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第7回Master Campが中盤戦に突入

May 26, 2019

第7回Master Campが中盤戦に突入

第7回Yamaha VR46 Master Camp3日目は、2日目までの成果を実践に生かすためのプログラム。5人のライダーたちは午前中に再びバレンティーノ・ロッシのMotor Ranchでトレーニングを行い、午後はVR46 Riders AcademyのN・アントネッリとともにGalliano Park MiniGPコースでのライディングセッションに臨みました。

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ライダーたちは、トレーニング開始早々から順調にスピードアップ。M・ベリの指導のもと、マシンがスライドした際のコントロール方法を身につけて、数ラップのうちに素早くペースを上げていきました。5人の成長を確認したベリは、トレーニングの締めくくりとしてアメリカンスタイルのレースを提案。ケビン・サバトゥッチが接近戦を制し、アンディー・ヴェルドーヤとヤコポ・ファッコが続いて表彰台を獲得しました。

Motor Ranchで午前中のセッションを終えたあとは、ダバッリアにあるRistorante e Pizzeria da Rossiでランチ。しかしのんびりする間もなく、すぐに次のトレーニング会場へと移動します。Galliano Park MiniGPコースに到着すると、そこには6台のYZ85が準備されており、インストラクターのアントネッリからコースレイアウトに関する説明を受けたあと、レザースーツに着替えてマシンに跨りセッションをスタートしました。

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Galliano Parkはツイスティでテクニカルなコース。そのためはじめのうちはアントネッリの後ろについて行かなければなりませんでしたが、数ラップも走るとコツをつかんで走行をエンジョイ。アントネッリの説明と、前日にMotor RanchやAutodromo di Modenaで学んだこととが結び付くようになると、それにつれてラップタイムも上昇しはじめます。ベストラップを記録したのはファッコ。ヴェルドーヤとサバトゥッチが2位と3位で続き、最も大きく前進したフィン・デ・ブルーインは、その日のうちに1.6秒も短縮しました。

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ベリはライダーたちの成長ぶりについて次のように語りました。「キャンプ3日目、Galliano Parkで彼らと一緒にたくさんの周回を走り、最適なライン取り、あるいは少なくとも私がよいと思っているライン取りを学んでもらいました。実際、私自身も進化しているのですが、彼らの成長ぶりもすばらしく、私の後ろについて走っているときに本当によく理解しているようでした。ライン取りを見せながらオーバーテイクのポイントも教えると、それをしっかり学んだばかりでなく、私のライディングスタイルも取り入れるようになっていました。とくにオランダのフィンはよく学んで大きく成長しています。このような成果が見られると本当にうれしいですし、彼らには私と一緒に走る経験を楽しんでほしいと思っています」

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Comments

フィン・デ・ブルーイン選手談
「今日も様々なチャレンジが待っていました。Motor Ranchでの最後のトレーニングは私にとって決して簡単なものではなく、自信を持って走れるようになるまでに少し時間がかかってしまいました。少しずつフィーリングはよくなっていきましたが、まだ満足はしていません。午後からのGalliano ParkでのMiniGPでは、ミニバイクも小さなコースも初めてだったのでかなり苦戦してしまいました。ラップタイムがなかなか上がらないので、アントネッリに"もっとうまく走るにはどうしたらいいのですか?"と尋ねてみると、彼はコーナー進入でのブレーキングの方法を教えてくれて、"ついてきて"とマンツーマンで走りを見せてくれました。このときにとても多くのことを学ぶことができたと思います。このあとどんどん調子が上がり、最後のセッションでは手ごたえを感じることができました。このようなすばらしい経験をさせてくれたアントネッリに心から感謝しています」

ケビン・サバトゥッチ選手談
「今日もまた Motor Ranchで練習し、最後はアメリカ式のレースをして優勝することができました。とてもうれしかったけれど、喜びをかみしめる間もなくGalliano Parkへ移動してYZ85に乗ることになりました。難しいコースでしたが、一緒に走ってくれたコーチや仲間のおかげでいいトレーニングができました」

ヤコポ・ファッコ選手談
「Motor Ranchでたくさん学び、とても楽しい時間を過ごしました。1日目と2日目に習ったことを実戦的に練習し、午後のGalliano Parkでの走行もエンジョイできました。このコースは小さいけれども非常にテクニカルで、集中力が要求されるところがとても気に入りました。YZ85での走りも楽しくて、総合タイムでトップを獲得することができたので満足です!」

ベアトリス・ネイラ選手談
「すばらしい1日! 午前中はMotor Ranchでフラットトラックを大いにエンジョイ。Motor Ranchで走れるのは本当にうれしいことなので、このようなチャンスをくれたバレンティーノと、とても熱心に指導してくれるマルコ・ベリに感謝しています。午後からはGalliano ParkでMiniGPマシンに乗りました。初めてのコースを走り、そこでの走り方を教えてもらえるのはとてもうれしく楽しいこと。ヤマハとVR46に感謝しています。彼らがキャンプ4日目のために用意してくれているプログラムがまた楽しみになりました」

アンディー・ヴェルドーヤ選手談
「3日目の今日もとてもよい経験ができました。午前中のアメリカンレースではケビンとの優勝争いをエンジョイ。午後はGalliano Parkで85㏄マシンに乗り、テクニカル・コースをアントネッリと一緒に走ることができました。彼はコーナーで速く走るためのヒントを与えてくれて、これがとてもよい勉強になりました。ここは高速走行中にマシンの向きを換えることが多く、フィジカルトレーニングにも最適なコースだと思いました。予選セッションも経験し、総合タイムで2位を獲得できてハッピーです!」

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