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第12回Yamaha VR46 Master Campのライダーたち、ポンポーサ・サーキットで技術を披露

May 25, 2023

第12回Yamaha VR46 Master Campのライダーたち、ポンポーサ・サーキットで技術を披露

Yamaha VR46 Master Camp4日目、午前中はFisio Gymでアンドレア・ミニョ選手とともにピラティスを行いウォームアップ。午後からはマニュエル・ゴンザレス選手の指導のもと、ポンポーサ・サーキットでYZF-R3を走らせました。

 

エドワルド・バー選手(16歳/ブラジル)、ダビット・ノワク選手(14歳/ポーランド)、マーク・ビック選手(16歳/スペイン)、クリッタパット・ケアンクム選手(18歳/タイ)、トゥラキット・ブアパ選手(19歳/タイ)、山根昇馬選手(15歳/日本)の6人は、午後からのサーキット走行に備えてFisio Gymでウォームアップに励みました。VR46 Riders Academyのライダー、ミニョ選手がピラティスを紹介し、トレーニングの専門家、D・ズッカローリ氏がストレッチ・エクササイズを追加しました。

サーキットに到着すると、すでにYZF-R3が整然と並べられていました。しかしすぐさまマシンに跨ることはできず、まず急いで昼食をとり、そのあとインストラクターのゴンザレス選手からサーキット・レイアウトについての説明を受けてから、コースへと向かいました。

ライダーたちはYamaha R3 bLU cRU European ChampionshipでYZF-R3に乗り慣れているため、素早くアクションを開始。何度かのプラクティス・セッションを終えたあと、それぞれのスキルを確認するためスーパーポールを行いました。最速タイムを記録したのはビック選手。ノワク選手とケアンクム選手が2位と3位を獲得しました。

今やMaster Campの常勤コーチとなったゴンザレス選手は次のように話しました。「今日は広いコースを走れたのでとても良かったと思います。彼らもこのほうが慣れているし、YZF-R3にも精通していますからね。
私はYZF-R6に乗りましたが、彼らにはR3に乗るときの適切なライン取りを示すようにしました。私もこのコースは初めてだったので、一緒に研究していくのは楽しい時間でした。うまく適応し、正しいラインを見つけようと頑張っている姿を見ることができました。彼らは多くを学んだと思います。私自身、とても楽しかったので、彼らも同様にエンジョイしてくれていればうれしいです」

Comments

エドワルド・バー 選手


「ジム・セッションはとても良かったです。正直なところピラティスは向いていないと思いましたが、良い経験になりました。午後はポンポーサ・サーキットへ行きました。私はかなり背が高くて、このマシンは普段、乗っているものより小さかったため苦労しました。シートの位置が違うので、膝の置き場所を探さなければならなかったのです。でも全体的には、新しいコースの攻略を楽しめました 」



ダビット・ノワク選手


「ジム・セッションは良かったです。初めに有酸素運動として10分間のウォーキング、そのあとストレッチをして、ピラティスにも挑戦しました。あまりうまくいきませんでしたが、新しい経験ができたのは良かったですし、好きになりました。ポンポーサ・サーキットで乗ったR3は、いつも乗っているマシンと似ているけれど、より市販車に近いものでした。とても難しかったのですが、スーパーポールでは2位を獲得できてうれしかったです。もっともラップタイムはあまり良くなかったのですが... 」



マーク・ビック選手


「午前中はジムへ行きました。ストレッチから始めて、そのあとピラティスに挑戦しました。ピラティスはリラックスできるものと思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。かなり徹底的なトレーニングで、とくに背中が鍛えられました。背中に効くという点で、これまで試したいろいろなエクササイズのなかでも最も良い方法かもしれません。車で長距離を移動し、ポンポーサ・サーキットに到着しました。そしてR3に乗りました。ほぼスタンダードのマシンでしたが、すぐに良いフィーリングをつかめました。グリップが良く、ライディング・セッションを大いに楽しみました。今回も1位を獲得できたので、とてもうれしいです 」



クリッタパット・ケアンクム選手


「新しいエクササイズは気分よくできました。ピラティスはやったことがありませんでしたが、とても気に入りました。身体の柔軟性を高めるのはとても良いことだと思います。バイクに乗るときの可動性を向上させてくれると思うので、これからもピラティスを続けるつもりです。R3のライディングも楽しくできました。ポンポーサ・サーキットはJeepers Kartより広いですが、私たちが普段、走っているサーキットよりは小さいです。そのコースに合わせるために、たくさんのテクニックを習う必要がありました。トレーニングに適しているので気に入りました。このセッションのおかげでライディングが良くなり、スーパーポールで単独走行のときはスピードも増しました 」



トゥラキット・ブアパ選手


「2回目のジム・セッションで、より多様なエクササイズを知ることができました。ピラティスはあまり知りませんでしたが、とてもいいですね! VR46 Riders Academyのライダーたちの間で人気になる理由がわかります。骨の調整などに効果があるような感じがしました。ポンポーサ・サーキットでのライディングも楽しかったです。久しぶりにYZF-R3に乗れたのも良かったのですが、とくに新しいコースを走るのがいいです。タイにはない'フィールド的'なコースが気に入りましたし、新しいサーキットを覚えるのはいつも楽しいです。一日の最後のスーパーポールは本当に面白くて、かなり集中力を必要としました 」

山根昇馬選手


「いつもやっているようなエクササイズもありましたが、一度も経験したことのないものもありました。ピラティスは初めてでした。何かが起きたとき、たとえば肩が固まってしまったときなどに、ピラティスで緊張を和らげることができるかもしれないと思いました。ポンポーサ・サーキットでのセッションは、正直に言うとあまり好きではありませんでした。タイヤはいつもと同じですが、マシンのコントロールがうまくいきませんでした。サーキット自体は難しくないのですが、おそらくマシンを思い通りにコントロールできないせいで、サーキットにも好感触を得られませんでした。スーパーポールでは4回もミスをしてしまい、タイムを伸ばすことはできませんでした。ブレーキング・テクニックを改善し、明日はもっとうまくできるようになりたいです 」