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モトクロス世界選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 5月11日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:モトクロス世界選手権 第8戦スペインGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日::2025年5月11日

REPORT

シーズン中盤を迎えたMXGP世界選手権でMonster Energy Yamaha Factory MXGPチームのマキシム・ルノーとカルバン・ファランデレンが好調ぶりを維持。第8戦スペインMXGPでルノーが総合4位、ファランデレンが総合5位に入った。一方、ヤゴ・グリーツは予選レースを制したが、レース1、2で共にクラッシュを喫して総合16位に終わった。

ルノーとファランデレンがスペインMXGPで総合4位、5位

シーズン中盤を迎えたMXGP世界選手権でMonster Energy Yamaha Factory MXGPチームのマキシム・ルノーとカルビン・ファランデレンが好調ぶりを維持し、第8戦スペインMXGPでルノーが総合4位、ファランデレンが総合5位に入った。一方、ヤゴ・グリーツは予選レースを制したが、レース1、2で共にクラッシュを喫して総合16位に終わった。

チャレンジングなレースとなったポルトガル・グランプリから1週間、シリーズ戦は再び雨の影響を強く受けることになった。ルーゴ・サーキットでのレース1は雨ですべりやすいコンディションとなったが、レース2では太陽が顔を出した。路面は大幅に改善されたものの、深いわだちによって、技術的に難しいコースであることに変わりはなかった。

レース1で好スタートを決めたルノーは、オープニングラップを終えて3番手で戻ってきた。3周目に2番手に上がると、マディでタフなコンディションの中、堅実なペースで力走を続け、そのまま2位でフィニッシュした。

ルノーは総合表彰台に向けて、レース2でも力強いスタートを見せた。残念ながら1周目に悲劇が襲い、小さなクラッシュを喫してしまう。激しい雨のためコースには高速で走れるラインは1本しかなく、ルノーを含め、すべてのライダーにとって追い越しは難しい状況となっており、ルノーは9番手まで挽回してフィニッシュするにとどまった。総合4位となり、ランキングは6位のままだが、上位のライダーとのポイント差は大幅に短縮した。

スペインGPは、ファランデレンにとってポジティブなラウンドとなった。週末を通し、テクニカルサーキットでヤマハYZ450FMとの一体感を得ていたファランデレンは、レース1を8位で終える。そして迎えたレース2で、ファランデレンは自身の持つ真の能力を際立たせることになる。好スタートを決めたファランデレンは、一時レースをリードしたのだ。その後2番手に後退し、さらにレース終了まで残り4、5周となったところで3番手となり、そのままフィニッシュ。レース2の3位により総合5位と、これまでのシーズンベストリザルトを獲得。シリーズランキングは8位に浮上した。

予選レースで優勝した翌日、グリーツはそのパフォーマンスを再び発揮することを狙っていた。だがレース1、レース2共に序盤に転倒を喫してしまい、追い越しが難しいコースであることも重なり、両レース共15位でフィニッシュするにとどまった。この日の総合16位により、8戦を終えたグリーツの選手権ランキングは14位に浮上した。

次戦は、5月24日、25日にエルネで開催されるルノーのホームレース、フランスMXGP。

MXGP RESULT Race.1

MXGP RESULT Race.2

RIDERS RANKING MXGP

CONSTRUCTORS RANKING MXGP

COMMENT

MXGP

Monster Energy Yamaha Factory MXGP
マキシム・ルノー選手談(2位/9位:総合4位)

「今日は総合4位。レース1の2位は、今日の素晴らしい走り出しになったのですが、レース2では1周目にクラッシュしてしまいました。その後、集団の中を抜けて行くのは大変でしたけど、最終的に総合表彰台からあまり遠くないところまで行けました。なので、今日はほろ苦い一日でした。この後は、2週間後の母国グランプリに向けて、スイスでのクラッシュからの完全な回復に集中します」

カルバン・ファランデレン選手談(8位/3位:総合5位)

「最初のレースは本当にマディでした。序盤は素早い追い越しが何度もできたのですが、コンディションはタフでしたね。レース2は、はるかに良かったです。スタートはずっと良くなり、堅実なペースでライディングを続けて3位となったので、全体的にポジティブな週末でした。コースはトリッキーでしたけど、バイクに乗った感触は良かったです。次は2週間後のフランスです」

ヤゴ・グリーツ選手談(15位/15位:総合16位)

「昨日はすごく良かったのですが、今日は両レースとも序盤に小さなクラッシュをしてしまいました。大したことはなく、どちらもフロントエンドのコントロールを失って転倒しただけです。あれがなければ、今日はもっと上位に行けたと思うので、悔しいです。それでも昨日の予選レース優勝には満足していますし、速さがあることを示すことができました」

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