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August 12, 2024
第13回「Yamaha VR46 Master Camp」4日目、YZF-R3で実力発揮
第13回「Yamaha VR46 Master Camp」は4日目を迎え、Moto2で活躍中のJ・アルコバ選手も加わり、いよいよポンポーサ・サーキットでYZF-R3を走らせることになりました。
アルコバ選手は前日、「明日はもう少し彼らをプッシュしていく」と話していたため、6名の参加者たちはこの重要なトレーニング・セッションに備え、いつも以上に早起きをしました。サーキットに到着すると、アルコバ選手やVR46のスタッフが、彼らが乗るYZF-R3とアルコバ選手のYZF-R6の準備を始めていました。6名のうち5名は、それぞれの選手権ですでにYZF-R3に慣れているため新しいサーキットへの適応もスムースで、プラクティス・セッションに続いて行われたスーパーポールではサンチェス・メレンデス選手がトップ、ヌゴロホ選手と高橋選手が2位と3位で続きました。
アルコバ選手は次のように話しました。
「Master Camp4日目は昨日以上に暑くなり、厳しいチャレンジでした。しかしそれ以外は楽なもので、全員がR3を難なく乗りこなしていました。ひとりを除き、R3にはもともと慣れているようでした。私は必要に応じてR3とR6を乗り換えながら、お手本を見せるようにしました。彼らを整列させ、小型の列車のように一列にならんで走ってもらい、私が後ろからライディング・スタイルをチェックし、次に前へ出てライン取りを見せるというようなやり方です。私自身とても楽しかったのですが、彼らもきっとエンジョイしてくれたと思います。
また高めのギアで走るコーナリングの指導をしました。意外に思うかもしれませんが、バイクはときに、低回転のほうが調子がよく、乗りやすくなることがあります。彼らも少しずつよくなり、ある程度の進化が見られたのでうれしいです。
彼らを限界まで追い込み、次のステップへの意欲を目覚めさせることができたと思います。小さい転倒が2度ありましたが、大きなダメージはなかったので良かったです。最終的に私が最速を記録できたのでハッピーです!」
Comments
ゴンザロ・サンチェス・メレンデス選手
「R3セッションは素晴らしく、私自身もいい走りができました。毎ラップ、タイムの短縮を目指してトライし、少しずつ良くなりました。マシンのフィーリングもとても良かったので、VR46 Riders Academyの皆さんに感謝しています。ポンポーサ・サーキットはかなり難しいコースですが、とてもいい経験ができてうれしかったです。Master Campのスタッフをはじめ、ポンポーサ・サーキットのスタッフのみなさん、私たちにこのようなチャンスを与えてくれたすべての人に感謝します。ジェレミー(アルコバ)は、たくさんのことを教えてくれました。とくに前を走ってお手本を見せてくれたときは、スライドがとてもうまくて、コーナリング中のスピードの重要性に気づかされました。そのあと少し話をしたら、次には後ろから見て改善点を指摘してくれました。アドバイスに沿ってスタイルを変えてみたら、良くなりました」
高橋匠選手
「いつもR3に乗っているので、このトレーニングを楽しみにしていました。ところが最初のセッションで転倒してリズムが崩れてしまい、1位を獲ることできず残念です。でも全体的には満足しています。ジェレミーはシフトチェンジやライン取りについて細かく指導してくれました。短時間で素早く成長できたので、本当にうれしいです」
ドリアン・ジョウリン選手
「ストリート仕様のマシンだったので、すぐに限界に到達してしまいそうな感覚があり、初めは戸惑いました。でも少しずつ慣れてきて、適切なペースを見つけるのをみんなが助けてくれました。いくつかのコーナーではシフトアップが不自然になってしまったのですが、ジェレミーが正しい方法を教えてくれました」
エモン・ボカネグラ選手
「R3セッションを大いにエンジョイしました。最初のフリープラクティスで転倒してしまったのですが、小さなものでしたし、そのあとはずっと絶好調でした。ジェレミーが教えてくれたのは、私はコーナーでイン側に入り過ぎているので、もっと中間あたりをキープしたほうが良いということでした」
ワヒュー・ヌゴロホ選手
「R3セッションはとても素晴らしかったです。初めに経験が必要だったので、コースを見て回りました。そのあとジェレミーが助けてくれて、少しずつ良くなっていき、最終的にポンポーサでのR3をエンジョイできるようになりました。ジェレミーはライン取りを見せてくれたりして、たくさんのことを教えてくれました」
モハメッド・アダムハイカル・ビン・ジャハール選手
「R3に乗るのは初めてだったので、本当に素晴らしい経験ができました。ジェレミーは、コーナー途中は忍耐強さが必要だと教えてくれました。そしてさまざまなライン取りや、コーナー立ち上がりの加速方法などを見せてくれました」