NEWS
May 25, 2019
Master Camp2日目はモデナサーキットを走行
Yamaha VR46 Maser Campの参加者5人は2日目のチャレンジを迎え、午前中は昨日に続きMotor Ranchでフラットトラックのトレーニング。午後からはモデナサーキットを訪れ、YZF-R3でA・ミーニョ、N・アントネッリに勝負を挑みました。
5人は朝食を済ませたあと早々にホテルを出発。昨日に引き続きM・ベリがフラットトラックの指導を担当しさらなる進化を目指しました。前日の指導の記憶が鮮明なまま、安定性をキーワードに臨み、ライダーたちはMotor Ranchで練習したあと、午後からは新たなチャレンジのためモデナサーキットへ移動しました。
「コース上にいた時間はあまり多くはありませんでしたが、メニューが濃縮されており、たくさんのことを学ぶことができたのではないかと思います」とベリ。「1日目に経験済みの小型オーバルではすぐさまスピードアップし、そのあと大型のオーバルへ移動しました。ポイントは昨日の学習を生かしてさらにスピードを上げること。ブレーキングポイントとラインが異なり、マシンのリアクションも変わるため、決して簡単ではありません。コースレイアウトも難しくて果敢さが求められるので、ライダーたちにとってはよい練習になるのです。私たちが教えたことを常に頭に留めておくことが重要ですが、皮肉なことにスピードを上げれば必ずラップタイムも成績も上がるというわけではありません」
Motor Ranchの虜になった5人だが、ここでの練習を終えるとすぐさまバスに乗り込み新たな場所へ。ピレリ製タイヤを装着したYZF-R3でアントネッリ、ミーニョらとともにロードレースセッションに臨むためモデナサーキットへと向かいました。
VR46 Riders Academyのアントネッリとミーニョはライダーたちがコースに慣れるのを手助け。さらにコース脇で走行を見守りそれぞれに指導を行いました。一日の終わりにはレースも体験し、スーパーポールセッションではベストラップを競り合いヴェルドーヤがトップ。サバトゥッチとネイラが2位と3位を獲得しました。
「とても楽しい一日でした」とアントネッリ。「みんなモデナサーキットをとてもエンジョイしているように見えました。彼らにとって初めての場所でしたが、それは私たちにとっても同様。初めてのコースを走るのはすばらしい経験になり、とてもハッピーな気持ちで一日の練習を終えることができました」
「Master Campのライダーたちと一緒に新しいサーキットに臨み、すばらしい一日を過ごすことができました。私たちにとっても楽しい経験でしたし、とてもよいトレーニングになりました」と語るのはミーニョ。「5人もエンジョイしており、スーパーポールセッションでは激しい競り合いも見せてくれました。それぞれの差はほんのわずかで非常に接近した戦いでした。この新しいコースの走り方を教えるのは私にとっても楽しい経験でしたが、彼らもそれをエンジョイし、多くを学び、その成果を実感してくれることを期待しています。いつでも喜んで彼らとともに走り、成長を手助けしたいと思っています」
Comments
フィン・デ・ブルーイン選手談
「2日目もたくさんのことを学びました。午前中のフラットトラックでは、マシン、コース、乗り方をもう一度、思い出すところからはじめなければなりませんでした。正直に言うとはじめは少し苦戦してしまったのですが、最後のセッションではステップアップを実感することができました。ポジションに関してヒントをもらっただけで突然、楽に気持ちよく乗れるようになったのです。そのおかげでペースが上がり、1日目以上に練習を楽しむことができました。午後からのモデナサーキットは最初から最後までエンジョイ。たくさんの周回を重ねるうちにコースが好きになり、それによってさらに速くなったようです。スーパーポールの表彰台には届きませんでしたが、ラップタイムはかなり接近していました」
ケビン・サバトゥッチ選手談
「2日目もとても充実していました。1日目に習ったことをさらに向上させることが楽しかったので、明日のMotor Ranchにも期待しています。モデナサーキットではYZF-R3でスキル向上を目指し、全体的にうまくできたと思います。ふたつのサーキットで私たちに指導し、成長の手助けをしてくれたすべての人にお礼を言います」
ヤコポ・ファッコ選手談
「2日目のプログラムは長くて、ハードで、とても疲れるチャレンジでしたが、最高のトレーニングでした! 一日の終わりにはハッピーな気持ちになれました。午前中はフラットトラックのスキルをさらに向上させるため、昨日に続き次の段階に進みました。明日のフルラップ走行で、今日の練習が必ず役に立ってくれると確信しています。モデナサーキットでは、そのレイアウトがとても気に入りました。スーパーポールでは転倒してしまって好タイムを記録できなかったことは残念ですが、今日の成果にはとても満足しています」
ベアトリス・ネイラ選手談
「2日目は新しいコースを走るチャンスを与えてもらい、新しい経験をしました。もちろん、とてもエキサイティングなことですが、今日はVR46 Academyのライダーたちからライディング向上の方法を教えもらえたのですから本当に特別です。5人とも進歩に満足していますし、私はスーパーポールで3位を獲得できてうれしいです。ヤマハ、VR46の皆さん、bLU cRUにもとても感謝しています。充実した時間を過ごすことができ、明日のプログラムがまた楽しみになりました」
アンディー・ヴェルドーヤ選手談
「とても楽しかったです! 午前中はMotor Ranchでまたたくさんのことを学び、充実した時間を過ごしました。午後はYZF-R3で多くの周回を走り、ピレリタイヤもよいフィーリングでした。ペースもよくて、新品タイヤでは好タイムを記録することもできました。でも、より重要なのはユーズドタイヤでの練習だと思いました。安定性を追求しながら、どんどん周回を重ねていきましたが、毎ラップで同タイムを刻むことができたことはよかったと思います。このすばらしいトレーニングはWSSP300でも必ず役に立つはず。次回ヘレスに向けての準備にもなっているので、そこでは成績アップを目指します」