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May 09, 2022
キャンプ4日目、バレンティーノ・ロッシと対面
3日間のハードワークのあと、第10回Yamaha VR46 Master Camp4日目は楽しさ満載の一日になりました。MiniGPとゴーカートを行ったのち、夜はVR46 Motor RanchでVR46 Riders Academyのプライベート・トレーニングを見学、そしてついにバレンティーノ・ロッシとの面会が実現したのです。
キャンプ4日目の経験は、ジュランド・クシュミエルチュク(ポーランド/17歳)、デービス・ベルガミーニ(イタリア/19歳)、アンドレア・ピゾッリ(イタリア/18歳)、ケビン・サントス・フォンタィニヤ(ブラジル/15歳)、エンゾ・バレンティン・ガルシア(ブラジル/17歳)の記憶に深く刻み込まれることとなりました。
この日のトレーニングは、MiniGPスーパーポールでの腕試しからスタート。2日目のコーチ、マルコ・ベゼッキが再びジーパーズ・カートコースを訪れ、生徒たちの成長ぶりをチェック。レースは接戦となり、最終的にはフォンタィニヤが優勝、クシュミエルチュクとベルガミーニiが2位と3位に続きました。
続いてマスターキャンプ初の試みとして、Go Kart Misano - Riviera Verdeでゴーカート・レースが行われた。これにはマスターキャンプ・スタッフも出場を許され、予想通り彼らにはかなわなかったものの、フォンタィニヤが再び優勝、ベルガミーニが2位、ピゾッリが3位となりました。
ショート・ブレイクのあとは、VR46 Motor Ranchでこの日のメイン・イベントに参加しました。VR46 Riders Academyのトレーニング・セッションとアメリカーナ・マッチオフに特別に招待され、見学が許されたのです。フラットトラック・コーチのマルコ・ベリが一緒にコースを歩きながら、翌日の最終トレーニングにも役立つ技術的ポイントを指導しました。加えて憧れのヒーロー、バレンティーノ・ロッシとの面会が実現。ロッシは足早にマスターキャンプのクルーたちに近づき、4人の生徒たちと握手を交わしました。
Comments
ジュランド・クシュミエルチュク
「コース上での考え方とライディングの面で、本当に大きな前進ができたと思っています。MiniGPでは、マルコ・ベリに言われたとおりに2日目よりもかなりゆっくりスタートしました。そしてそれが期待通りの効果を発揮したのです。よりじっくりとライン取りを練習できたことで自信が深まり、そのあとプッシュしていくとマシンのパフォーマンスをより多く引き出せるようになりました。レースでは2位を獲得しましたが、もっと頑張ってケビンに挑むこともできたはずです。
ゴーカートの第1レースはケビンとバトルし、スピンしてしまいました。そのあとはポジションを挽回することができませんでした。第2レースではラップタイムが大幅に上昇。表彰台争いに加わることはできませんでしたが、第1レースよりは良かったと思います。
VR46 Riders Academyのトレーニング・セッション見学は絶好のチャンスでした。世界のトップライダーたちがどのような練習をしているのかを見ることができ、また彼らの人間性まで垣間見られたことは、私たちにとって最高に素晴らしい経験になりました。彼らの乗り方は、まさに驚きでした!」
デービス・ベルガミーニ
「キャンプ4日目は楽しいことがいっぱいでした。午前中はジーパーズ・カートコースへ行って、またYZ85に乗りました。ウエットの路面をスリックタイヤで走ったのでかなり難しかったのですが、マシン・フィーリングをつかむための絶好のトレーニングになりました。とても楽しめて、レースでは3位を獲得することができました。午後はキャンプ・スタッフも加わってゴーカート・レースをしました。私は2位を獲得することができました。そして夜には、バレンティーノとVR46 Riders Academyライダーたちのトレーニングを見学に行きました。最高の経験でした! 私たちも練習したそのコースを彼らが走りと乗り方を見て、とても特別な経験になりました」
ケビン・サントス・フォンタィニヤ
「最高の一日でした! MiniGPスーパーポールとゴーカート、両方で優勝できたのです! これも素晴らしかったのですが、Motor RanchでバレンティーノとVR46 Riders Academyのトレーニングを見たのはもっと良かったです。本当に見事でした! 彼らはトレーニングでも非常に速く、本当に全力で走っているのです! というわけで、今日は素晴らしい一日になりました。明日の最終トレーニング・セッションに向けて、力が湧いてきました」
アンドレア・ピゾッリ
「MiniGPコースを走ったのは楽しかったです。というのも、私はキャンプ2日目を欠席しているし、2ストローク・マシンに乗るのはかなり久しぶりだったからです。スーパーポールで転倒してしまったことを除けば、本当に楽しい時間でした。カートレースではケビンとビッグバトルをして、とても楽しくて、最後は3位を獲得することができました。でもそれ以上にうれしかったのが、その夜の特別な経験です。このことは、言葉ではとても言い表せません。世界中で一番、美しいものを見た、という感じです。とくに最後のアメリカーナ・レースには鳥肌が立ちました」
エンゾ・バレンティン・ガルシア
「2019年のアルゼンチンGPでバレンティーノに会ったことがあります。でもほんの短時間でしたし、忙しいレースウイークのなかでは、もちろん話もできませんでした。でも今日は彼のMotor Ranchを訪れて、彼らのトレーニングとレースを見ることができました。本当に特別な経験でした! 私の記憶のなかに永遠に生き続けるでしょう。私がレースを始めたきっかけとなった人物と直接、会い、そのライディングを見て、すぐそばまで近づくことができたことは得難い経験です。しかも彼はとても良くしてくれて、みんなと一緒に写真も撮ってくれました。Master Campに参加できて本当にハッピーです。
今まで両親から離れて旅行することもなかった私にとっては、この経験はすべてが新しく、本当に素晴らしいものです。今回は走ることはできませんでしたが、このウイークを通して、私は人間としてもライダーとしてもきっと大きく成長できるでしょう。だから、ここに居られることをとても幸せに感じています。1日目のMiniGPで転倒してしまい、そのあとのライディング・セッションに参加できなかったことは残念です。またチャンスをつかめるかどうかはわかりませんが、それとは別に、今回ここで学んだことは永遠に私のなかに残り続けるでしょう。
ここ2日間は、チームメイトのケビンをできるだけサポートしようとしてきました。彼も私もブラジル人で、私は走れないので、できるだけ彼を助けたいと思っているのです。たとえ走れなくても、ここに居るだけで特別なことです。これからの人生における魂の一部分になるでしょう」