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レース情報

モトクロス世界選手権 MXGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 8月22日 ブラジル

RACE DATA

■大会名称:2010モトクロス世界選手権第13戦ブラジルGP
■カテゴリ:MX1
■開催日:2010年8月22日(日)
■開催地:カネリナ
■周回数:第1ヒート=18周、第2ヒート=18周
■天候:晴れ
■観客数:21,500人

REPORT

フィリッパーツが1位/2位で総合2位

2010年FIM MX1 世界選手権第13戦ブラジルGPで、ヤマハ・モンスターエナジー・モトクロス・チームのD・フィリッパーツが2位に入り、今季5度目となるポディウムフィニッシュを決めた。フィリッパーツは新サーキットで展開されたレースウイークエンドを通して卓越した強さを発揮。2010年仕様のYZ450Fを駆ってポールポジションを獲得し、第1ヒートを制した。第2ヒートでは2位に入り、世界チャンピオンのT・カイローリ(KTM)と同ポイントとなったが、第2ヒートの成績により総合2位となった。

フィリッパーツは土曜日の予選でカイローリとバトルを展開。見事なライディングを披露して今季3度目となるポールポジションを獲得した。ジャンプが多く、路面がハードでわだちも多いサーキットは、土曜日はダスティで危険が多い状況となったため、夜の間に散水が行われた。このため21,500人のファンが詰め掛けた日曜日には路面はソフトでラフとなった。

第1ヒートでホールショットを奪ったフィリッパーツは、追いすがるM・ナグル(KTM)らを寄せ付けず、今季2度目となるヒート優勝を果たした。
第2ヒートではフィリッパーツにとっては、よりタフな展開となったが、トップを走行していたC・ドゥサル(スズキ)が終盤、マシントラブルに見舞われたためフィリッパーツは2位でフィニッシュした。
このレースの結果、選手権ポイントランキングで3位に就けるフィリッパーツは、2位ドゥサルとの差を30ポイント差に迫った。

ヤマハ・モンスターエナジー・リッチ・モトクロス・チームのK・デディッカーは負傷した肩の治療とリハビリに専念するためブラジルGPを欠場した。デディッカーは次戦オランダ・GPへの出場を希望している。

全15戦で争われるFIM世界選手権の第14戦は2週間後に開催される。このレースに、D・フィリッパーツはDP19デザイン・コンペティションによる新しいデザインのヘルメットとシャツで臨む。シーズンはその1週間後にイタリアGPで閉幕する。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 D・フィリッパーツ ITA Yamaha 41'20.839
2 A・カイローリ ITA KTM 0'09.791
3 C・ドゥサル BEL Suzuki 0'13.112
4 M・ナグル GER KTM 0'20.864
5 D・グァルネリ ITA Honda 0'46.909
6 R・ゴンカルブス POR KTM 0'54.816
7 S・ラモン BEL Suzuki 1'13.946
8 T・レオク EST Honda 1'21.489
9 J・コピンズ NZL Aprilia 1'23.814
10 J・アルバートソン USA Honda 1'25.132
11 A・バルビ BRA Kawasaki -1 Laps
12 R・カストロ CRC Kawasaki -1 Laps
13 J・P・シルバ BRA Honda -1 Laps
14 R・ゼンニ BRA Honda -1 Laps
15 M・リマ BRA Kawasaki -1 Laps
16 J・G・フェリーペ ARG Kawasaki -2 Laps
17 D・パリセ BRA Kawasaki -2 Laps
18 A・ムラー BRA Kawasaki -3 Laps
19 A・C・フェアーネ URU Kawasaki -3 Laps
20 M・バルビ BRA Yamaha -3 Laps

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 A・カイローリ ITA KTM 41'15.746
2 D・フィリッパーツ ITA Yamaha 0'08.278
3 M・ナグル GER KTM 0'16.775
4 S・ラモン BEL Suzuki 0'29.866
5 R・ゴンカルブス POR KTM 0'43.882
6 X・ブー FRA Kawasaki 0'58.480
7 J・コピンズ NZL Aprilia 1'03.281
8 D・グァルネリ ITA Honda 1'08.317
9 J・アルバートソン USA Honda 1'09.895
10 T・レオク EST Honda 2'03.205
11 A・バルビ BRA Kawasaki -1 Laps
12 J・P・シルバ BRA Honda -1 Laps
13 J・G・フェリーペ ARG Kawasaki -1 Laps
14 W・ガルチア BRA Honda -1 Laps
15 R・ゼンニ BRA Honda -1 Laps
16 R・カストロ CRC Kawasaki -1 Laps
17 C・ドゥサル BEL Suzuki -3 Laps
18 A・ムラー BRA Kawasaki -3 Laps
19 A・C・フェアーネ URU Kawasaki -3 Laps
20 M・バルビ BRA Yamaha -3 Laps

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 A・カイローリ KTM 578
2 C・ドゥサル Suzuki 471
3 D・フィリッパーツ Yamaha 441
4 M・ナグル KTM 420
5 S・ラモン Suzuki 408
6 T・レオク Honda 314
7 K・デディッカー Yamaha 309
23 T・ソデルストーム Yamaha 47
24 M・モンニ Yamaha 46
28 M・ボニーニ Yamaha 22
31 K・チゾム Yamaha 20
38 A・ロザノ Yamaha 14
42 G・ラングストン Yamaha 12
63 M・バルビ Yamaha 2
64 R・v・ヴィフェイケン Yamaha 1

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 KTM 607
2 Suzuki 535
3 Yamaha 495
4 Honda 428
5 Kawasaki 357
6 Aprilia 218
7 TM 145
8 CCM 25
9 Husqvarna 4

COMMENT

D・フィリッパーツ選手談(1位/2位:総合2位)

「ハードワークをこなしてくれたチームをうれしく思っている。僕らの努力はほぼ完璧なレースができた第1ヒートで示された。僕らは常に前進していると思う。チェコGPの後、フロントエンドがソフト目のサスペンションの新しいセットアップを試したが、これはうまく行った。ここブラジルでは土・日曜日とも速く走れた。第2ヒートはもっとやれると思っていたけど、今日はすごく暑くてコースは難しかった。勝ちたかったけど、2位でも満足しているよ。今年のブラジルのコンディションは僕には良かった。良く眠れたし、コース全体も僕の好みに合っていた。これから僕らはリーロップに向かうが、リーロップは大好きなサーキットなんだ。そのあとホームグランプリだ。選手権をできるだけ上位で終えられるようにプッシュして行くよ」

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