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March 27, 2018
CEVジュニア世界選手権Moto3開幕戦、ウォンタナノン選手はリタイア
アピワット・ウォンタナノン選手(VR46 Master camp Team)にとって2シーズン目となるCEVジュニア世界選手権Moto3の開幕戦が3月25日、エストリル(ポルトガル)で行われました。
昨シーズンは、シーズン途中での欠場があるなど、思うような成績こそ残せませんでしたが、2017年の12月に出場したアジアロードレース選手権(ARRC)の最高峰・スーパースポーツ600では、ARRCのトップライダーたち抑えて優勝を遂げるなど、大きな成長を見せました。
ところがこの開幕戦、難しいコンディションのなかで行われたセッションの中でウォンタナノン選手は2度の転倒を喫してしまいました。幸い大事には至らなかったものの左足首を痛めてしまい、予選は15番手、決勝前のウォームアップも走行を取りやめて、レースに臨みました。
決勝では5列目・15番手からのスタートながら、好走を見せて一時は8番手まで挽回。その後さらに前方との差を詰めていきましたが終盤に入ると足首の痛みもあり後退すると、16周目に転倒を喫しリタイアとなりました。
ウォンタナノン選手は、この後一旦母国タイへ戻り、1ヶ月後に控えるスペインラウンドに向けて治療と準備を進めます。
Comments
アピワット・ウォンタナノン選手談(DNF)
「開幕戦はマシンのフィーリングこそ良かったのですが、残念ながら天候に恵まれず、転倒して左足を傷めてしまいました。それでも決勝は全力を振り絞ってポジションアップを目指し、ある程度の挽回はできたのですが、残り6ラップくらいで足の痛みがひどくなって、終盤に転倒してしまいました。チームのみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のバレンシアまでにしっかり治して準備します」
ルカ・ブリビオ監督談
「2度の転倒があり、それがグリッドポジションに影響し、決勝では苦しい展開を強いられることになりました。さらには足首に痛みが出ていたため、いつもの走りができなかったのです。メディカル・チェックの結果、幸い骨折やひびはありませんでしたが、痛みがひどかったためウォームアップを休ませました。決勝では本当によくがんばりましたが転倒という結末が待っていました。トップグループに追いつこうとハイペースをキープしていただけに残念です。ウォンタナノン選手は、このあと一旦タイへ戻って治療に専念することになります」