、力強いスタートを決めてレース2序盤を通して3番手をキープし、最終的に6位でフィニッシュした。総合9位となり、グリーツの選手権ランキングは13位に上がった。

MXGP世界選手権の次戦は7月26、27日にチェコ共和国のロケトで開催されるチェコMXGP。ファランデレン、グリーツともに近年、このハードパックのサーキットでで好成績を収めており、今年も好結果が期待される。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

MXGP

Monster Energy Yamaha Factory MXGP
カルバン・ファランデレン選手談(4位/3位:総合3位)

「ついにやりました! ここまで長い道のりだったので、また表彰台に立てて本当にうれしいです。ここまで来るのに何日も何週間も舞台裏でハードワークを重ねて来ましたし、チーム全員ががんばってくれました。彼らにはどんなに感謝しても感謝しきれません。それに、いつも僕と一緒に居て支えてくれた家族とガールフレンドに対してもそうです。週末を通して自分の速さは良かったし、バイクも完璧だったので、レースを楽に進めることができました。レース2の終盤では体力がちょっと足りず、優勝を目指してプッシュすることができませんでした。でも全体として素晴らしい週末でしたし、チームのハードワークに報いることができてよかったです」

ヤゴ・グリーツ選手談(15位/6位:総合9位)

「全体的に、この週末には満足しています。朝のウォームアップ走行で大きなクラッシュをしてしまい、怪我をしなかったのが幸いだったのですが、レース1に向けてちょっと自信を失ってしまいました。でもレース2では好スタートを決めて、自分のレースをして6位でフィニッシュしました。予選レースの5位と共に、3レースのうち2レースで好結果を得ることができました」

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