モトクロス世界選手権 MXGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.10 7月15日 ラトビア
RACE DATA
■大会名称:2012モトクロス世界選手権第10戦ラトビアGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2012年7月15日(日)
■周回数:(35分+2周)×2ヒート
■観客数:22,000人
REPORT
シンプソンがラトビア・グランプリで8位
モンスターエナジー・ヤマハのS・シンプソンが、第10戦ラトビアGPで8位に入った。砂が多い高速コースで行われた予選、ファクトリーYZ450FMを駆ったシンプソンは、一時4番手まで上がるが、最終ラップのミスで6番手となった。日曜の決勝は、低温、強風、そして雨の中、6番グリッドからスタートした。日差しと激しい雨が交互にやって来る変わりやすい天候の中、21,000人の観客を前にシンプソンは両ヒートを8位でゴールした。
シンプソンは第1ヒート終盤まで、7位をほぼ手中にしていたが、残り2周のところで周回遅れのライダーが絡み、C・ドゥサル(スズキ)の先行を許しての8位。シンプソンは、第2ヒートで見事なスタートを見せ、G・ポラン(カワサキ)と2位を争うが展開。しかし、土曜からの体調不良により、残り3分の1となったところでペースダウン、結局このヒートも8位でゴールとなった。
S・フロサードは膝、D・フィリッパーツは手首と、それぞれ手術を受け欠場している現在、シンプソンはファクトリーチーム唯ひとりのライダーで、現在ランキング11位。モンスターエナジー・ヤマハは来週開かれるロシアGP(同国でのFIM大会開催は今世紀2度目)に向けて、東へと移動している。
MXGP RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | ITA | KTM | 40'10.291 |
2 | K・デ・ディッカー | BEL | KTM | 0'14.660 |
3 | R・ゴンカルブス | POR | Honda | 0'19.982 |
4 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 0'25.045 |
5 | E・ボブリシェブ | RUS | Honda | 0'29.425 |
6 | T・レオク | EST | Suzuki | 0'30.185 |
7 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'48.051 |
8 | S・シンプソン | GBR | Yamaha | 0'49.206 |
9 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 0'50.222 |
10 | K・ストライボス | BEL | KTM | 0'50.592 |
11 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'55.266 |
12 | D・グァルネリ | ITA | KTM | 1'13.685 |
13 | J・バラガン | ESP | Honda | 1'19.877 |
14 | S・プーセル | FRA | Kawasaki | 1'53.770 |
15 | G・クレスティノブ | EST | Honda | -1 Laps |
MXGP RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | K・ストライボス | BEL | KTM | 40'41.137 |
2 | A・カイローリ | ITA | KTM | 0'09.646 |
3 | K・デ・ディッカー | BEL | KTM | 0'14.187 |
4 | C・ドゥサル | BEL | Suzuki | 0'21.801 |
5 | R・ゴンカルブス | POR | Honda | 0'23.040 |
6 | G・ポラン | FRA | Kawasaki | 0'34.385 |
7 | T・レオク | EST | Suzuki | 0'40.746 |
8 | S・シンプソン | GBR | Yamaha | 0'51.920 |
9 | X・ブー | FRA | Kawasaki | 0'54.297 |
10 | M・ド・ルーバー | NED | Kawasaki | 1'20.375 |
11 | E・ボブリシェブ | RUS | Honda | 1'30.226 |
12 | C・プーセル | FRA | Kawasaki | 1'46.969 |
13 | J・バラガン | ESP | Honda | 1'52.515 |
14 | G・クレスティノブ | EST | Honda | 1'56.410 |
15 | M・ポティセク | FRA | Honda | 2'15.270 |
MXGP RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | A・カイローリ | KTM | 392 |
2 | C・ドゥサル | Suzuki | 380 |
3 | C・プーセル | Kawasaki | 357 |
4 | G・ポラン | Kawasaki | 348 |
5 | K・デ・ディッカー | KTM | 299 |
6 | K・ストライボス | KTM | 279 |
10 | D・フィリッパーツ | Yamaha | 212 |
11 | S・シンプソン | Yamaha | 185 |
17 | S・フロサード | Yamaha | 66 |
25 | H・ブラッケ | Yamaha | 24 |
29 | A・スミス | Yamaha | 14 |
31 | G・アランダ | Yamaha | 11 |
32 | L・レオンス | Yamaha | 8 |
35 | R・フェルナンデス | Yamaha | 7 |
40 | S・ロドリゲス | Yamaha | 4 |
46 | G・バスケス | Yamaha | 2 |
MXGP CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | KTM | 442 |
2 | Kawasaki | 427 |
3 | Suzuki | 391 |
4 | Yamaha | 302 |
5 | Honda | 291 |
6 | TM | 58 |
COMMENT
S・シンプソン選手談(8位/8位:総合8位)
「この週末のフィーリングはそれほど良くはなかったし、土曜日に速いペースで走ってから、"これはハードワークになる"と思っていた。僕のスピードは良くて予選は問題なかった。グリッド位置6番手にも満足していた。第1ヒートでは好スタートが切れなかったけど、最終ラップでドゥサルに抜かれるまでは7位を維持していた。周回遅れのライダーにラインをふさがれ後退してしまった。
第2ヒートはうまくスタートし、カイローリ(KTM)がミスするなか、ポランがトップに浮上し、僕はその後ろをにつけた。その後はうまくラインをとって2番手からポランを追い上げていた。いいフィーリングだったけれど、最後の15分になって疲れが出てきて、プッシュできなくなった。レオク(スズキ)を抑えきれずに8位となった。頑張った一日だったと思う。少し休んだ後、ロシアGPのことを考えたい」