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Yamaha VR46 Master Camp終了、ライダーたちは次のステップへ

September 10, 2019

Yamaha VR46 Master Camp終了、次のステップへ進む

5人のライダーたちは複雑な気持ちで最終日を迎えていました。Yamaha Motor Thailandのサワポル・ニラポン(16歳)とスッティパット・パッチャリート(18歳)、Yamaha Motor Malaysiaのムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン(16歳)、Yamaha Motor Philippinesのマッキンリー・カイル・パス(18歳)、Yamaha Motor Canadaのジェイク・レクレアー(18歳)は、5日前にプログラムがはじまった場所、VR46 Motor Ranchに戻ってマルコ・ベリやMoto2ライダーのマルコ・ベゼッキに成長ぶりを披露。YZ250Fとの別れを惜しむように最後のレースを行い、レクレアーが優勝しました。

Motor RanchのあとはVR46本部を訪問。そこにはレース部門のほかにグッズを保管する巨大な倉庫など、VR46ライダーをサポートするためのすべてが揃っています。5人が最後に訪れたのは、VR46とヤマハがMaster Campプログラムについて初めて話し合ったバレンティーノ・ロッシのオフィス。ここで卒業式に出席しました。

セレモニーはVR46 Academy ダイレクターのアレッシオ・サルッチとYamaha Motor Racingのマーケティング&コミュニケーション・マネジャーのウイリアム・ファベロが進行。5日間のトレーニングの様子をビデオで見たあと、5人にYamaha VR46 Master Campの卒業証書や、VR46からたくさんのプレゼントがおくられました。

「「初めは5日間が長く感じられますが、楽しんでいれば一瞬で過ぎてしまいます」とサルッチ。「5日間にわたってみんなを見てきましたが、彼らはすべての課題をしっかりこなし、Motor Ranchでも、ビーチでも、ミサノでもそれぞれのインストラクターを驚かせるほど成長し、トレーニングを楽しんでいるようでした。これがまさに、私たちが期待したことなのです。
プログラムは実り多いものになり、ここでたくさんのことを学んだ彼らは、これから自分の足で次のステップへ進んで行くことになります。ここで学んだ知識やスキルをしっかり未来に生かして成功をつかめるよう祈っています。いつかまた、再会できる日を楽しみにしています」と、第8回Yamaha VR46 Master Campを締めくくりました。

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ウィリアム・ファベロ談
「この5日間の成果にとても満足しています。Master Camp初日に彼ら5人に対し、私たちの仲間になることの意義を話しました。すなわち、私たちは彼らがスキルを学び、それを携えて次のステップへ進みプロフェッショナルライダーらしく振舞うことを期待しているのです。そのためには説明をしっかり聞きリスクをおかさず、スタッフに敬意を払い、すべての情報を取り入れるなど、たくさんの課題があります。このプログラムはでは短期間でたくさんのことが起こり、なかでも最も重要なことには、彼らは異国の地で異なる文化と出会うことです。過大な要求でもありますが、彼らは日に日に成長し、毎回、自分自身の存在を証明してくれました。彼らは我々チームの一員となったのです。インストラクターの全員が同様に、'彼らは速い!'と話していました。.
才能あふれる5人の熱心さに感謝するとともに、Yamaha VR46 Master Campを代表してヤマハ、バレンティーノ、VR46、VR46 Riders Academy のライダーおよびカルロ・カサビアンカ、アレッサンドロ・マルチアーノ、マルコ・ベリをはじめとするインストラクターたちにお礼を言います。
また私たちの努力は、過去の卒業生たちの成功によっても報われ始めています。多くの卒業生たちがプログラムに参加したあと、それぞれのカテゴリーで活躍することによってMaster Campの成果を証明してくれます。最近では5月の第7回Master Campに参加したケビン・サバトゥッチがイギリスのWorldSSP300で優勝しました。第8回の卒業生も将来、このような活躍を見せてくれるのを楽しみにしています」

ジェイク・レクリアー談
「Master Campはとても楽しかったです。様々なアクティビティが用意されていて、コースから離れてWave Runnerなどのいつもは経験できないようなことも体験させてもらいました。どれもが楽しかったし、マスター・キャンプのみんながとてもフレンドリーでした。すべてのことがよく準備されていたことにも感銘を受けました。食事もいつもおいしかったですしね! すべてが完璧。本当に素晴らしかった。心からエンジョイできました」

マッキンリー・カイル・パス選手談
「この5日間の経験を一生の宝物にします。憧れのロッシから指導を受けることができるなんて、いつかはMotoGPに出場したいと考えている私のような若者にとって大きな衝撃であり、とても刺激的なことです。ここで学んだすべてのことを決して忘れず、究極のヒーロー、バレンティーノ・ロッシのようなライダーになるために努力を続けます。このようなプロジェクト開催のために尽力し、プログラムを通じて大きく成長させてくれたバレンティーノ、VR46、VR46 Academyのライダーたち、ヤマハ、マスター・キャンプのすべてのスタッフに感謝します。またいつか、みなさんに会いたいと思います」

ムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン選手談
「Master Camp参加は、私のような若いライダーにとって非常にすばらしい経験でした。私を支え、成長させてくれたすべての人、インストラクター、ライダー、VR46ののスタッフ、bLU cRUのメンバー、ヤマハのスタッフに感謝。そしてこのプロジェクトを実現してくれたヤマハにお礼を言います。アクティビティはどれも素晴らしく、私たちのスキルをテストし、ミスを正してくれました。しかも同時に、とても楽しいものだったのです。フラットトラックのモトクロス・トレーニングやビーチでのWaveRunnerなど初めての経験をエンジョイしました。このなかで最も成長したところは、レースに対する気持ちだと思います。インストラクターたちはみな能力が高く、しかも忍耐強くもありました。マルコ・ベリと一緒にビデオを見ながら説明を受けたことは大きな実りがありました。もっと個人的な見方から言うと、イタリアを垣間見、イタリア料理を楽しみ、新しい友人との交流も楽しかったです。そのなかでも私の永遠のヒーロー、バレンティーノに会えたことは感動的です。成長し、より良いライダーとなって母国へ帰りたいと思います」

サワポル・ニラポン選手談
「「ここに来ることができて幸せでした。この5日間で起こったことは、ふつうなら望むべくもない、夢のような、あるいはそれ以上の出来事でした。このような機会を与えてもらい、新しい友人とともに冒険を経験できたことに感謝しています。Master Campは真剣に臨まなければなりませんが、同時にとても楽しいものでもあります。たくさんの新しいことを習ったので、この知識と経験を必ず将来のレースのなかで役立てることを約束します。ヤマハ、VR46をはじめ、私たちを助けてくれたすべてのライダーとインストラクターに何度も何度もお礼を言います。本当にすばらしい5日間でした」

スッティパット・パッチャリート選手談
「マスター・キャンプの全体的な感想は、今この瞬間、そして5日間の滞在中もずっと、とてもハッピーでした。このグループに参加させてもらい、新しい友人と出会い、新しいことを学ばせてもらったことに心から感謝しています。今まで経験したことのなかったレースカテゴリーに挑戦したり、初めてのライディングテクニックを指導してもらったり、様々なチャンスを与えてもらいました。新しい友人からも大いに刺激を受けました」