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第8回は9月開催 4ヵ国5名の参加者が確定、初参加はフィリピン

August 09, 2019

第8回は9月開催 4ヵ国5名の参加者が確定、初参加はフィリピン

ヤマハ発動機株式会社とVR46 Riders Academyは、9月4日~8日にYAMAHA VR46 Master Campを開催することを決定。8回目となるトレーニングプログラムにはASEANから4名、カナダから1名、合計5名のライダーが参加します。

若きヤマハライダーたちは、ロッシの故郷、イタリアのタブリアを訪れ、VR46 Riders Academyとそのライダーたち、イギリス・フラットトラック選手権3冠、アメリカ/ヨーロッパ・フラットトラック選手権2冠のマルコ・ベリ、フィットネス・トレーナーのカルロ・カサビアンカ、イタリアの伝説的サーファー、アレッサンドロ・マルチアーノら、多くのプリフェッショナルの指導を受けながらレーシングスキル向上を目指します。

ジェイク・レクレアー(18歳)はカナダ人としてふたり目の参加。Yamaha Motor Canadaから初めてbLU cRU Factory Ride Awardを受賞。以前参加したトーマス・カサスはCSBK Pro Sport Bikeタイトルを2年連続で獲得。Master Camp後はカナダでヤマハを代表するスーパーバイク・ライダーとなっています。

アジアからはThai Yamaha Motorのサワポル・ニンラポン(16歳)とスティパット・パッチャリート(18歳)、Hong Leong Yamaha Motorのムハンマド・アリフ・アシャラフ・ビン・タヒルディン(16歳)、Yamaha Motor Philippinesのマッキンリー・カイル・パズ(18歳)が参加。彼らはタイのケミン・クボやインドネシアのガラン・ヘンドラ・プラタマに続くことが目標になります。第5回プログラムに参加したクボは現在、FIM CEVヨーロッパ選手権Moto2に参戦中。第1回と第2回に参加したガラン・ヘンドラは2017年、WorldSSP300のヘレス大会にワイルドカードで参戦して優勝。この活躍により2018年よりレギュラーライダーとしてフル参戦を開始し、2019年も継続して参戦しています。

第8回のカリキュラムは様々なトレーニングを取り入れながらライディングの基本技術を身につけ、VR46 Riders Academyのライダーたちとともに、新たに身につけたスキルを試すことができるものとなっています。Fisio Gymでのトレーニングのほか、ロッシ選手のモーターランチでYZ250FやYZ125を使ってのフラットトラックやソフトクロス、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリではYZF-R3、ガリアーノ・パークではYZ85を使ったMiniGP、さらにはYamaha Motor Italyマリン部門とペザロ港湾局の協力によるビーチ・アクティビティでは、EX Deluxe やYamaha GP1800 Wave Runnerを体験します。

Comments

リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
「今年2回目となるヤマハVR46マスターキャンプの開催が決定し、非常にうれしく思います。プロジェクト発足からすでに8回目を数えます。VR46本社のロッシ選手のオフィスでヤマハVR46マスターキャンプのプランが生まれた瞬間にも私は立ち会っていました。ヤマハ発動機株式会社、ヤマハ・モーター・レーシング、VR46 Riders Academyによるコラボレーションは、ヤマハの若き才能たちに専門的なサポートを行うことによって、彼らが次のステップへ進むための技術や知識を身につけてもらうことを目標として誕生しました。そして回を重ねるたびに見直しを加えながら、若いライダーたちのニーズにより合うものへと改良してきました。
これまでにオーストラリア、ブラジル、カナダ、フィンランド、フランス、インドネシア、イタリア、日本、マレーシア、オランダ、タイ、ウクライナ、アメリカ、スペインの14ヵ国から合計37人のライダーが参加。そして今回、新たにフィリピンからマッキンリー・カイル・パスを迎えることとなり、うれしく思っています。
新しいライダーたちがVR46 Riders Academyのライダーたちとともにトレーニングを楽しみながら、卒業生のケミン・クボ、ガラン・ヘンドラ、トーマス・カサスらと同様に、レベルアップのために不可欠なモチベーションをさらに高めてくれることを期待しています」

バレンティーノ・ロッシ選手談(Monster Energy Yamaha MotoGP)
「第8回マスターキャンプが近づいてきました! これまで参加したライダーや、この活動を支援してくれる様々な分野の専門家たちの意見を取り入れて、前回からプログラムの内容を変更しました。その結果、前回のキャンプはこれまでで最も成功したものになったと思っています。そしてこのことが、私だけでなくVR46のライダーたち、マスターキャンプのスタッフたちにも、より一層のモチベーションを与えてくれたのです。今回参加するライダーたちについては非常によい評判を聞いているので、彼らに会うことがとても楽しみです。私たちは心をこめて、彼らにハードワークを促します。彼らは毎日、とても疲れてしまうでしょう。でもプログラムはたくさんの楽しみであふれているので、すべての時間をエンジョイしてくれると思います。
若いライダーたちがキャリアのなかで高みを目指すためには、オンロード、オフロード両方の訓練が非常に重要です。VR46 Riders Academyがすべてのセッションでライダーたちを導いていきます。彼らが自分自身を限界までプッシュしてくれることを期待し、プログラム終了後には確かな成長を見たいと思っています」