モトクロス世界選手権 MXGP

RACE DATA

■大会名称：2012モトクロス世界選手権第8戦ベルギーGP
■カテゴリ：MX1
■開催日：2012年6月17日（日）
■開催地：バストーニュ（全長：1650ｍ）
■周回数：（35分＋2周）×２ヒート
■天候：晴れ
■観客数：18,000人

REPORT

フィリッパーツが総合10位

バストーニュで開催された第8戦、モンスターエナジー・ヤマハのD・フィリッパーツとS・シンプソンはそれぞれ総合10位と11位に入った。新しいこのサーキットには18,000人の観客がつめかけた。路面の黒土は土曜日の雨（大雨で予選は途中で中止）により、非常にソフトになったが、天候と土壌が改善され、バンピーでラインの選択に自由度があるコースが作られた。

第1ヒート、フィリッパーツはC・プーセルとの激しい5位争いを展開。終盤に疲労を覚えたフィリッパーツは6位でチェッカーとなった。第2ヒート、フィリッパーツはスタートで出遅れたことに加え、序盤に転倒し後方からの追い上げを強いられ、13位まで挽回したところでチェッカーとなった。

シンプソンは自身のベストタイとなる予選4位から発進。しかし、その好ポジションを生かせず、第1コーナーの混乱に巻き込まれ、他の3選手と絡んで転倒。そのすぐ後、飛び石によりシンプソンのゴーグルが破損。シンプソンはその交換のためにピットイン。すぐに戦線復帰するも16位となった。第2ヒートは好調にスタート、パフォーマンスを発揮し、チームメイトより2秒速く12位でゴールした。

MXGP CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

D・フィリッパーツ選手談（7位/13位：総合10位）

「今日何が起こったのか良くわからない。第1ヒートのスタートはまたしても良くなくて、レース中盤の感じも良くなかった。少し疲れた感じで6位となった。プーセルとのバトルは楽しかったし、全体的にもそれほど悪くなかった。第2ヒートでは再び後方に沈み、転倒してしまった。トップ10に入れるようにプッシュしたが、遅かった。コースは難しくて、今日はうまく乗れなかった」

S・シンプソン選手談（16位/12位：総合11位）

「この週末はすごく対照的なことが起こったけど、それは天候だけのことではない。土曜日の難しいコンディションの中でスピードは良かったし、予選4位も満足。決勝ではスタートで第1コーナーのイン側を突くことが大事だと考えていた。第1ヒートでそれにトライしたが、デ・ディッカーと接触して転倒。これはかなりひどかった。僕は起き上がって、追い上げを始めた。問題はなかったが、石が当たってゴーグルのレンズが割れてしまった。ピットインしてゴーグルを交換したことでタイムを無駄になった。16位というのは希望した順位ではないからね。

第2ヒートのスタートでは、ゲートからウイリーしトラクションがかからなかった。1周目を18位くらいで終えた。タイム的には良く、ブー、ポランらを捉えた。いくつも違うラインがあったけれど、パスするのは難しかった。この週末から得たことは貴重。速く走れたし、フィーリングが良かった。でもスタートに問題があるので、今後これを何とかしかしなければ･･･」