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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月1日 オランダ

RACE DATA

■大会名称:2013モトクロス世界選手権第3戦オランダGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2013年4月1日(月)
■開催地:ファルケンスワルト(コース長1,750m)
■周回数:18周
■観客数:27,000人

REPORT

ローランツ、オランダGPで速さを増す

モンスターエナジー・ヤマハのJ・ローランツが、MX1クラス初シーズンながらファルケンスワルトで開催されたFIMモトクロス世界選手権第3戦オランダGPで速度感のある走りを見せた。

オランダのサンドコースはいつものように無数のバンプと穴ができることはなく、技術的なレベルは例年ほどの高さではなかった。今大会ではMX3とウイメンズ・ワールドチャンピオンシップのイベントも同日開催された。イースター・ウイークエンドを通して青空には恵まれたものの、寒風が吹く中、27,000人のファンが詰めかけた。

ローランツは両レースで順位を上げるのに苦しんだ。第1ヒートではひやりとするシーンを何度も見せ、小さなミスも繰り返してしまい14位でフィニッシュするにとどまった。第2ヒートでは抑えた走りで10位に入ったものの、ローランツにとってチームもYZ450FMもわずか3戦目。「結果が潜在能力を示していない」典型的な例である。

S・フロサードは火曜日の練習走行中に他のライダーが方向を変えてフロサードと接触。フロサードの左足掌骨を痛め、競技を行うことができなかった。フロサードは日曜日に走行したものの、悪化させてしまい、手術を受けることを決めた。骨折した部分をピンで固定し、2週間後のイタリアGP参戦を目指す。

ファルケンスワルトでヤマハにとって明るいニュースとなったのは、FIMウイメンズ・モトクロス世界選手権開幕戦でK・フォンタネジーが両ヒートを制して優勝し、タイトル防衛に向けて踏みだしたことだ。イタリア人ライダーのフォンタネジーはモンスターエナジーYZ250Fを駆って1-1でレースを制した。

次戦の第4戦は2週間後にレイクガルダ北部のアルコ・ディ・トレントで開催される。

MXGP RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 A・カイローリ ITA KTM 39'45.837
2 E・ボブリシェブ RUS Honda 0'02.473
3 K・デ・ディッカー BEL KTM 0'09.193
4 T・レオク EST Honda 0'26.611
5 G・ポラン FRA Kawasaki 0'30.675
6 M・ナグル GER Honda 0'35.943
7 K・ストライボス BEL Suzuki 0'49.340
8 C・ドゥサル BEL Suzuki 1'13.591
9 D・フィリッパーツ ITA Honda 1'16.523
10 T・サール GBR Kawasaki 1'16.668
11 J・v・ホービーク BEL Kawasaki 1'38.406
12 S・シンプソン GBR TM 1'51.132
13 R・ゴンカルブス POR KTM 1'51.579
14 J・ローランツ BEL Yamaha 1'52.042
15 X・ブー FRA KTM 2'07.283
16 J・バラガン ESP KTM 2'42.579
17 A・ジャスツ LVA Honda -1 Lap
18 M・カロ LVA KTM -1 Lap
19 M・ド・ルーバー NED KTM -1 Lap
20 N・ワトソン GBR KTM -1 Lap

MXGP RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 K・デ・ディッカー BEL KTM 39'22.098
2 A・カイローリ ITA KTM 0'01.521
3 K・ストライボス BEL Suzuki 0'13.279
4 E・ボブリシェブ RUS Honda 0'37.145
5 C・ドゥサル BEL Suzuki 0'44.981
6 M・ナグル GER Honda 0'52.555
7 G・ポラン FRA Kawasaki 1'00.383
8 R・ゴンカルブス POR KTM 1'02.518
9 T・サール GBR Kawasaki 1'02.629
10 J・ローランツ BEL Yamaha 1'06.622
11 T・レオク EST Honda 1'36.525
12 X・ブー FRA KTM 1'53.469
13 D・グァルネリ ITA KTM 2'25.122
14 M・カロ LVA KTM -1 Lap
15 A・ジャスツ LVA Honda -1 Lap
16 N・ワトソン GBR KTM -1 Lap
17 L・レトラ EST KTM -1 Lap
18 M・パシンスキー UKR KTM -1 Lap
19 N・ラーセン DNK Honda -1 Lap
20 I・スタインベルグス LVA Kawasaki -1 Lap

MXGP RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 A・カイローリ KTM 142
2 C・ドゥサル Suzuki 116
3 K・デ・ディッカー KTM 115
4 G・ポラン Kawasaki 108
5 K・ストライボス Suzuki 89
6 E・ボブリシェブ Honda 87
10 J・ローランツ Yamaha 58
13 S・フロサード Yamaha 47
30 伊藤正憲 Yamaha 2

MXGP CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 KTM 147
2 Suzuki 121
3 Kawasaki 108
4 Honda 99
5 Yamaha 66
6 TM 35

COMMENT

J・ローランツ選手談(14位/10位:総合11位):

「第1ヒートはすごくいい感じでスピードも良かった。たくさんのライダーを抜いたけど、4回も転倒してしまったし、途方もない程たくさんミスをした。転倒がなければトップ5に入れたと思う。第2ヒートは ”少なくとも15位までに入れるよう確実に” と自分に言い聞かせていた。着実なペースで走っていたけど、攻めようとしてもどうにもならなかった。第1ヒートの影響だと思う。トレーニングの時のように走れていれば、両ヒートとも間違いなくトップ5に入れたことはわかっている。結果はかなりフラストレーションがたまるものだけど、第1ヒートではいくつか明るいポイントもあった。どのポイントでもがんばったよ」

S・フロサード選手談:

「自分の運が信じられないよ。直線路を走っている時にどういうわけか僕の方に向かって来たライダーがいてぶつけられてしまった。彼のステップが僕の足を強打した。小さなヒビが入ったけど、日曜日に走った後に悪化して、今朝は靴を履くのに5分かかった。最良の選択はすぐに固定、ピンを挿入することだ。できれば2週間後のイタリアで復帰したい」

K・フォンタネジー選手談(ウイメンズ・モトクロス世界選手権1位/1位):

「この場に戻って来て、最初のレースで1-1を獲るのは楽ではなかったので、すごくうれしい。昨年世界選手権を制した後、ここにもどって来たかったし、いい走りをしたかったのでプレッシャーはあったけど、いいスタートが切れた。コースは昨年と比べてすごく厳しく難しかった。予想していたものと違っていて、フラットで追い抜きが難しくあまり好きなコースではなかった。ハードな一日だったけど、結果はパーフェクトよ」

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