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September 07, 2019
Master Camp2日目は、ソフトクロスとマリンジェットを体験
Yamaha Motor Thailandのサワポル・ニラポン(16歳)とスッティパット・パッチャリート(18歳)、Yamaha Motor Malaysiaのムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン(16歳)、Yamaha Motor Philippinesのマッキンリー・カイル・パス(18歳)、Yamaha Motor Canadaのジェイク・レクレアー(18歳)は2日目は、VR46 Motor RanchでMoto2ライダーのステファノ・マンジとソフトクロスに乗り、Joe Amarena Sunset BeachではYamaha EX Deluxe WaveRunnerを楽しみました。
1日目に続いてVR46 Motor Ranchを訪れた5人は、マシンをYZ125に乗り換えてソフトトラックコースを走行。午前中の明るい太陽のもと、VR46 Riders Academyのマンジからソフトクロスのいろいろを教えられて熱心に練習に取り組みました。
私自身は、父がモトクロスライダーだった影響もあって4歳でモトクロスをはじめました。そのあとロードバイクに転向しましたが、モトクロスの練習も長く続けていました。16年も続けるうちに、とてもフィーリングがよくなっています。モトクロッサーに乗るときは、ロードレース以上に体力が重要になってきます。身体への負担が大きく、それがあらゆる部分にかかってくるからです。モトクロスを走り終えると全身が痛くなり、うまく乗れれば全身の筋肉を使うのでとてもよいトレーニングになります」
Joe Amarena Sunset Beachでランチをとったあと、ライダーはまたも新しい項目に挑戦。Yamaha Marine EuropeとYamaha Marine Italy、そして地元の行政機関や沿岸警備隊の協力のもと、ビーチのオーナーの好意により施設と水の使用を許可されて、Master Campとしては2度目となるマリンジェットのイベントを実施しました。
海岸で待っていたのは、MotoGPライダーのフランコ・モルビデリ。ライダーたちはYamaha EX Deluxe WaveRunnerを見ると興奮を抑えきれない様子で、素早くヤマハのウエットスーツに着替えてトレーニングを開始。インストラクターを務めたアレッサンドロ・マルチアーノはイタリアの伝説のサーファーとして知られ、ジェットスキーの経験も豊富です。ライダーたちにYamaha EX Deluxe WaveRunnerを使って新しい経験に触れさせることをこの日の課題としていました。
「前回のイベントは5月でしたが、そのときとは海や波のコンディションがかなり違っていたので、今日はアプローチの方法を変えました」とマルチアーノ。「波が荒いときにはWaveRunnerの乗り方を修正しなければならないので、今日は海のコンディションに合わせた技術に挑戦しました。バンピーな波の上での走り方を理解してもらうために、初めはゆっくりと、そのあと少しずつペースを上げていきました。彼らはみな能力が高く、このようなコンディションにもうまく対応していました。初めて乗る人にとっては決して簡単なことではないのですが。ちょっと楽しむだけと思って360度ターンもトライしてみましたが、これもとても効果的で、厳しいコンディションのなかでWaveRunnerを扱う方法を教えることができました。そのあとちょっとしたコンテストを行い、シュートアウトの要領でひとりずつシー・サーキットを走破。タイムはほぼ同等でしたが、サワポル・ニラポンがベストタイムを記録しました。最後はみな大はしゃぎで、まるでロデオのような'クレイジーホース・レース'になってしまいました!ソフトクロスはある部分、WaveRunnerと似ています。身体のポジションも同じですし、スピードアップやコーナリングの感覚もとてもよく似ていると思います。違うところはWaveRunnerにはブレーキがないことと、水の上だということと、予想外に飛び上がることです。このようなときにはエンデューロ・マシンのように立ち上がればよいのです。彼らにとって初の経験だったと思いますが、だからこそ重要なのです。とても楽しんでくれましたし、講習は成功だったと思います。その手助けができてうれしいです」
Comments
ジェイク・レクレアー選手談
「ソフトクロスはとてもよかったです。母国で少しだけ乗ったことがありますが、違う路面でのトライはよい経験になりました。ここは路面が硬いのでスライドのフィーリングがよく、今日もVR46 Motor Ranchをエンジョイすることができました。ソフトクロスではスタンドアップとコーナリングが重要だと感じました。マリンジェットはこれまでに一度もやったことがなかったので、今日はよい経験ができました。ソフトクロスと同様に、WaveRunnerでもシートに座りたくない気持ちになります。波の衝撃が大きいので座っていると疲れてしまうのです。ターンはフラットトラックと似ていて、そこにロードレースの経験を少し足して、とても楽しい一日になりました」
マッキンリー・カイル・パス選手談
「モトクロストレーニングは母国でも経験したことがありますが、今日はVR46 Motor Ranchで、その正しいやり方を学びました。またWaveRunnerの初体験も記憶に残るものになりました。WaveRunnerはストレートではモトクロスのようで、ターンではフラットトラックのような感覚。とても貴重なこの経験は、いつも戦っているカテゴリーでも必ず役立ってくれると思います。私は今、間違いなく以前よりもうまくマシンを操れていると思います」
ムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン選手談
「モトクロスの練習はとても楽しく、大いにエンジョイしました。異なるコースコンディションに挑戦することで、様々なタイプの路面に自信がついたと思います。昨日のトレーニングのなかで正しいポジションの重要性を理解したので、今日もそこに集中していました。午後からは人生初のWaveRunnerに挑戦。これがとても面白くて、まるで野生の馬に乗っているみたいに波の上で飛び跳ねるので、まっすぐ進むよりターンするほうが簡単だということに驚きました。とっても楽しかったです!」
サワポル・ニラポン選手談
「ソフトクロスはフラットトラックとは全然違っていましたが、両方とも続けたいと思いました。どちらも身体の鍛錬に非常に役立ちますし、ポジション、コーナリング、スロットルコントロールなどすべてが勉強になります。WaveRunnerはとてもエキサイティング。楽しくて飽きることがありませんでした。初の経験でしたが、とてもリラックスして乗れたのでよかったと思います。ソフトクロスのスキルをロードレースに生かせるように、タイへ帰ってからも続けたいと思います」
スッティパット・パッチャリート選手談
「午前中はVR46 Motor Ranchのモトクロスコースを走り、フラットトラックとの明らかな違いに気づきました。コーナー進入、立ち上がり、ジャンプの仕方、コースの回り方などすべてが違っていて、とても勉強になりました。WaveRunnerも初めてでしたが、とても楽しくて興奮しました! 大好きになりました!」