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ライダーたちがロッシ選手と対面、第6回Master Campを終了

September 17, 2018

ライダーたちがロッシ選手と対面、第6回Master Campを終了

Yamaha VR46 Master Campの最後の2日間で、ライダーたちの夢が現実のものとなりました。特に最終日にはMotor Ranchでバレンティーノ・ロッシと会い、VR46の本部で修了式が行われました。

最初の3日間は綿密に組まれたスケジュールに沿って進められましたが、4日目はやや軽めのプログラムとなりました。Fisio Gymでのランニングでは、トレーナーのカルロ・カサビアンカとMoto3ライダーのアンドレア・ミグノがライダーたちに付き添い、スピードよりもスタミナに重点を置いたトレーニングを行いました。

タヴッリアでのランチの後は、Motor Ranchでサプライズが待っていました。ロッシの招待でVR46 Riders Academyのプライベート・トレーニングを見学するとともに、ロッシと対面。それぞれが握手をかわし記念撮影をしたほか、Master Campでの経験について会話をするなど、ライダーたちにとっては最高の時間となりました。

この後、ライダーたちは気持ちを集中しMoto3ライダーのニッコロ・アントネッリとともに、最後のフラットトラックでのセッションに臨みました。

Motor Ranchを後にした4人はVR46の本部を訪ねました。ロッシのオフィスにも招かれると、そこでMaster Campの卒業イベントが行われ、全プログラムを終了しました。

Comments

バレンティーノ・ロッシ
「Yamaha VR46 Master Campのライダーたちと対面できてとてもうれしいです! このプログラムはとても面白く、彼らはより一層、走りをエンジョイできるようになれたことでしょう。でも同時に非常に忙しいスケジュールでとくに最初の3日間はあっと言う間に過ぎ去ってしまいます。まず新しい友人やスタッフやVR46のライダーたちと出会い、様々なマシンで様々なコースを走り、様々なタイプのレースをするのですから。この1週間は多くの新しいことに挑戦し、多くのことを学ぶ貴重なチャンスだったと思います。この経験を通して彼らは、VR46 Academyのライダーたちのようなプロフェッショナルになるために必要なことを覚え、それが今後の取り組み方のヒントになるのです。彼らが懸命にがんばってきたことをよく理解していますし、それを心からエンジョイできていたと思います。トレーニング・スタッフからも高評価の報告を受けているので、私としてもとても満足です。今日でプログラムを終えた彼らはここを離れます。彼らも寂しさを感じていると思いますが、それぞれ母国へ帰ったときには、この経験を楽しく思い出して家族や友人に話してくれると確信しています。そしてここで学んだたくさんのことを、これからの成長のために生かしてくれることを期待しています」

ムハマッド・アイマン・ビン・タヒルディン
「Fisio Gymでのトレーニングをエンジョイしました。新しいエクササイズをいくつか習い、そのなかでインストラクターたちのプロフェッショナルな姿勢に感銘を受けました。ロッシ選手と対面できたことはとても感動的でした。テレビのなかの人ではなく、実物がすぐ目の前にいて、ハグすることもできるのです! とても特別なこの瞬間を、僕は生涯、忘れることはありません! 講師のマルコ・ベリもとてもすばらしく、高い専門性を持ち、また非常に献身的です。このようなチャンスをもらい、モーターサイクルの最善の操縦法を学べたことは本当に幸せです。最後のレースは、優勝はできなくても心からエンジョイできました。ロッシ選手のオフィスもとてもすばらしく、ロッシ選手がここまで積み上げてきたものをますます好きになりました。僕もいつか、そのようなことができたらうれしいです。最後になりましたが、このようなチャンスを用意してくれたMaster CampとVR46のみなさんにお礼を言います。いつかまた、近いうちに再会できるよう願っています」

ナジル・イザ・ビン・ムハマッド・バハウディン
「ライダーにとってトレーニングがどれほど大切かということがわかりました。トレーニングは速くても遅くても、より長く行うことが重要です。ロッシ選手に人生2度目の対面を果たせたことも最高にハッピーでした。彼にあいさつをして、ハグしたことは夢のようです。彼の忙しさはよくわかっていますし、彼自身がトレーニングの最中ですから、Master Campでも、その他の場所でも会えるとは思っていなかったのです。Master Campでの経験はすべてがすばらしく、この5日間はあっという間に過ぎてしまいました。今日でもう終わってしまうなんて信じられないくらいです。このプログラムのなかで多くの新しいことを学び、母国に帰ってからもライダーとしてのスキルを伸ばしていこうと決意しています。すべての先生に感謝。彼らは常にすばらしい指導をしてくれました。Master CampとVR46のスタッフにもお礼を言います。いつかまた彼らに会いたいです。できれば世界選手権の表彰台の上で」

ムハマッド・ファエロズィ・トレクォットゥラ
「Fisio Gymを楽しみました。この経験ができてうれしいです! 筋肉を緩めるためのクールダウン・セッションではワークアウトを少しと5ラップほどのランニング。VR46のライダーたちのトレーニング方法を教えてもらいましたが、もっとよく見て、もっとよく理解したいと思います。Motor Ranchへ行ってロッシ選手に会ったこともすばらしい経験です。彼は私のアイドルですから、私たちのためにわざわざ会いに来てくれたことに感謝しています。そのあとでまたフラットトラックで3レースを行い、3レースとも優勝して、それぞれ25ポイントを獲得。ここでも多くの経験と自信を積み重ねることができました。Master Campではレースそのものだけではなくて、心や感情のコントロールも含めたライディングの基本も学ぶことができます。私は自分自身をもっと制御できるようになることが必要だと思いました。プログラムの最後にはVR46の本部を訪問。建物、施設、インテリア、すべてが印象的で大好きになりました! ロッシ選手のオフィスも見せてもらって、すべてがしっかりと整えられていることを知りました。今日までの時間はとても充実していて、すべてをやり終えられたことを誇りに思います。まだまだ学ぶべきことがたくさんありますが、ここまでに習ったことは今後のレースに役立ってくれるでしょう。このようなチャンスをくれたヤマハに感謝しています。また、サポートしてくれたVR46のライダーたち、マルコ・ベリ、Master CampとVR46のスタッフのみなさんにもお礼を言います。この第6回Master Campのプログラムを毎日、心に留めて自分自身を高め、ここからさらに前進してできるようがんばります。そしてインドネシアのライダーたちにこの経験を伝えていきたいと思っています」

横山尚太
「クールダウン、ストレッチ、ランニングの技術をFisio Gymで学びました。日本に帰ってからも、これらのことをトレーニング・スケジュールに採り入れていくつもりです。リラックスするための指のストレッチにはとくに興味を持ちました。ロッシ選手に会う前は興奮して少しナーバスになっていましたが、実際に彼が現れたときには冷静になることができました。彼がとてもフレンドリーで親しみやすかったからです。そのあとまたフラットトラックでライディングを行いました。フィーリングが良くなってきたところで日本のコーチと同じようなアドバイスをもらったことで、その内容をよりよく理解できるようになりました。このMaster Campのトレーニングのおかげで大きく成長できたと思っています。最初にここに到着したときには5日間は長いと感じていましたが、実際にはあっという間に過ぎてしまいました。でもそのなかで多くのことに挑戦し、それを楽しめたと同時に大きな収穫を得ることができました。最も重要なのは、日本へ帰ってから、ここで学んだことを生かすことだと思います」