NEWS

第8回Master Camp、いよいよ本格的なトレーニングをスタート

September 06, 2019

第8回Master Camp、いよいよ本格的なトレーニングをスタート

昨日の開会式でYamaha VR46 Master Campに参加することの意義を改めて確認した5人のライダーたち。いよいよトレーニングがスタートし、午前中はFisio Gymで、フィットネス・トレーナーのカルロ・カサビアンカ、PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリ、VR46 Academyのアンドレア・ミーニョとともにトレーニングを実施。午後からはVR46 Motor Ranchに移動し、フラットトラック・チャンピオンのマルコ・ベリの指導のもと、初のフラットトラックを体験しました。

Yamaha Motor Thailandのサワポル・ニラポン(16歳)とスッティパット・パッチャリート(18歳)、Yamaha Motor Malaysiaのムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン(16歳)、Yamaha Motor Philippinesのマッキンリー・カイル・パス(18歳)、Yamaha Motor Canadaのジェイク・レクレア―(18歳)は早い時間からFisio Gymを訪れました。ジムではMotoGPライダーのモルビデリとMoto3ライダーのミーニョが彼らを迎え、ストレッチ、ピラティス、レース・シミュレーターなどプロフェッショナル・アスリートに適したワークアウト・トレーニングを指導。

ハードなトレーニングを終えモルビデリは...

「午前中のFisio Gymでは、私たちがいつもVR46 Riders Academyで行っているストレッチなどを行いました。柔軟性は非常に重要ですし、ストレッチを行うことで身体の調子がよくなってきます。

ストレッチのあとはレース・シミュレーターに挑戦。これはライディングポジションに身体を適応させてバイクの挙動に慣れるためのトレーニングで、実際にコースに出たときに必ず役に立つものです。Master Campではいつもこの機会を設けているので、そこで記憶力や学習能力が試されることになります。最後に行ったピラティスでも柔軟性向上が図られ、練習を続けることによって怪我をしにくい身体を作ることができるのです」

ライディングセッションの前には燃料補給が必要ということで、ロッシの故郷、タヴィリアにあるRistorante e Pizzeria da Rossiで昼食。そのあとOfficial Rossi Fan Clubを訪ねて副社長のフラビオ・フラテシからたくさんのプレゼンを受け取り、VR46 Storeでのショッピングも楽しみました。

満腹になり、たくさんのグッズを手に入れた5人は、いよいよVR46 Motor Ranchへ移動します。ここではイギリス・フラットトラック3冠、アメリカ/ヨーロッパ・フラットトラック2冠のベリに迎えられ、ライディングポジションやマシンコントロールの基礎について説明を受けたあと、YZ250Fで初めてのフラットトラック・セッションにチャレンジです。

「初日の目標は、全員の安全を保ちながらマシンの正しい使い方を教えることでした」とベリ。「VR46 Motor Ranchをみるのも、このようなコースを走るのも初めてですし、まさに大興奮という様子でした。でも私たちは、すでに何度もこのプログラムを成功させてきましたし、経験を通じて若いライダーたちとの関わり方もわかっています。準備は万端だったのです。

初日はいつも、正しいボディポジションとスロットルコントロールについて指導しています。今日は転倒も怪我もなく、スピードが向上し、そして最も重要なことには、彼らがしっかりとアドバイスを聞いて実践してくれたことがとてもよかったと思います。これによって成果が現れてくるのです。5人とも、もともと十分な能力を持っているので、次回のフラットトラック・トレーニングではオーバルやフルコースも走ってみようと思っています。非常に満足です!」

Comments

ジェイク・レクレアー選手談
「充実した一日でした。バレンティーノ・ロッシのファンクラブやショップで大いにエンジョイ。そしてもちろん、初めてのフラットトラックもとても楽しい時間でした。すべてにおいて満足で、とてもよい経験ができました。ジムトレーニングでも同様で、トレーニングとライディングの両方について、たくさんの新しいことを習いました。これらを母国へ持ち帰り、ジムや家で行ったり、ライディングに役立てたいと思います」

マッキンリー・カイル・パス選手談
「Master Campの初日はとてもエキサイティングでした。身体にとって有益な正しいフィジカルトレーニングを学びましたが、ロッシにも助言を行っている人から教えてもらえたことはとてもスペシャルなことです。また、タヴィリアでロッシがどれほどの重要人物であるかも目の当たりにしました。今日一日のなかで最も面白かったのがオフロードトレーニングで、そのなかではマルコ・ベリから正しいテクニックや基礎を学ぶことができました。憧れの人に指導してもらえて感動しましたし、これと同じことをロッシもしているのだと思うと本当にうれしくて、母国へ帰ってからも必ず続けていきたいと思いました」

ムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン選手談
「ストレッチやピラティスを教えてもらい、レースシミュレーターを体験させてもらいました。どれもがとても有益で、それぞれのインストラクターをはじめVR46 Academyのライダー、フランコ・モルビデリとアンドレア・ミーニョに感謝しています。フラットトラックでは、いくつかの非常に重要なことを教えてもらいました。たとえばコーナー進入とコーナー立ち上がりでの最善の方法や、効果的なオーバーテイクを行うための正しいボディポジションなど。これらの練習を通して忍耐力の重要性にも気づくことになりました。すべてのレッスンが将来のために重要だと実感しました」

サワポル・ニラポン選手談
「Master Camp初日はフラットトラックの走り方を習いました。ボディポジションを適合させて乗ることや、コーナーの抜け方や、加速の方法が重要なポイントでした。そして実際にコーナリングが速くなり、ストレートでの加速もしっかしりできるようになりました。これらのことは将来のキャリアに必ず役立ってくれるものと思います」

スッティパット・パッチャリート選手談
「初日からとてもたくさんのことを学びました。なかでも強く印象に残っているのがフラットトラックセッションで、マシンコントロールの方法、マシンの動かし方、バランスの保ち方、スタートの方法、完璧なコーナリングなどすべてが非常に貴重なレッスンでした。フラットトラックでのライディングスキルはロードレースにも取り入れることができるものだと思うので、この経験を通して、しっかりマスターしたいと思います」