モトクロス世界選手権 MXGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.04 5月8日 ベルギー
RACE DATA
■大会名称:モトクロス世界選手権第4戦ベルギーGP
■カテゴリ:MX1クラス
■開催日:2005年5月8日(日)
■会場:ベルギー/ナムール
■周回数:第1ヒート=14周、第2ヒート=14周
■気温:11度
■観客数:26,000人
REPORT
エバーツが総合優勝
ヨルゲンセンは今季初優勝!
今季からヤマハに加入のB・ヨルゲンセンが第1ヒートで今季初優勝。第2ヒートは5位で総合2位となった。S・エバーツは第1ヒートで2位、続く第2ヒートに優勝して総合優勝を飾った。これでエバーツは172ポイントを挙げてランキング首位をリード。
土曜日に降った雨でコースは不安定なマディとなった。迎えた決勝で、ホールショットを奪ったのはヨルゲンセン。これにJ・ノーブル(ホンダ)とM・バン・ダエル(ホンダ)が僅差で続き、緊迫したレース展開となる。母国レースとなるエバーツは8番手からの追い上げ。YZ450Mを駆るヨルゲンセンは、ぬかるんでテクニカルとなったコースで圧倒的な強さを見せ、トップの座を一度も譲ることなくフィニッシュ、今季初優勝を飾った。エバーツはヨルゲンセンに続く2位でゴールとなった。
第2ヒートではエバーツがチームメイトに代わって強さを示した。ヨルゲンセンはここでもホールショットを奪うが、エバーツが1周目にこれをかわしてトップに立つ。その後も力走を続けるエバーツはポジションを守り続け、そのまま逃げ切って今季3勝目、通算82勝目のGP優勝となった。
RESULT Race.1
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | B・ヨルゲンセン | DNK | Yamaha | 43' 24.899 |
2 | S・エバーツ | BEL | Yamaha | 12.909 |
3 | M・バン・ダエル | BEL | Honda | 14.978 |
4 | M・ピション | FRA | Honda | 16.556 |
5 | J・スメッツ | BEL | Suzuki | 19.317 |
6 | J・ コピンズ | NZL | Honda | 21.989 |
7 | B・タウンリー | NZL | KTM | 22.515 |
8 | J・ノーブル | GBR | Honda | 39.181 |
9 | S・ラモン | BEL | KTM | 40.848 |
10 | T・レオク | EST | Kawasaki | 1'19.239 |
11 | J・フェビライネン | FIN | Honda | 1'23.554 |
12 | P・クーパー | GBR | Honda | 1'25.445 |
13 | A・ピローネン | FIN | TM | 1'25.990 |
14 | N・コーネル | HUN | Suzuki | 1'26.751 |
15 | K・デディッカー | BEL | Honda | 1'27.703 |
16 | P・ルレ | FRA | Honda | 2'10.193 |
17 | M・ハックルブリッジ | GBR | Honda | 2'14.290 |
18 | A・メオ | FRA | Husqvarna | 2'38.047 |
19 | D・セイバース | BEL | Suzuki | 2'49.812 |
20 | 熱田 孝高 | JPN | Suzuki | -1 Laps |
RESULT Race.2
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・エバーツ | BEL | Yamaha | 43'4.440 |
2 | B・タウンリー | NZL | KTM | 2.010 |
3 | J・ スメッツ | BEL | Suzuki | 44.377 |
4 | M・ピション | FRA | Honda | 49.486 |
5 | B・ヨルゲンセン | DNK | Yamaha | 1'11.350 |
6 | J・コピンズ | NZL | Honda | 1'20.392 |
7 | A・メオ | FRA | Husqvarna | 1'27.371 |
8 | S・ラモン | BEL | KTM | 1'36.787 |
9 | T・レオク | EST | Kawasaki | 1'41.267 |
10 | M・バン・ダエル | BEL | Honda | 1'47.085 |
11 | K・デディッカー | BEL | Honda | 2'5.914 |
12 | D・セイバース | BEL | Suzuki | 2'7.538 |
13 | J・ノーブル | GBR | Honda | 2'19.447 |
14 | P・ルレ | FRA | Honda | 2'21.721 |
15 | 熱田 孝高 | JPN | Suzuki | 2'26.085 |
16 | C・サラエト | BEL | Honda | 2'54.596 |
17 | P・クーパー | GBR | Honda | 3'4.952 |
18 | M・ハックルブリッジ | GBR | Honda | 3'8.050 |
19 | A・ピローネン | FIN | TM | -1 Laps |
20 | C・フェデリーチ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | S・エバーツ | Yamaha | 172 |
2 | M・ピション | Honda | 145 |
3 | J・スメッツ | Suzuki | 132 |
4 | J・コピンズ | Honda | 131 |
5 | B・タウンリー | KTM | 121 |
6 | S・ラモン | KTM | 100 |
9 | B・ヨルゲンセン | Yamaha | 75 |
27 | M・プリエム | Yamaha | 18 |
29 | C・フェデリーチ | Yamaha | 15 |
31 | G・クロカード | Yamaha | 10 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 91 |
2 | Honda | 82 |
3 | KTM | 81 |
4 | Suzuki | 71 |
5 | TM | 27 |
6 | Kawasaki | 22 |
7 | Husqvarna | 10 |
COMMENT
S・エバーツ選手談(2位/優勝:総合優勝)
「第1ヒートはあまり良いスタートができず、登りでスタックした時に2つポジションを下げてしまった。8番手で戦列に復帰したときには、トップ集団ははるか彼方にいってしまっていた。その後、リラックスするように務め、レース後半に向けて組み立てなおした。チャレットコーナーに続く急勾配の下り手前の左コーナーがパッシングポイントだと判断し、ここで一人ずつ抜いていった。第2ヒートでは、終盤タウンリーが追い上げてきついレースだったが、常にレースをコントロールできた。ここナムールで勝つことができてとてもうれしい」
B・ヨルゲンセン選手談(優勝/5位:総合2位)
「今日はレースの組み立てが良かった。きのうの予選はあまり良くなかったが、今朝サスペンションのセッティングを変更して、それがうまくいった。ウォームアップ走行とMX2のレースを見ながらコース状況をしっかり確認したこともいい結果に繋がったのだと思う。第1ヒートではホールショットを奪ったときに優勝の手応えを掴んだ。第2ヒートではラインをうまく取れなかったこともあり順位を落とした。中盤、他の選手のラインを見ていると、またタイムがまた落ちてしまった。全体としてはとてもハッピー。今日から今季の自分が始まるという気持ちになった」