モトクロス世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 6月8日 ラトビア
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第11戦ラトビアGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,590m(ケグムス )
■開催日:2025年6月8日
REPORT
Monster Energy Yamaha Factory MXGP Teamのヤゴ・グリーツが、第11戦ラトビアGPの2回のレースでそれぞれ9位と4位でフィニッシュ し、総合6位を獲得。プレミアクラスで自己最高となる成績を獲得した。カルバン・ファランデレンは総合10位(11位/9位)、マキシム・ルノーはファランデレンに続く総合11位(13位/8位)となった。
グリーツがMXGPでキャリア最高の総合6位を獲得
スペインGPの予選レースでの優勝をきっかけにグリーツは速さを見せ続けており、今大会の舞台となったケグムスのサンドコースでも好調をキープ。レース1では1周目を12位で終えると、ポジションを上げて9位でフィニッシュ。さらなる好成績を目指したレース2では、6番手でスタートすると中盤には4番手に浮上。この時点で上位のライダーたちとは大きなギャップがあり追いつけなかったが、グリーツはペースを維持して4位でフィニッシュ。この結果、MXGPではキャリアハイとなる総合6位を獲得し、ランキングでは13位に浮上した。
一方、ドイツGPで膝を負傷したファランデレンは、ラトビアでは無理をせずポイント獲得を目指して出場。レース1で11位、レース2で9位と安定した走りを見せて総合10位に入った。第11戦終了時点でのランキングは8位。
ルノーにとっては、ラトビアGPは苦しい展開となり、各レースを13位と8位として総合11位で大会を終了。レース2ではクラッシュにより上位進出を逃し、ランキングでは3位から4位に後退した。
フランス、ドイツ、ラトビアと3週連続での戦いを終えたチームはここから短い休息をとり、次戦6月21〜22日のグレートブリテンGPに挑む。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
ヤゴ・グリーツ選手(9位/4位:総合6位)
「本当に良い週末でした。スピードはあると感じていたのですが、予選とレース1ではスタートが良くありませんでした。でも、レース2ではいいスタートを切ることができて4位で終えることができ、とても嬉しいです。シーズン後半に向けての良いステップになりましたし、スタートさえ決まれば前で戦えるという手応えもつかめました」
カルバン・ファランデレン選手(11位/9位:総合10位)
「厳しい週末でした。先週膝を痛めていたので、無事に走り切れてホッとしています。トップ10を目指していたので、レース2でそれを達成できたのは良かったです。これからしっかり休んで膝を回復させ、シーズン前半の時のように良い状態に戻したいと思います」
マキシム・ルノー選手(13位/8位:総合11位)
「今週末はうまくいきませんでした。ライディングもバイクのフィーリングも良くなくて、レース2ではオーバーテイクを狙っている時にクラッシュしてしまいました。がっかりする内容でしたが、自分はもっとやれるはずです。次戦までに改善して、またトップ争いに戻ります」