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2日目、ロッシ選手と対面しモチベーションをアップ!

August 21, 2021

2日目、ロッシ選手と対面しモチベーションをアップ!

第9回Yamaha VR46 Master Campのライダーがマスターキャンプ2日目のプログラムに臨みました。ポンポーサのサーキットではYZF-R3を走らせるコーチたちのスピードに驚き、フラットトラックではYZ250Fでレースをしました。しかしそれ以上に彼らを喜ばせたのは、練習の合間にバレンティーノ・ロッシ選手やVR46 Academyのライダーたちと対面したことでした。

VR46 Master Camp2日目、ウナイ・オラドレ(17歳/スペイン)、バーテニ・ソフォーグル (この日に誕生日を迎え18歳になった/トルコ)、フンベルト・マリエル(15歳/ブラジル)、フェントン・ハリソン・シーブライト(19歳/イギリス)、イケル・ガルシア・アベイラ(17歳/スペイン)の5人は、オンロードとオフロードで才能を披露しました。午前中はPirelliの協力により、ポンポーサ・サーキット(Circuit di Pomposa)でYZF-R3を走らせ、続いてロッシとVR46 AcademyのライダーたちによるMiniGPマシン走行(この項目は後日、ライダーたちも経験する予定)を見学。午後はVR46 Motor Ranchへ移動し、昨日に続きYZ250Fでフラットトラック・ライディングを行いました。

オンロード・マシンに慣れているライダーたちは、この日のプログラムを以前から楽しみにしていました。マスターキャンプ・チームから簡単な説明を受けたあと、さっそく実際の走行をスタートしました。

5人はピレリ製タイヤを装着したYZF-R3で順調にスピードアップ。マスターキャンプ恒例のスーパーポール・セッションでは互いに火花を散らし、最年長のSeabrightがトップ。OrradreとSofuogluが2位と3位で続きました。

サーキット走行を楽しんでいたときは、そのあとにビッグ・サプライズが用意されていることに少しも気づいていませんでした。敷地内の別の場所にあるMiniGPコースへの移動を促された5人はVR46のプライベート・トレーニングに招待され、ロッシ選手とアカデミー・ライダーたちのライディングを見学することとなったのです。

ロッシ選手のライブ・アクションに大感激の5人。そのレース・ラインやライディング・スタイルを間近に観察するチャンスを得て、プログラム3日目に予定されているMiniGPマシン走行がますます楽しみになった様子でした。

「マスターキャンプの日程とVR46 Rider Academyのスケジュールがちょうど重なったのはラッキーでした」とロッシ選手。

「VR46 Academyのライダーたちとは初日のプログラムで会っていると思いますが、今日はそのトレーニングを見学してもらうことができました。もっとも、ライダーとしては見学にはあまり興味がないかもしれません。一緒にコースを走れればもっと良かったのですが、今日は私たちのショーを楽しんでくれたと願っています。私たちのレース・ラインの選び方を見てくれていれば、うれしいです。これはとても重要なことで、3日目に予定しているMiniGPのプログラムでは、ここに重点が置かれます。コーチたちからライダーたちの良い評判を聞いています。しっかり説明を聞いて、まるでスポンジのように吸収していくということなので、この数日間での進歩が楽しみです。彼らがエンジョイしてくれることを願っています」

MiniGPセッションのあとは前日に続きVR46 Motor Ranchへ移動。吸収したスキルをすぐに走りに反映させ、インストラクターのマルコ・ベリを驚かせました。

「2日目のセッションは小型オーバルから始めました」とベリ。「彼らはすでに進歩を見せていて、私たちが与えた情報や指示を実際のライディングに生かしていました。そこで私たちはすぐさま大型オーバルへ移動し、'アメリカーナ・スタイル'の練習を始めたのです。この練習はVR46 Academy のライダーたちがきMotor Ranchでの練習のあとに毎晩、行うのと同じもので、マスターキャンプの生徒たちにもとても良い経験になります。非常にエキサイティングであり、高い技術が要求されます。この練習で良い成果が得られ、全員がほぼ同等のレベルで成長しているのを見て、私もとてもうれしいです。次回はコースをフルに使い、レースにも挑戦します」

Comments

ウナイ・オラドレ選手談
「R3でのトレーニングはとても良かったです。コースもとても気に入りましたし、すべてが揃っている感じでした。スーパーポール・セッションでは2位を獲得し、本当の表彰台として祝いました。
そのあとロッシ選手に会いました! 幼いころからのヒーローで、この瞬間をいつも夢見ていました。あこがれの人がほんの2歩先にいるというのは、なかなか味わえない特別な経験です。ヤマハ、VR46、マスターキャンプにとても感謝しています。
ロッシ選手とVR46のライダーたちの走行を見て多くのことを学ぶことができました。プログラム3日目の明日は、彼らがMiniGPトレーニングのなかで見せてくれた様々なことを試してみるつもりです。
一日の最後はまたフラットトラックの練習でした。ライディング・ポジションが大幅に改善され、コーナーでの'進入、途中、立ち上がり'の3ステップを練習しました。アメリカーナ・サーキットでの練習もとても楽しめました」

バーテニ・ソフォーグル選手談
「ポンポーサ・サーキットでのR3ライディングは、私にとってはこれまでで一番、楽しい練習でした。ロッシ選手と会うのは2回目ですが、今日はその走りを間近に見ることができて、速さ、スムースさ、スマートさに改めて気づきました。このことを今後にレース活動のなかで生かしていきたいと思います。そのあとフラットトラックで一日の練習を締めくくりました。2回目の今日は少し進歩したと思います。コーナーの進入と立ち上がりが進化し、私たちは昨日の小型オーバルからアメリカーナへとステップアップしました」

フンベルト・マリエル選手談
「ポンポーサ・サーキットのR3ライディングはとても楽しかったです。テクニカルなコースが気に入りました。そのあとはロッシ選手と対面! これには本当に興奮しました。ロッシ選手がバイクに乗ってトレーニングをしている姿を実際に見られるなんて、とても信じられない出来事でした。経験豊富でスキルにあふれた真のライダーであり、私はこの感動を決して忘れることはできないでしょう。ロッシ選手とVR46 Academyのライダーたちのコーナリングにも衝撃を受け、私はより一層、奮起しました! 最後のフラットトラックも昨日より進歩していて、大きくスライドさせることができました」

フェントン・ハリソン・シーブライト選手談
「R3を使って練習することができたのは良かったです。私は今シーズン、初めてR3でレースをしていて、今日はポンポーサ・サーキットをエンジョイし、スーパーポール・セッションではトップを獲得することができました!
あこがれの人にも会うことができました。ロッシ選手がVR46 Academyのライダーたちと一緒に、実際に目の前で走っているのを見ることができ、長年の夢が現実になったのです。さまざまなライディング・スタイルを見て刺激を受け、明日のMiniGPセッションがますます楽しみになりました。新しいことも試してみたいと思っています。
フラットトラック2日目は、1日目より格段に良くなりました。1ラップごとに進化し、走るたびにどんどん学んでいきました。フラットトラック・バイクの感覚をつかみ始めています」

イケル・ガルシア・アベイラ選手談
「ポンポーサ・サーキットは初めてでしたが、R3でのライディングを楽しむことができました。チームメイトたちとバトルするなかで、将来につながるさまざまなヒントももらいました。
ロッシ選手に会い、あいさつを交わすという、非常に貴重な経験もさせてもらいました。実は、それまでは少し緊張していました。ロッシ選手とVR46 Academyのライダーたちの走りを見て、コーナースピードの速さに驚かされました。明日のMiniGPセッションではこれにチャレンジしてみたいと思います。
フラットトラック・セッションの2日目もエンジョイできました。VR46 Motor Ranchでのトレーニングは素晴らしい経験になります」