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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 6月1日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第10戦ドイツGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,590m(トイチェンタル )
■開催日:2025年6月1日

REPORT

Monster Energy Yamaha Factory MXGPのマキシム・ルノーが、ドイツGPで総合4位に入り、ランキングで3位に浮上した。シリーズ第10戦はチーム全体にとってポジティブな結果となり、カルバン・ファランデレンは総合5位、そしてヤゴ・グリーツはトップ10入りに迫る総合11位を獲得した。

マキシム・ルノー、第10戦を終えてランキング3位に浮上

2025年のMXGP世界選手権はドイツのトイチェンタルでその折り返し点を迎えた。開幕戦アルゼンチンGPでの総合優勝を含め、シリーズ前半は波乱の展開となったが、ルノーは後半に近づく中、堅実にポイントを重ねた。

ハードパックの路面がほぼ完璧な状態となったレース1、ルノーはトップ10圏内でスタートすると着実に順位を上げ、6番手まで上がったところでフィニッシュした。レース2も同様の展開となった。両レースの間に降った雨でコンディションはトリッキーなものとなったが、ルノーは果敢にチャレンジし、残り5周となるまでに4番手まで上がるとそのままフィニッシュ。総合4位と、惜しくも表彰台を逃したが、シリーズランキングでは6位から3位に上昇した。

ファランデレンはレース1で3位に入り、今年3度目のトップ3フィニッシュを果たした。レースを制したルーカス・クーネン(KTM)と7秒以内という僅差でフィニッシュしており、、ファランデレンにとって、今シーズンの最高の走りの一つとなった。

レース2もスタート良く飛び出したファランデレンは、8番手を走行していたが、深いわだちのひとつで膝を捻挫してしまう。痛みに耐えながらのライディングを強いられたファンランデレンは10位でフィニッシュし、総合5位に入った。10戦を終えて、ファランデレンはランキング10位につけている。

先週末のフランスGPのレース2で10位としたグリーツは、その速さをドイツでも発揮した。レース1を13位で終えると、レース2では1周目にゴーグルの交換のためにピットストップを余儀なくされたにもかかわらず12位でフィニッシュした。シーズンが後半に入る中、グリーツはシリーズランキング15位につけている。

チームはこの後、ラトビアに向かい、首都リガ近郊にある人気のサンドサーキット、ケグムスで開催されるMXGP世界選手権第11戦に臨む。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

MXGP
Monster Energy Yamaha Factory MXGP

マキシム・ルノー選手(6位/4位:総合4位)

「ポジティブなGPでした。安定した結果が得られたので、これはランキングを考えると良かったですね。ただ、求めていた結果ではありません。怪我がなく、バイクの感触が良かったことがポジティブな点でした。もうマディレースがないことを期待します。来週末はラトビアです」

カルバン・ファランデレン選手(3位/10位:総合5位)

「週末を通してバイクの感触は良かったのですが、今日はちょっと浮き沈みがありました。最初のレースはすごく良くて、他のライダーとバトルをしながら3位でフィニッシュしました。レース2はうまく進んでいたのですが、わだちで膝を捻挫してしまいました。その後はフィニッシュまでスムーズに走ることに集中しました。結局10位でフィニッシュして総合5位。それほど悪くなかったと思います」

ヤゴ・グリーツ選手(13位/12位:総合11位)

「かなり良い一日でしたけど、それが結果には表れていません。アウト側からのスタートだったのですが、両レースともスタートは良かったです。レース1では11番手を走行していたのですが、干し草の塊がわだちに落ちてきて、クラッシュしてしまいました。レース2では第2コーナーでゴーグルが石で割れてしまい、交換のためにピットインしなければならなくなり、レース後半でも同じことがありました。それでも12位でフィニッシュすることができました。速さは良かったので、これはプラス材料です」

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