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September 16, 2018
Motor Ranchを堪能、ソフトクロスとフラットトラックでスキルアップ
第6回Yamaha VR46 Master Campは3日目を迎え、ライダーたちは今日も新たなトレーニングに臨みました。まず初めはステファノ・マンジーの指導によるソフトクロストレーニング。そのあとマルコ・ベリ、VR46 Riders Academyのマルコ・ベゼッキとロレンソ・バルダサーリのサポートを受けながら、昨日に引き続きフラットトラックのスキルアップに励みました。
マレーシアのムハマッド・アイマン・ビン・タヒルディン(16歳)とナジル・イザ・ビン・ムハマッド・バハウディン(18歳)、インドネシアのムハマッド・ファエロズィ・トレクォットゥラ(15歳)、日本の横山尚太(16歳)は、Motor Ranchで行ったふたつのトレーニングで、インストラクターたちにしっかりついていきました。午前中はフラットトラックの一部に設けられたサンドトラックでYZ125を走らせるソフトクロス。午後からは初めてフルコースを使用し、フラットトラックライディングのさらなるスキルアップを目指しました。
前日もハードなスケジュールをこなしたライダーたちですが、キャンプ3日目にはマンジーによるソフトクロスに参加するため元気に起床。正しいライディングポジションと安全面の注意点を共有したあと、Alpinestar製ギアを着用してコースに出ていきました。走り出すや、彼らのレベルの高さが明らかとなりましたが、マンジーの指導を受けるとさらに進化することができました。
ハードなトレーニングで空腹になったライダーたちはタヴッリアへ。そこにはOfficial Fan Club Valentino Rossi Tavulliaの副会長、フラビオ・フラテシ氏が待っており、VR46ファンクラブの本部へと案内してくれました。ここでライダーはファンクラブのメンバー登録を行い、VR46ファンクラブの会員証とたくさんのプレゼントを受け取りました。
プレゼントをバッグいっぱいに詰め込んでMotor Ranchへ戻ったライダーたちは、この日2度目となるライディングセッションに臨みます。マルコ・ベリのプライベート・トレーニングでは、おもにテクニックの背後にある理論を学習。またキャンプ初日のフラットトラックでの走りをビデオで見て改善ポイントを確認したりしました。
そしていよいよYZ250Fに乗る時間です。フラットトラックの感触を思い出すと、すぐさまビッグ・オーバルへ。続いてMoto3ライダーのベゼッキ、Moto2ライダーのバルダサリも加わりフル・レイアウトのコースへと出ていきました。VR46 Riders Academyのライダーたちが彼らを先導しながら走行前に説明したテクニックを披露。ベリは後ろからついて、ライダーたちのライディング・スタイルと進歩を確認しました。
この学習方法が成果を生み、ライダーたちが大幅にステップアップしていることにベリは気づいていました。
「フラットトラックでの2回目の練習は非常に順調でした。彼らは初日からすでによいレベルにあったので、今日は基礎練習に多くの時間を割かず、直接コースに出ることにしたのです。ところがビッグ・オーバルでは少し熱くなり過ぎてしまったため、一旦リトル・オーバルへ戻って対処方法を指導し、ポジションを見直して気持ちを落ち着けてから、もう一度、フルコースに戻りました。
VR46 Riders Academyからベゼッキとバルダサリが手伝いに来てくれて、一緒にコースを走れたことは彼らにとって幸運でした。とてもいいトレーニングになったはずです。後ろについて走ることでライン取りはもちろん、ロングランを行うときに自分を制御する方法なども間近で見ることができるのです。
コースに出るたびに5ラップを走ることにしたので、時間にすれば15分間くらいですが、経験の浅い彼らにとっては十分に長い距離です。私は彼らの走りに満足しましたし、VR46 Riders Academyのライダーたちも、今回のライダーたちはレベルが高いと評価してくれました。日曜日にはフラットトラックでの最終セッションを行う予定です」
Comments
ムハマッド・アイマン・ビン・タヒルディン
「ソフトクロスは非常にすばらしい経験でした。とても気に入りました。午後は午前中よりもきつくて、フラットトラックではベストを尽くしましたが、あまりうまくはいきませんでした。少しでも上達できるように勉強に励んでいるところですが、今はそれをエンジョイできています。常に前進を目指し、身体だけでなく精神面でも強くなれるよう努力を続けます。そして残りの2日間も僕にできることはすべて出し切りたいと思っています」
ナジル・イザ・ビン・ムハマッド・バハウディン
「マレーシアでもソフトクロスをやったことがありますが、それとは違うところがいくつかありました。たとえば地形が異なっていて、ここにはアップダウンがありますが、マレーシアは完全にフラットです。でもちゃんと順応できていましたし、セッションのたびにさらに前進できました。フラットトラックでもペースアップを目指し、路面の感触をつかんで正しいライディングポジションを見つけることもできました。また、ファンククラブを訪れたことは強く印象に残りました。今日もとてもハッピー。このようなチャンスを与えてくれたマルコ・ベリ、VR46 Riders Academyのライダーたち、そしてMaster Campの皆さんにお礼を言いたいです」
ムハマッド・ファエロズィ・トレクォットゥラ
「キャンプ3日目は最高でした。午前中はソフトクロスに挑戦し、短いセッションでしたがステファノ・マンジーからたくさんのことを学びました。ソフトクロスのコースを使っての練習走行は非常に楽しく、大好きになりました。ランチ休憩の間にVR46 オフィシャル・ファンクラブへいきました。IDナンバーをもらってバレンティーノ・ファンの一員になれた喜びは、言葉では言い表せないほどすばらしいものです。また2回目のMotor Ranchも感動もの。大きいオーバルのほうが気に入っていて、フル・コースではバルダサリとベゼッキについていくことで、ペースとテクニックを理解できるようになりました。ひとつひとつをしっかり学び、技術を高めてきています。ここまでの成果に満足していますし、明日もまた上達を目指します」
横山尚太
「初めてモトクロス・バイクに乗りました。最初はとても難しく感じましたが、セッションの半分くらいまでくると少しずつ自信がついてきて、最後には心からエンジョイできるようになっていました。午後はフラットトラックを走行し、初日にできなかったことができるようになっていたのでうれしく思います。フラットトラックでテクニックを駆使して右へ左へとコーナーを抜けていくのは簡単なことではありません。初めはなかなか正しいポジションを見つけられなかったのですが、マルコ・ベリとビデオを見てとても勉強になりました。このトレーニング・プログラムを続けていきたいです」