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Master Camp2日目、MotoGPライダーの指導のもと成長を示す!

May 07, 2022

Master Camp2日目、MotoGPライダーの指導のもと成長を示す!

第10回Yamaha VR46 Master Camp2日目、ジュランド・クシュミエルチュク(ポーランド/17歳)、デービス・ベルガミーニ(イタリア/19歳)、エンゾ・バレンティン・ガルシア(ブラジル/17歳)、ケビン・サントス・フォンタィニヤ(ブラジル/15歳)は、ジーパーズ・カートコースでYZ85を使ったMiniGP、MotoGP eSports、Motor RanchでYZ250Fでのフラットトラック走行を行い自らの才能をアピール。それぞれでコーチを務めたM・ベゼッキ、Trastevere73、F・モルビデリからも高い評価をもらいました。

カートコースではYZ85に乗り、インストラクターのベゼッキがその走りを注意深く観察。生徒たちはベゼッキから適切なアドバイスを受け、たちまちのうちにスピードを上げていきます。しかしレース中にはアクシデントもあり、バレンティン・ガルシアが病院で診察を受けることとなったためセッションは30分ほど短縮。幸い大きな怪我ではなかったものの数日間は静養を勧められ、残念ながら明日以降のライディング・セッションは欠場することとなりました。

午後はまずVR46 Storeでショッピング。そのあとVR46 Motor Ranchでは、マスターキャンプ・メダルを賭けてMotoGP eSportsのオフィシャル・マッチが開催されました。完ぺきな走りを見せたベルガミーニが優勝し、クシュミエルチュクが2位、バレンティンが3位となりました。

フラットトラックでは講師のベリとサポート・コーチのモルビデリが指導を担当。4人は与えられたアドバイスをすぐさま吸収し、変わりやすいコンディションのなかでも、それを直接実践する能力を見せました。

 

「天気を非常に心配していたのですが、最後はフランコ(モルビデリ)が "Come on guys, let's go!(さぁ、みんな、行くぞ!)"と一声。結局、彼の判断は正しく、最高のコンディションのなかで走ることができたのです」とベリ。「生徒たちは多くのことを経験しました。マンツーマンの指導もできたので、私たちはひとりひとりの疑問に気を配ることができました。今日はおもにアメリカーナ・コースを使用しましたが、そこはとくに、このようなコンディションでグリップレベルがどんどん変化していくため困難を強いられます。そのなかでも生徒たちはポジティブで、目標達成のためにすべきことをしっかり理解して臨んでいました。つまり、マシンと一体になろうとしていたのです。私は感銘を受け、次のセッションもとても楽しみになりました」

 

コーチを担当したモルビデリは、「とても順調でした。少し雨が降りましたが、最後は走ることができ、いい一日になりました。生徒たちは皆、とても魅力的で好印象を受けました。もちろんライディングも素晴らしかったです。いつも戦っているカテゴリーとは異なるものなので、今日はおもにフラットトラックに慣れさせることに重点を置きました。マルコ・ベリという素晴らしい講師のおかげで、彼らは本当によく成長しました。前日の指導も含め、マシンの扱い方をすでに理解していたのでしょう。その能力には非常に驚かされました」

Comments

ジュランド・クシュミエルチュク

「MiniGPはうまくできたと思います。初めに速さを感じ、それから新しいラインを探していきました。自分では、他のライダーより速かったように見えました。マルコ・ベゼッキと話をしたら、彼は私のラインを見て、それを少し変えるようにアドバイスしてくれました。新しいラインを試してみると、少しペースが落ちてしまったのですが、少しずつリズムがつかめてきました。そのあとエンゾが転倒してしまいました。早く良くなってくれることを祈っています。時間が短縮されましたが、それでも私自身はマルコから多くを学ぶことができ、とてもいい経験になりました。
MotoGP eSportセッションは昨日より良くなりました。ようやく慣れてきたのです。なんとなくリズムもつかめてきました。レースではミスもありましたが、昨日のようにいたるところで転倒するようなことはなくなったのでとても楽しく、2位を獲得することができました。
フラットトラックはとてもうまくいきました。何度か転倒してしまいましたが大幅に前進しています。セッション開始前にたくさん雨が降ったため、路面がかなり滑りやすくて難しいコンディションのなかで行われました。時間が経つうちに少しずつ乾いてきたのですが、半分くらいまできたときにまた少し降って、また滑り始めました。でもそのあとは完ぺきなグリップになったのです。そのときはリズムもスピードもとても素晴らしかったです」



デービス・ベルガミーニ

「MiniGP、eSport、フラットトラックと非常に充実した一日で、大いに楽しめました。午前中のMiniGPではマルコ・ベゼッキのおかげでたくさんのことを経験できました。そのあとのeSportではTrastevere73のアドバイスのおかげで優勝することができました。さらにはフラットトラックでは、MotoGPのフランコ・モルビデリがトレーニングに加わり、いろいろ教えてくれました。非常にハッピーな時間でした。明日もがんばります」



エンゾ・バレンティン・ガルシア

「MiniGPには自信を持ちました。私とケビンがとても速く、ふたりでバトルしました。私たちはこれに慣れているのでとても楽しかったのですが、私は残念ながら転倒してしまいました。高速で壁にぶつかりちょっと怪我をしましたが大丈夫です。このようなことは、いつでも起こり得ることです。また来年ここに戻って来て、すべての種目を100%やり遂げ、Master Campをしっかり修了したいと思っています。
MiniGP eSportではいいゲームができましたが、最終ラップで遅れてしまいました。トップ争いをしていたのですが、転倒してしまったのです。それでも3位でゴールすることができたので良かったと思います。
全体的には良い一日でした。転倒して明日以降は走れないことがわかったので、決してベストとは言えませんが、それでも何とか受け入れることができます。私はこのあともすべてのセッションに参加して見学し、みんなと楽しむつもりです。VR46 Academyのライダーたちと話をしたり、彼らの走りを見たりしたいと思っていて、それもとても素晴らしい経験になると思います。今日はフランコ・モルビデリと話しました。彼はポルトガル語を話してくれて、最高にクールでした。明日も晴れれば、ソフトクロス・セッションにも参加してくれるとのことなので、もっとたくさん話したいと思っています。ポルトガル語を話すMotoGPライダーに出会えることなど、そうそうないので、彼とたくさん話して、できるだけ多くを学ぶ絶好のチャンスです」



ケビン・サントス・フォンタィニヤ

「素晴らしい一日でした。あっという間に終わってしまいました! MiniGPは最高の経験でした。ジーパーズ・カートコースはとても楽しいところで、マルコ・ベゼッキがその楽しみをさらに膨らませてくれました。eSportセッションは、私にとってはまずまずというところでした。序盤は良かったのですが、最後に何度かミスをしてしまいました。フラットトラックでは、マルコ・ベリとフランコ・モルビデリの指導のおかげで成長を感じることができました。そういうわけで、今はただ明日が楽しみです。最高の気分で、次のトレーニングに向かうことができます」