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July 27, 2018
Yamaha VR46 Master Campのスタートに向けて5人の新しい生徒が準備万端
ヤマハ発動機株式会社とVR46 Riders Academyは、第5回Yamaha VR46 Master Campに参加する5人の若い才能を決定。生徒たちはVR46 Riders Academyのライダーたちとともに5日間の講習に臨み、それぞれのレーシング・キャリアに磨きをかけていきます。
2018年7月26日/タブリア(イタリア)
5人の若きスターたちは、第5回Yamaha VR46 Master Campで最大のチャンスをつかみ、同時に最大のチャレンジに挑もうとしています。2018年7月27日~31日までの5日間、生徒たちはバレンティーノ・ロッシのホームタウン、タブリアでトレーニングを受けます。VR46 Riders Academy、イギリス・フラットトラック3冠およびアメリカ&ヨーロッパ・フラットトラック2冠のマルコ・ベリ、その他、多くの専門家が彼らの成長のためにコーチを務めます。
今期キャンプの生徒はアジア、アメリカ、南米の若いヤマハ・ライダーのなかから年齢、才能、それぞれの選手権での成績などを考慮して選抜。アメリカのC・ベンチュラ(16歳)とJ・ブラックモン(17歳)、ブラジルのE・カワカミ(17歳)とB・シーザー(18歳)、タイのK・クボ(19歳)という熱意あふれる5人が、トレーニングのスタートを心待ちにしています。
予定されているカリキュラムは、今まで以上にスケジュールが詰め込まれています。5人はバレンティーノ・ロッシのモーター・ランチで「YZ250F」、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで「YZF-R3」、ミサニーノ・ゴーカート・サーキットで「YZ85」をそれぞれ経験するほか、Master Campで初めての試みとなる「YZ125」でのソフトクロスの技量も試される。
ライディング・スキル向上を目指すほかにはAndreani Groupによるサスペンションに関するレクチャーを受けたり、サーキット以外でのトレーニング方法について学んだりすることになっています。
Comments
L・ジャービス、ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター談:
「ヤマハVR46マスターキャンプのプロジェクトは5回目を迎えようとしています。わたしたちは世界のbLU cRUライダーを受け入れることを楽しみにしており、今回は北アメリカ、南アメリカ、アジアから若く才能あふれるライダーが参加することになっています。過去の参加者たちはマスターキャンプで得た知識や経験を生かして、それぞれのカテゴリーで活躍しています。キャンプでの経験は、彼らの母国では容易に得られないものばかりなのです。クルーたちは今回も包括的で充実したカリキュラムを用意しており、たった5日間で非常に多くのトレーニング・スキルとテクニックを学ぶことができるようになっています。トレーニングおよびレーシングのエキスパートたちが計画したスケジュールを自分たちのトレーニングに日常的に取り入れるようになるとすれば、必ずや素晴らしい収穫を得て、それぞれのレーシング・キャリアを力強く後押しすることとなるでしょう。第5回キャンプにおいては、VR46ライダーズ・アカデミーとヤマハで新たなワンステップを用意しました。トレーニング・プログラムにソフトクロスを取り入れたのです。MotoGPライダーの間では日常的に行われているもので、マスターキャンプの参加者たちのマシン・コントロールを手助けするものとなります。彼らにとっては多くの新たな経験とチャレンジにあふれた非常に忙しい5日間ですが、同時にとても楽しく、長く記憶に残る、価値ある5日間になると確信しています。このキャンプのなかで彼らが知識を深め、テクニックを向上させることが、コーチやスタッフの願いです。このような素晴らしいキャンプの開催を実現させてくれたバレンティーノ、VR46ライダーズ・アカデミー、そしてサポートしてくださるすべてのスポンサーやパートナーに改めてお礼を言います。今回も特別なイベントになります」
A・サルッチ、VR46ライダーズ・アカデミー・ディレクター談:
「第5回ヤマハVR46マスターキャンプが始まります。ここタブリアまで遠い道のりを訪ねてくる新しい生徒たちに会うのをいつもとても楽しみにしています。彼らはVR46ライダーズ・アカデミーや、レーシングおよびトレーニングのエキスパートたちとともにトレーニングに臨むことになりますが、過去の生徒たちはみな、このキャンプのなかで学んだことをそれぞれのレース・カテゴリーのなかで生かして大きくステップアップしています。6月には第2回キャンプの生徒、アピワットが、健康の不安を回復してCEVジュニア世界選手権Moto3で初めて表彰台を獲得。また第1回と第2回に参加したガランはワイルドカードで参戦した2017 WorldSSP300で優勝、2018シーズンは正式にヤマハからフル参戦を果たして活躍しています。第3回のトーマスは昨年、Pro Sport Bike Championshipでタイトルを獲得。第4回のアルフォンソは2017 WorldSSP300のタイトルをわずか1ポイント差で逃しましたが、Yamaha R3 bLU cRU Challengeを制してWroldSSPにステップアップしました。彼らのあとに、これからも多くのライダーが続いていきます。彼らの貢献と熱意が、マスターキャンプをより実り多いものとし、また楽しいものとしてくれるでしょう。VR46アカデミーが彼ら5人に、レーシング・キャリアを大きく羽ばたかせるための助けになれればうれしいと思います。Oakley、 Alpinestars、 Pirelli、 Descente、Saucony、Yamalube、Akrapoviči、Andreani Group、Birel ART / TM Racing、その他すべてのスポンサーとパートナーにお礼を言います。さまざまな情報と魔法と素晴らしい技術にあふれた、非常に充実した5日間になるでしょう。マスターキャンプの参加者とVR45アカデミーのライダーたちは、新たな限界に挑戦するための良い時間を過ごすことになります」
C・ベンチュラ選手談:
「特別なことを期待しているわけではありません。ただオープン・マインドを心がけ、すべてのことを吸収したいと思っています。ここイタリアへやって来て、このような経験ができることにとても興奮しています。フラットトラックとソフトクロスはたくさん経験してきているので楽しみですが、そのなかでも新しいことを学べるのは素晴らしいことです」
J・ブラックモン選手談:
「イタリアに来て、VR46マスターキャンプに参加できることは、とってもエキサイティング! すばらしい経験になると思いますし、私自身、たくさんのことを学ぼうと意気込んでいます。コースに出る準備は万端で、そのあとどのような展開が待っているか楽しみにしています。モトクロスの経験は多くはありませんが、フラットトラックは少しやっています。どちらも楽しみで、たくさん学びたいです」
E・カワカミ選手談:
「ここに来ることができてとてもハッピーです! バレンティーノやVR46アカデミーのライダーたちに会うことが私の夢でしたし、その他のコーチたちにも早く会いたいと思っています。夢が現実になろうとしているのです! 彼ら全員からできるだけ多くのことを学び、また思う存分楽しみたいと思っています」
B・シーザー選手談:
「このイベントはとても特別なもので、ここに居られることをうれしく思っています。 ずっと前から、この5日間を楽しみにしてきたのです。期待していることは、たくさん学び、できるだけ多くの知識や情報を吸収することです。VR46アカデミーのライダーたちから教えてもらえることがたくさんあると思いますし、マスターキャンプの他のメンバーから学ぶこともあるでしょう。彼らからすべてのことを学びたいと思います」
K・クボ選手談:
「学ぶためにここに来ました。経験を積み、新しいスキルやテクニックを身につけ、そ れらを母国に持って帰ってレーシング・キャリアをワンステップ前進させたいと意気込んでいます。自分のライディングを磨き、レベルを向上させ、他のライダーたちとレースで戦うときには、今まで学んできたことをすべて使いたいと思います」