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Camp初日、MiniGP、ゴーカート、フラットトラックに挑戦!

September 13, 2018

Camp初日、MiniGP、ゴーカート、フラットトラックに挑戦!

第6回Master Campがいよいよキックオフ。4人のライダーはミサニーノKCEワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでMiniGPとゴーカートを走らせ、Motor Ranchではマルコ・ベリによる指導のもと、初めてのフラットトラックライディングにも挑戦しそれぞれ才能をアピールしました。

プログラムのスタートを楽しみにしていたマレーシアのムハマッド・アイマン・ビン・タヒルディン(16歳)とナジル・イザ・ビン・ムハマッド・バハウディン(18歳)、インドネシアのムハマッド・ファエロズィ・トレクォットゥラ(15歳)、日本の横山尚太(16歳)は早朝から元気に起床。ミサニーノKCEワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでMater Camp YZ85が待っていると知り、セッションのスタートにワクワクしていました。

いよいよコースに入ると、最初は数ラップにわたってコースを覚えるため慣熟走行を行った後、Moto3ライダーのN・ブレガによるコースについての説明とデモ走行でさらに理解を深めました。これによってライダーたちもすぐにペースを上げ、MiniGPレースでは白熱のバトルを展開。横山が優勝、イザとアイマンが2位と3位を獲得しました。

 

1時間の休憩のあとライダーたちはカート専用スーツに着替え、Birel ArtおよびTM Racing提供のゴーカートに挑戦しました。4人はすぐに4輪の感覚に慣れると、その後も学びながらリズムをつかみレースではアイマンが優勝、イザとファエロズィがこれに続きました。こうして2つのセッションを終了した4人は、ダバッリアにあるRistorante e Pizzeria Da Rossiでランチを楽しんだあと、この日の最後のセッションに臨むためにMotor Ranchへ。

そこにはイギリスのフラットトラック・チャンピオン3冠、アメリカ&ヨーロッパのフラットトラック・チャンピオン2冠のマルコ・ベリが待っていました。ベリから正しいライディングポジションやフラットトラック講習の初日にとくに必要となるポイントなどについて説明し、ライダーたちはYZ250Fに跨って実際の走行を通して学ぶ段階へ。ダートバイクのコントロール方法を学ぶために、コーンを使ったスラロームやコーナーでスライドなど実践練習を行いました。ここでライダーが予想以上に速い進歩を見せたため、もともとは基本技術に集中する予定だったにもかかわらず、早々にオーバル走行を開始することとなったのです。

「初日はライダーにマシンの感触をつかんでもらうことがすべてでした」とベリ。「Motor Ranchは練習に非常に適した場所で、ここではとても多くのことを学ぶことができます。このトレーニングを通して、彼らのフィーリングと繊細さを磨いてもらいたいと思っていまです。

初日のプログラムは通常、コーンスラローム、正しいライディング・ポジションの実践・マシンとタイヤと路面の関係性の理解向上から成っています。フラットトラック・セッションでは導入部分の練習時間を長めに予定していましたが、彼らのスキル・レベルが高かったので、初日から早くもオーバルでの練習に進むことができました。」

「今日一日で大きな進化が見られました。明日もまたフラットトラックを行う予定なので、早いうちに全コースを使って走れるようになるでしょう。今日の成果には満足しています

Comments

ムハマッド・アイマン・ビン・タヒルディン
「このような経験をさせてもらえてとてもハッピーです。MiniGPとゴーカートは楽しみながらいい経験ができた上に、両レースでMaster Campのメダルを獲得することができました。たくさんのことを学べたと思っています。とくにフラットトラックは初めて経験でニコロ・ブレガがMiniGPマシンを走らせるのを見るのは興味深く、勉強になりました。初めは難しく感じましたが、次の機会には、もっとうまく走れるようになると思います」

ナジル・イザ・ビン・ムハマッド・バハウディン
「初めてMiniGPマシンに乗ったので、YZ85の乗り方を一から学ばなければなりませんでしたが、とてもエンジョイできました。ニコロ・ブレガから身体の動かし方のコツを教えてもらったことが、大きな助けになりました。ゴーカートは前に一度、経験したことがあります。これも身体の動きと頭の動きが重要なポイントで、それによって前をしっかり見ることができます。フラットトラックはまったく初めてで、モトクロスとはかなり違いますし正しいラインを見つけるのが難しかったですね。今日、習ったことを忘れないようにしなければなりませんが、そのためにはMotor Ranchでのセッションは、たった1回では十分ではありません。次のチャンスを楽しみにして、そのときはまたベストを尽くします!」

「ムハマッド・ファエロズィ・トレクォットゥラ
「MiniGPセッションのなかで、自分のライディングスタイルを改善する方法を学ぶことができました。僕にとってはとても重要なものでした。またゴーカートでは上体の使い方をつかむことができ、とても面白かったです。その他にもフラットトラックの基本技術、マシンをコントロールしながらスロットルを開ける方法、ライディングポジション、そして自分の身体のバランスをキープする方法などを教えてもらいました。一日で抱えきれないほどたくさんのことを学び、とても楽しかったです!」

横山尚太
「YZ85は初めてで、マシンのフィーリングも初めてのものでしたが、とても楽しむことができました。MiniGPセッションの目的は、身体の動きを改善することだと理解しました。午前中のセッションが終わる頃には、このトレーニングからとてもたくさんのことを吸収することができたと感じました。これからさらによくしていくため、そして日本へ帰ってからもレースのなかで生かせるように、このタイプのトレーニングにまたトライしたいと思います。まずマシンに慣れることに努め、そのあと身体のポジションを前へ進めていきました。すると必要なものが何だったのかに気づくことができたのです。頭ではわかっていても、それを実践するのは簡単ではありません。そうだとしても、やはり非常にたくさんことを学べたと思います。次回のフラットトラックでは、もっとうまくできるようにがんばります。ゴーカートでのトレーニングも僕にとっては初めてでしたが、これは間違いなく、2輪にも役立つと感じました。グリップの仕方や感覚を、より理解できるようになったのです」」