モトクロス世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.04 4月6日 サルデーニャ
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権 第4戦サルデーニャGP
■カテゴリ:MXGP
■サーキット全長:1,620m(リオラ・サルド )
■開催日:2025年4月6日
REPORT
Monster Energy Yamaha Factory MXGPのヤゴ・グリーツが、リオラ・サルドのヘビー・サンドコースで開催されたサルデーニャ・グランプリで11/10位の安定した結果を残し、総合10位に入った。カルバン・ファランデレンは、レース1はリタイアもレース2では目を見張るライディングで4位フィニッシュ。マキシム・ルノーはレース1で大転倒を喫し17位としたものの以後の走行を断念した。
MXGP
グリーツが11/10位の安定した走りで総合10位
完璧なコース・コンディションと好天で、サルデーニャMXGPの舞台は完璧なものとなった。地中海に程近い位置にあるこのサーキットは、砂丘を切り開いて作られており、世界で最も過酷なレースコースのひとつに数えられている。
サンドコースでのライディングに長け、MX2ではリオラ・サルドで優勝経験のあるグリーツは、非常にポジティブな週末を過ごした。タイムプラクティスでは4位のタイムを記録してその速さを証明して見せると、以後グリーツはヤマハYZ450FMで非常に安定したライディングを見せ、予選レースで9位に入り、両レースではそれぞれ11位と10位でフィニッシュ。総合10位としてMXGPのランキングでは17位に浮上した。
ファランデレンはレース1で残念ながらリタイアに終わった後、レース2では見事なライディングで4位に入り、非常に僅差の争いとなったこの日の総合順位では13位だったが、ランキングでは11位に上がり、トップ10入を射程圏内に収めた。
マキシム・ルノーはレース1で大転倒を喫した。それでも再走を果たすと17位でレースを走りきった。ルノーはレース2への出場は可能と感じていたものの、予防措置として向かったメディカルセンターで、適切な回復を確実にするため、レース2は欠場するようアドバイスを受けた。
厳しいグランプリを終えた、Monster Energy Yamaha Factory MXGPチームはこの後、ヨーロッパ本土に戻る。選手権第5戦は来週末4月12、13日の週末に、北イタリアの風光明媚なピエトラムラータ・サーキットで開催される。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
ヤゴ・グリーツ選手談(11位/10位:総合24位)
「この週末は自分にとって良い進歩があり、フリープラクティスに臨んだ時からバイクは良い感触でした。その後、タイムプラクティスで4位として、自分の速さが戻ってきたことがわかりました。レースではもう少しペースを上げる必要がありますが、全体にこの週末のライディングには満足しています」
カルバン・ファランデレン選手談(25位/4位:総合15 位)
「DNFで始まるという厳しい一日でしたけど、レース2では立ち直って4位という好成績をあげました。このレース結果から、この後のレースを勢いづかせて好ポイントを得ることが今後の目標です」