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第13回「Yamaha VR46 Master Camp」3日目はソフトクロスを実施

August 11, 2024

第13回「Yamaha VR46 Master Camp」 3日目はソフトクロスを実施

第13回「Yamaha VR46 Master Camp」の3日目は、ソフトクロスとeSportのトレーニング・セッションを通してボディ・ポジションやスロットル・コントロールの改善を目指しました。午前中は再びMotor Ranchを訪れ、フラットトラック・インストラクターのマルコ・ベリやYamaha VR46 Master Camp TeamのJ・アルコバの指導の下でソフトクロスに挑戦。午後はeSportチャンピオン、L・ダレッティ(通称Trastevere73)とeSportを楽しみ、一日の終わりにはFISIO GYMでストレッチなどを行い、軽く汗を流しました。

ゴンザロ・サンチェス・メレンデス選手(15歳/スペイン)、高橋匠選手(16歳/日本)、ドリアン・ジョウリン選手(17歳/フランス)、エモン・ボカネグラ選手(13歳/ペルー)、ワヒュー・ヌゴロホ選手(21歳/インドネシア)、モハメッド・アダムハイカル・ビン・ジャハール選手(19歳/マレーシア)の6名は、ソフトクロス・セッションでYZ125に乗るのをとても楽しみにしていました。

インストラクターのベリは、「ジェレミー(アルコバ)をソフトクロスのコーチに任命し、彼自身の経験をライダーに伝えてもらいました。6名のうち4名は経験者、ふたりは初めてでしたが、今回はプログラムが順調に進んでいるように感じました。彼らは現状から技術を積み重ねていこうというわけですが、セッションごとのアドバイスはほんのわずかです。ライダーとしての自我を目覚めさせることが総合的な目標で、毎回のセッションで自分自身を最大限まで追い込みながら、決していき過ぎることなく、現実的な方法で進められるよう導いています」と説明しました。

これに対してアルコバ選手は次のように付け加えました。
「とてもいいセッションでした。Motor Ranchを走ることは、私にとっても夢のようで、今日のソフトクロスも心から楽しめました。ここのジャンプは非常に良くできていると思います。6名は本当によく頑張っていて、着実に前進しています。成長スピードの差はありますが、それはモトクロスの経験の差によるものです。自らを追い込み、しかも追い込み過ぎることなく、しっかり成長している様子を見てとても感動しました。明日はもう少し彼らをプッシュしていこうと思っています。3日目は練習と遊びでしたが、4日目は本格的になります!」

昼食のあとはMotoGP eSportの親善試合が行われました。予選に続いてミサノとセパンで、それぞれ1回ずつレースを行い、ボカネグラ選手が総合優勝、ジョウリン選手が2位、ヌゴロホ選手が3位となりました。

コーチのダレッティは次のようにコメントしています。
「eSportの2日目はとても順調でした。ライディングが非常にうまくなり、表彰台争いでは素晴らしいバトルも見られました。エモン(ボカネグラ)が両レースで優勝しましたが、彼は実際には最速のライダーではないかもしれません。でも頭を使ってトップをキープし、Master CampのeSportチャレンジで勝利しました。ドリアン(ジョウリン)とワヒュー(ヌゴロホ)は2レースの総合で、ともに36ポイントの2位タイとなったので、新たにアラゴンのコースを使って5ラップのレースを行った結果、ドリアンが2位、ワヒューが3位となりました。レースはとても見応えがありました。縁石の上でブレーキをかけると簡単に転倒してしまうので、縁石に乗らないようにマシンをうまくコントロールしていました。その様子を見れば、成長ぶりがわかります。つまりライディングが、より正確になってきたのです。このレースで重要なのは、転倒せず、とにかく走り続けることなのです」

ゲームを楽しんだあとはFISIO GYMへ行ってストレッチなどのエクササイズを行い、ここまでの3日間の疲れを癒しました。

Comments

ゴンザロ・サンチェス・メレンデス選手

「ソフトクロスはとても順調でした。YZ125は初めて乗りましたが、すぐに慣れて楽に操れるようになりました。そして毎ラップ少しずつ良くなっていき、とても楽しく走れました。初めはコーナー進入とコーナー途中が難しかったのですが、マルコ(ベリ)とジェレミー(アルコバ)がジャンプやコーナーでの正しいポジションを教えてくれました。とても重要なアドバイスだったので、彼らには本当に感謝しています。eSportセッションはあまりうまくできませんでした。プレイステーションを練習に取り入れたことはなかったので、慣れていないし、あまり向いていないように思いますが、ダレッティや仲間たちと楽しく過ごせたのは良かったです。面白い出来事がたくさんあり、とてもいい雰囲気です」



高橋匠選手

「ソフトクロスで使ったマシンは2ストロークで、私がいつも乗っている250㏄とは違うものでしたが、すぐに適応して、いい走りができるようになりました。ジェレミーは信頼できる先生で、私の前を走って必要なスキルを見せてくれたり、アドバイスをくれたりしました。eSportは普段、ほとんどやりませんが、今日は昨日よりうまくなりました。そして3つのサーキットのうち2つで最速タイムを出すことができてうれしかったです」



ドリアン・ジョウリン選手

「ソフトクロスは最高でした。たくさんのことを学び、衝撃を受けて、アドレナリンが噴き出しました。信じられないほど素晴らしい経験でした。ジェレミーとマルコが、ジャンプの最初から最後までの正しいライディングポジションを教えてくれました。これが自信になって、すべてのジャンプをうまくこなせるようになりました。eSportでは何度も転倒してしまい、難しい展開に追い込まれました。転倒さえなければ、もっといい戦いができたはずです」



エモン・ボカネグラ選手

「モトクロスはこれまでに2回しか経験がなかったので、今回のソフトクロスでは学ぶことがとてもたくさんありました。マルコとジェレミーがジャンプのやり方を教えてくれたので、今はかなりフィーリングが良くなっています。でも私にとってのハイライトはeSportのほうです。本当に面白くて、2レースで優勝できました。とってもハッピーです!」



ワヒュー・ヌゴロホ選手

「ソフトクロスはあまり得意ではありませんが、面白かったですし、コースも素晴らしかったです。インストラクターのマルコとジェレミーが走りの基本と、またそれをさらに伸ばすための方法を教えてくれました。ジェレミーも一緒にコースに出て、私たちの走りを後ろから見て、改善すべき点とその方法を教えてくれました。ダレッティのeSportセッションでは、初めてMotoGPコースでのレースに参加して大いに楽しみました。総合3位獲得は自分でも驚きでした」



モハメッド・アダムハイカル・ビン・ジャハール選手

「ソフトクロスがとても良かったです。経験を重ねるうちに自信もついてきました。ジェレミーはジャンプ手前のスロットル・コントロールを、マルコはコーナリング中のスライドとスロットルの使い方を教えてくれました。eSportレースはとても楽しかったのですが、うまくなるにはもっと練習が必要です」