全日本ロードレース選手権 ST600
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどST600に関する情報をお届けします。
Rd.07 11月5日 鈴鹿
RACE DATA
■大会名称:2006全日本ロードレース選手権第7戦
■カテゴリ:ST600クラス
■開催日:2006年11月5日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821km) ■観客: 17,000人
■天候:晴れ ■温度:22度 ■コース:ドライ
■周回数:12周 ■出走台数:44台 ■完走台数:41台
■PP:安田毅史(ホンダ/2分14秒170)
■FL:安田毅史(2分14秒992)
REPORT
奥野正雄&YZF-R6が3位表彰台獲得、佐藤は7位でチェッカー
予選6番手からスタートした奥野正雄(ヤマハYZF-R6/伊藤RACING・GMDスズカ)は、序盤で4?5番手を走行するが、6周目からは大崎誠之(ヤマハYZF-R6/SP忠男レーシングチーム)、辻村猛(ホンダ)と3位争いを展開する。
8周目、大崎がこのグループのトップに立つが、11周目のデグナーカーブでオーバーランしてしまい、このグループの最後尾5番手にポジションを下げる。これで3位争いのトップには再び奥野がつけ、僅差で辻村を従えて、今季初の表彰台獲得となった。
一方、予選8番手からスタートした佐藤裕児(ヤマハYZF-R6/ジュビロレーシングチーム)は、レース序盤の10位から徐々に順位を挽回。5周目には8位に、7周目には7位に上がり、僅差で稲垣誠(ホンダ)を抑えてチェッカーを受けた。
なお、レースはポールポジションから好スタートを切った安田毅史(ホンダ)が独走優勝。渡辺篤(スズキ)が6位となったことから、安田のV2チャンピオンが決定した。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 安田 毅史 | team HARC-PRO. | Honda | 27'16.184 |
2 | 酒井 大作 | TEAM GREEN | Kawasaki | 27'21.019 |
3 | 奥野 正雄 | 伊藤RACING・GMDスズカ | Yamaha | 27'23.202 |
4 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 27'23.297 |
5 | 大崎 誠之 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 27'23.501 |
6 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 27'26.767 |
7 | 佐藤 裕児 | ジュビロ レーシング チーム | Yamaha | 27'29.385 |
8 | 稲垣 誠 | バーニング ブラッドRT | Honda | 27'29.718 |
9 | 寺本 幸司 | Moto Map VEGA | Suzuki | 27'31.200 |
10 | 大石 正彦 | 伊藤RACING・GMDスズカ | Yamaha | 27'32.585 |
11 | 生形 秀之 | エスパルスドリームRT・SBS磐田 | Suzuki | 27'33.863 |
12 | 亀谷 長純 | Team 桜井ホンダ | Honda | 27'36.111 |
13 | 高橋 英倫 | TEAM PLUS ONE | Honda | 27'36.279 |
14 | 森 新 | team HARC-PRO. | Honda | 27'36.465 |
15 | 岩田 悟 | CLUB PLUS ONE | Honda | 27'36.860 |
16 | 沼田 憲保 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 27'37.431 |
17 | 須貝 義行 | チームスガイ&フクダテクニカ | Ducati | 27'37.598 |
18 | 黒川 武彦 | Kohara Racing | Honda | 27'46.148 |
19 | 宮崎 敦 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 27'46.326 |
20 | 大木 崇行 | club HARC-PRO. | Honda | 27'47.230 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 安田 毅史 | Honda | 94 |
2 | 渡辺 篤 | Suzuki | 89 |
3 | 酒井 大作 | Kawasaki | 80 |
4 | 大崎 誠之 | Yamaha | 78 |
5 | 寺本 幸司 | Suzuki | 58 |
6 | 奥野 正雄 | Yamaha | 48 |
10 | 佐藤 裕児 | Yamaha | 30 |
14 | 宮崎 敦 | Yamaha | 21 |
16 | 大石 正彦 | Yamaha | 20 |
17 | 新垣 敏之 | Yamaha | 15 |
23 | 藤原 儀彦 | Yamaha | 8 |
24 | 沼田 憲保 | Yamaha | 8 |
25 | 東浦 正周 | Yamaha | 5 |
32 | 武山 祐介 | Yamaha | 1 |
COMMENT
奥野正雄選手談(3位)
「スタートで失敗して、一台一台着実に抜いていくことを心がけた。ラストラップは、辻村さんの存在に気付かなくてダンロップコーナーで抜かれましたが、シケインで抜き返すことができてホッとしています。今回はマシンが決まったので、これを来年に活かしたい」
佐藤裕児選手談(7位)
「オープニングラップの2輪シケインで追突されてしまい、その後の最終コーナーではハイサイドで左手首を痛めてしまいました。なんとか追い上げて、最終的に7位に入れましたが、このアクシデントがなければもう少し上位に食い込めたかもと悔しい思いで一杯です。今年は、シーズン中盤以降で走り込みができ、岡山国際では上位を走るなど、尻上がりに自信をつけることができました。これも、スタッフや応援してくれたファンのみなさんのおかげです。一年間、本当にありがとうございました。この経験を、来年に活かしたいと思います」
藤原儀彦ジュビロレーシングチーム監督談
「今大会、佐藤選手は、テストを含めて、走るたびに自己ベストを更新するなど、確実に成長の跡がみえるものでした。これも、前戦の岡山国際で上位を走ることができ、自信につながったのだと思います。決勝レースは、オープニングラップでアクシデントに見舞われ、7位という結果でしたが、レースでも自己ベストを記録できているので、合格と言っていいと思います。シーズンオフで気を抜かず、この調子を維持できれば、来シーズンは開幕から結果を残すことができると思います。一年間、応援してくれたファンのみなさん、そしてスタッフのみなさん、ありがとうございました」