全日本ロードレース選手権 ST600
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどST600に関する情報をお届けします。
Rd.02 5月11日 筑波
RACE DATA
■大会名称:2008全日本ロードレース選手権第2戦
■カテゴリ:ST600クラス
■開催日:2008年5月11日(日)
■会場:筑波サーキット(2.070km) ■観客: 15,800人
■天候:曇り ■温度:13度 ■コース:セミウエット
■周回数:25周 ■出走台数:30台 ■完走台数:22台
■PP:高橋英倫(カワサキ/1分03秒717)
■FL:小西(ホンダ/1分00秒781)
REPORT
波乱のST600、YZF-R6の武田雄一が優勝
レース中に起きたルール違反のためST600では、レース後に2人のライダーにそれぞれ失格と順位降格のペナルティーが適応され、レースで3位に入ったYZF-R6を駆る武田雄一の順位が繰り上がり優勝となった。路面が乾き始めたタイミングで各車ドライタイヤを履いてのスタートで、ポールポジションの高橋英倫(カワサキ)がホールショットを奪う。オープニングラップに4台が第2コーナーで多重クラッシュ、白旗が振られ救急車が出動した。3番手グリッドスタートの武田雄一はオープニングラップを4番手で終える。
6周目にトップから2番手に後退した高橋がヘアピンで転倒リタイヤ。
これで3番手につけていた武田は2番手に浮上、同じく順位を上げてトップに立った野田弘樹(ホンダ)に食らい付く。 8周目から雨が降り始め各車2、3秒スローダウンする。11周目に武田は後続にかわされて3番手になるが、4番手との差は約7秒を保ち力走を続ける。トップ2ライダーとはタイムで劣り差がつまらなかったがそのまま3位でフィニッシュした。
しかし、トップでフィニッシュした小西良輝(ホンダ)は白旗を無視したと判断され、2位でフィニッシュした寺本幸司(スズキ)はマーキングされていないタイヤを使用したとみなされて小西は2順位降格、寺本は失格となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 小西 良輝 | 急募.com HARC-PRO. | Honda | 26'23.790 |
2 | 武田 雄一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 26'32.492 |
3 | 小林 龍太 | 急募.com HARC-PRO. | Honda | 26'36.706 |
4 | 稲垣 誠 | バーニングブラッドRT | Honda | 26'37.074 |
5 | 野田 弘樹 | テルル・ハニービーレーシング | Honda | 26'43.041 |
6 | 國川 浩道 | DyDo MiU Racing | Honda | 26'44.990 |
7 | 川原 英実 | G-TRIBE☆獣Kemono | Honda | 26'47.267 |
8 | 佐竹 隆幸 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 26'48.585 |
9 | 生形 秀之 | エスパルスドリームレーシング | Suzuki | 26'49.120 |
10 | 宮崎 敦 | TEAM DAYTONA GIVI | Yamaha | 26'49.566 |
11 | 新垣 敏之 | Team ARA 虎の穴 | Triumph | 26'50.400 |
12 | 泉本 真宏 | RT森のくまさん佐藤塾 | Yamaha | 26'50.690 |
13 | 東浦 正周 | DAIICHI&プラスミュー | Yamaha | 26'52.626 |
14 | 津田 拓也 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 26'52.875 |
15 | 古畑 博志 | レーシングチームハニービー | Honda | 26'53.168 |
16 | 井上 哲悟 | GRACERACINGTEAM | Kawasaki | 26'56.672 |
17 | 須貝 義行 | チームドゥカティレーシングジャパン | Ducati | 26'56.847 |
18 | 中山 真太郎 | Kohara RC | Honda | 26'57.326 |
19 | 高橋 江紀 | KEIHINKoharaR.T. | Honda | 26'58.749 |
20 | 横山 耕二 | CLUB HARC-PRO. | Honda | 27'04.566 |
21 | 苅田 庄平 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 27'17.282 |
22 | 中村 勇志 | ピレリ・丸富オート | Suzuki | 27'18.267 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 小西 良輝 | Honda | 40 |
2 | 野田 弘樹 | Honda | 28 |
3 | 小林 龍太 | Honda | 28 |
4 | 稲垣 誠 | Honda | 21 |
5 | 武田 雄一 | Yamaha | 20 |
6 | 高橋 英倫 | Kawasaki | 15 |
13 | 泉本 真宏 | Yamaha | 9 |
15 | 東浦 正周 | Yamaha | 7 |
16 | 宮崎 敦 | Yamaha | 6 |
17 | 大石 正彦 | Yamaha | 6 |
COMMENT
武田雄一選手談(優勝)
「新しいチームで2戦目だが、マシンに慣れているいないに関係なく常に勝利を狙っています。でももてぎ大会ではトップライダーとの差を感じることになったのは確かです。まだまだ上手く乗りこなさないといけません。今は2割くらいしか乗りこなせていないと思います。後半戦はもっといい勝負ができるように調整していきたいし、次のレースでは自分の力で優勝したいと思っています」
※5月20日のMFJからの発表により、小西良輝選手が一度受けた順位降格のペナルティーが取り消されました。下の順位表は改定後のものです。