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レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 8月4日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:2013モトクロス世界選手権第14戦チェコGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2013年8月4日(日)
■開催地:ロケト(コース長1,630m)
■周回数:第1ヒート=21周、第2ヒート=21周
■天候:不順
■観客数:22,000人

REPORT

ローランツとポティゼクがチェコ・グランプリで奮戦

全17戦で争われるFIMモトクロス世界選手権もいよいよ終盤に入り、その第14戦チェコ・グランプリが22,000人のファンを集めて開催された。トリッキーなロケト・サーキットで、モンスターエナジー・ヤマハのJ・ローランツとM・ポティゼクはファクトリーYZ450FMを駆り、それぞれ総合11位、16位に入った。

ローランツは土曜日のセッションでは滑りやすく制限の多い路面にやや手こずったものの、第1ヒートでは7位に入った。サーキットのレイアウトは2ヶ所の新しいジャンプ、スタートストレートと第1コーナーが改修されている。ここで勢いに乗るローランツは、第2ヒートでもスタートからトップ10内に就け、35分と2ラップのレースのほとんどでペースを整えつつD・フィリッパーツ(ホンダ)を攻めるが、わずかに及ばずトップ10入りを逃した。チェッカーフラッグを受けたときの両車の差はわずかコンマ5秒以下という僅差だった。

ワークスチームから2度目の参戦となるポティゼクは、第1ヒートは11位に入り、トップカテゴリーで3連続のトップ11フィニッシュを果たした。ポティゼクはあとひとつかふたつ上の順位でフィニッシュすることができたはずだが、最後にS・シンプソン(ヤマハ)の先行を許した。第2ヒートはスタートも良くなり、さらなるポイント獲得が期待されたポティゼクだったが転倒。完走はならなかった。

S・フロサードは骨折した足の手術に成功し、回復に努めている。月末のイギリス・グランプリに復帰することを目指し、努力を続けている。

7週間で5大会という過密スケジュールがここで小休止。モンスターエナジー・ヤマハは本拠地に戻り、ベルギー、イギリス、オランダと続くシーズン終盤に向けた準備を進める。次のベルギー・グランプリは8月18日、バストーニュで開催される。

MXGP RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・ドゥサル BEL Suzuki 40'13.885
2 K・ストライボス BEL Suzuki 0'17.258
3 K・デ・ディッカー BEL KTM 0'36.119
4 A・カイローリ ITA KTM 0'40.733
5 E・ボブリシェブ RUS Honda 0'46.253
6 D・フィリッパーツ ITA Honda 0'49.981
7 J・ローランツ BEL Yamaha 0'55.559
8 T・サール GBR Kawasaki 1'02.663
9 T・レオク EST TM 1'04.210
10 S・シンプソン GBR Yamaha 1'06.423
11 M・ポティゼク FRA Yamaha 1'07.251
12 M・カロ LVA KTM 1'42.112
13 M・ウォークナー AUT KTM 1'47.323
14 H・ブラッケ NED Yamaha -1 Laps
15 A・ジャスツ LVA Honda -1 Laps
16 F・スモーラ CZE KTM -1 Laps
17 K・ジェルカー SVN Honda -1 Laps
18 L・レヒトラ EST KTM -1 Laps
19 J・v・ホービーク BEL Kawasaki -5 Laps
20 M・パチンスキー UKR KTM -19 Laps

MXGP RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・ドゥサル BEL Suzuki 40'13.885
2 J・v・ホービーク BEL Kawasaki 0'11.241
3 E・ボブリシェブ RUS Honda 0'15.502
4 K・ストライボス BEL Suzuki 0'18.634
5 T・サール GBR Kawasaki 0'19.929
6 K・デ・ディッカー BEL KTM 0'43.766
7 A・カイローリ ITA KTM 0'46.632
8 S・シンプソン GBR Yamaha 0'49.173
9 T・レオク EST TM 0'50.415
10 D・フィリッパーツ ITA Honda 0'53.086
11 J・ローランツ BEL Yamaha 0'53.417
12 M・カロ LVA KTM 1'33.711
13 M・ウォークナー AUT KTM 1'35.799
14 A・ジャスツ LVA Honda -1 Laps
15 H・ブラッケ NED Yamaha -1 Laps
16 K・ジェルカー SVN Honda -1 Laps
17 F・スモーラ CZE KTM -1 Laps
18 L・レヒトラ EST KTM -1 Laps
19 M・パチンスキー UKR KTM -1 Laps
20 M・ポティゼク FRA Yamaha -13 Laps

MXGP RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 A・カイローリ KTM 643
2 C・ドゥサル Suzuki 553
3 K・デ・ディッカー KTM 514
4 G・ポラン Kawasaki 465
5 K・ストライボス Suzuki 437
6 T・サール Kawasaki 404
12 S・シンプソン Yamaha 221
13 J・ローランツ Yamaha 220
20 S・フロサード Yamaha 60
21 M・ポティゼク Yamaha 51
22 H・ブラッケ Yamaha 49
30 B・マッケンジー Yamaha 12
41 S・ダミ Yamaha 7
48 L・レオンス Yamaha 4
55 伊藤正憲 Yamaha 2

MXGP CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 KTM 658
2 Suzuki 581
3 Kawasaki 547
4 Honda 428
5 Yamaha 271
6 TM 198
7 Aprilia 3

COMMENT

J・ローランツ選手談(7位/11位:総合11位)

「今日はハードだった。第1ヒートは7位に入り、そう悪くはなかったけど、もっと上に行けたはずだ。第2ヒートではスタートはまあまあだったけど、2周目にフィリッパーツがかなり激しく抜いて行ったため、いくつか順位を落としてしまった。ペースを掴むのに手こずったよ。クラッチを使い過ぎたし、ライディングもよくなかった。スムーズにライディングすることに集中してスピードも良くなったけど、もう終盤で手遅れだった。すごく難しいコースで、ここ何年か走った中でも一番ラフなコースだったと思う」

M・ポティゼク選手談(11位/20位:総合16位)

「第1ヒートではコースのフィーリングがあまり良くなくて11位でフィニッシュした。最終コーナーでレオクをパスしようとしていたところにシンプソンが来た。これはあまりありがたくなかったし、第2ヒートのスタートが決まってしまった。ここでは良い走りができて8番手に就けていたけど、その後シンプソンを抜こうとした時に転倒してしまった。レースをフィニッシュできなくて残念だったけど、次は大好きなコース、バストーニュだ。だからトップ8か9に入ることを期待している」

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