モトクロス世界選手権 MXGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.12 8月5日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:2012モトクロス世界選手権第12戦チエコGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2012年8月5日(日)
■会場:ロケット(1,630m)
■周回数:(35分+2周)×2ヒート
■観客数:23,000人
■天候:曇り
REPORT
シンプソン、チェコGPで総合10位
モンスターエナジー・ヤマハのS・シンプソンは総合12位となった。YZ450FMを駆るシンプソンは、土曜の予選で6位をゲット。決勝の日曜日は、涼しくなったものの依然、日差しが強い中で行われた。スタート直後のストレートは、GP開催コースの中で最長のストレートのひとつと数えられるところ。ここでシンプソンは素晴らしいスタートを決めた。滑りやすく難しいコースの中、トップ5以内につける。その後やや後退するが、トップ10の中の中央集団で争うシンプソンは、レース終盤、E・ボブリシェブ(ホンダ)に迫ると、これをパスして8位でゴールした。
第2ヒートのシンプソンは、スターティングゲートが落ちるタイミングを誤り、第1コーナーで集団に飲み込まれてしまう。さらに1周目に転倒、しかしその後はバンピーな路面をうまくこなし14位まで追い上げてゴールした。
残り4戦となったMX1 GPで、シンプソンは現在ランキング10位。次戦はシンプソンにとって地元開催となるイギリス・グランプリ。昨年シンプソンは、このイングランド南部のマッテレイ・バジンのコースで一時トップを快走しており、今季も期待が集まる。
MXGP RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | KTM | 39'21.567 |
2 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 0'08.471 |
3 | M・ナグル | GER | KTM | 0'10.299 |
4 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'18.171 |
5 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 0'25.624 |
6 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'34.700 |
7 | K・デ・ディッカー | BEL | KTM | 0'40.059 |
8 | S・シンプソン | GBR | Yamaha | 0'41.563 |
9 | E・ボブリシェブ | RUS | Honda | 0'43.659 |
10 | G・アランダ | FRA | Yamaha | 0'45.759 |
11 | R・ゴンカルブス | POR | Honda | 0'50.195 |
12 | T・レオク | EST | Suzuki | 0'50.872 |
13 | D・グァルネリ | ITA | KTM | 0'54.728 |
14 | C・スーベイラ | FRA | Honda | 1'00.187 |
15 | K・ストライボス | BEL | KTM | 1'10.231 |
MXGP RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | KTM | 39'46.055 |
2 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'04.170 |
3 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | i0'05.967 |
4 | M・ナグル | GER | KTM | 0'07.078 |
5 | R・ゴンカルブス | POR | Honda | 0'10.275 |
6 | T・レオク | EST | Suzuki | 0'11.501 |
7 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'22.578 |
8 | K・デ・ディッカー | BEL | KTM | 0'27.650 |
9 | G・アランダ | FRA | Yamaha | 0'29.445 |
10 | E・ボブリシェブ | RUS | Honda | 0'38.935 |
11 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 0'47.965 |
12 | K・ストライボス | BEL | KTM | 0'51.755 |
13 | D・グァルネリ | ITA | KTM | 0'56.766 |
14 | S・シンプソン | GBR | Yamaha | 1'00.388 |
15 | C・スーベイラ | FRA | Honda | 1'16.784 |
MXGP RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | KTM | 492 |
2 | C・ドゥサル | Suzuki | 462 |
3 | C・プーセル | Kawasaki | 435 |
4 | G・ポラン | Kawasaki | 402 |
5 | K・デ・ディッカー | KTM | 368 |
6 | K・ストライボス | KTM | 319 |
10 | S・シンプソン | Yamaha | 223 |
12 | D・フィリッパーツ | Yamaha | 212 |
18 | S・フロサード | Yamaha | 66 |
24 | G・アランダ | Yamaha | 34 |
28 | H・ブラッケ | Yamaha | 24 |
30 | A・スミス | Yamaha | 14 |
34 | A・イヴァンウティン | Yamaha | 8 |
36 | L・レオンス | Yamaha | 8 |
37 | R・フェルナンデス | Yamaha | 7 |
47 | S・ロドリゲス | Yamaha | 4 |
52 | R・モロゾフ | Yamaha | 2 |
53 | G・バスケス | Yamaha | 2 |
MXGP CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 542 |
2 | Kawasaki | 505 |
3 | Suzuki | 473 |
4 | Honda | 350 |
5 | Yamaha | 345 |
6 | TM | 58 |
COMMENT
S・シンプソン選手談(8位/14位:総合10位)
「ここはタフなコースだ。追い抜きが難しくタイムを出すのが難しいし、逆に簡単にタイムロスしてしまう。週末を通して乗れていたし、決勝ではさらにペースを上げていけると感じていた。しかし、実はあまり得意ではないところが数ヵ所あり、特に第2セクターがそうだった。今日は好スタートを切ることと、うまくジャンプすることがポイントだと考えていた。第1ヒートのスタートはとても良く、レース全体でうまくバトルが出来て、ゴール数周前にボブリシェブを抜いて8位でフィニッシュした。これにはかなり満足。
第2ヒートのスタートは完全に判断を誤った。僕はゲートに捕まった感じになり、前のめりにつまずき、スタートダッシュまで待たなければならなかったんだ。僕は皆の最後になってしまい、またスリップしてしまった。それから追い上げていったけれど、スーベイラ(ホンダ)とグァルネリ(KTM)をパスするのに凄くエネルギーを使ってしまい、終盤にエネルギーが回復した頃には、もう遅かったというわけだ。全体にタフなレースだったし、結果は自分が求めたものではないが、いくつか評価できることもあった。来週の母国GPで大いに暴れたいよ」