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July 28, 2017
ライダーたちが夢を実現! ミサノでバレンティーノ・ロッシと対面
3日目のプログラムを心待ちにしていたイタリアのアルフォンソ・コッポラ(19歳)、フランスのエンツォ・デ・ラ・ベガ(17歳)、フィンランドのキミ・パトバ(15歳)、ウクライナのマイカイタ・カリニン(18歳)、ブラジルのレンツォ・フェレイラ(15歳)、オランダのロベルト・スコットマン(18歳)の6人は、ついに、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでバレンティーノ・ロッシと対面。走行を終えたあとも興奮を抑え切れない様子の6人でしたが、午後からはアンドレアニ・グループで座学が行われ、サスペンションの働きについての講義を聞いたり、Yamaha Motor Racingのディレクター、リン・ジャービスからレーシング・キャリアの進め方ついてアドバイスを受けるなど、充実した1日を送りました。
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3日目、少しずつ疲労も溜まり始めているはずの6人でしたが、午前中から意気揚々とミサノ・サーキットへ。ついにロードレース・コースを訪れた彼らは、用意されたYZF-R3と対面を果たします。Moto2ライダーのフランチェスコ・バグナイアから簡単な説明を受けたあと思い思いにコースに入り、アスファルトの感触を確かめました。
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するとそこにビッグ・サプライズ。VR46 Riders Academyのライダーたちとバレンティーノ・ロッシが加わってきたのです。タイムアタックを行うなど、しばらく一緒に走行を楽しんだ後には、ロッシとのフォト・セッションが行われるなど、ついに憧れのライダーとの対面を果たしたのです。
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午後に入ると、ロッシと別れた6人は、アンドレアニ・グループによる理論講座に参加。レース部門のマネジャーであるエバンゲリスティ・ダミアーノと、レース部門技術者のトマソ・ノッチョーリが講師として参加し、ライダーたちは、セッティングに関する質問などで、知識を深める機会を得ることになりました。
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短い休憩を挟み、リン・ジャービスが登場。ここではチームやスポンサーなど、レース業界のプロフェッショナルたちと良好な関係を築き、それを長く継続することの重要性などが語られました。キャンプ最終日には、再びジャービスとの再会が予定されており、プロフェッショナルライダーに必要な知識や心構えなどを聞くことができる機会が用意されています。
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キミ・パトバ:インタビュー
Comments
バレンティーノ・ロッシ
「Yamaha | VR46 Master Campのライダーたちにサプライズができたよ! 早く会いたいと思っていたし、プログラムの半分を終えてどうなっているかを知りたかったんだ。一緒にコースに出て、彼らの走りを見て、そのスピードにびっくり。前回までとは違って、今回のライダーたちは初めからコースを知っていて、WorldSSP300に参戦しYZF-R3にも乗っている。だから彼らにとっては今日のプログラムは楽なものだったと思う。VR46 Riders Academyのライダーたちも加わって、ともに良い時間を過ごすことができた。マシンの上でエンジョイすることが一番大切だから、6人も楽しんでくれたとしたらうれしいね」
アルフォンソ・コッポラ
「毎日、新しいことを学んでいる。バレンティーノ・ロッシやVR46 Riders Academyのライダーたちと一緒に走るのがとても面白くて、心からエンジョイできた。バレンティーノと同じコースにいられるだけで幸せなのに、間近でその走りを見ることができたんだから最高だよ。午後からの、アンドレアニ・グループでの講習にもとても興味を持った。サスペンションがどのように動くのかを理解することができたら、将来、必ず役に立つだろう。またリン・ジャービスの話もとてもためになった。彼はとても気さくに話しかけてくれて、そこからも、パドック内でのコミュケーションの取り方を学ぶことができた。彼のアドバイスをずっと大切にしていきたい」
エンツォ・デ・ラ・ベガ
「YZF-R3でミサノ・サーキットを走るだけで興奮していたのに、そこにバレンティーノ・ロッシが現れて僕らを歓迎してくれたんだ! あの瞬間は、僕の興奮も最高潮で、もう少しで自分を見失ってしまいそうだったよ。こんなにすばらしい機会を与えてくれたヤマハ、VR46、Master Campのみなさんに心から感謝している。その他にも、アンドレアニ・グループで聞いたサスペンションについての講義もとても興味深く、これはマシンの挙動を理解するのに役立ってくれると思う。またリン・ジャービスは面倒見が良くて、いろいろなアドバイスをくれるんだ」
キミ・パトバ
「ミサノ・サーキットを走り、そこでバレンティーノ・ロッシやVR46 Riders Academyのライダーたちと会えたのはとてもうれしかった。午後はアンドレアニ・グループへ行って、サスペンションの機能について非常にためになる話を聞いた。新しい知識がたくさん詰まっていたよ。リン・ジャービスの話には、目からうろこが落ちる思い。レース業界のなかで持続的な関係を築くことについて、また僕らのような若いライダーがどのようにしてキャリアを積んでいくべきかについて、とても重要なヒントを与えてくれた。僕らのためにこのような時間を作ってくれて、いろいろな質問に丁寧に答えてくれたことに感謝している」
マイカイタ・カリニン
「ミサノ・サーキットのピットに行ったら、バレンティーノ・ロッシのマシンが準備されていたんだ。"いよいよこの瞬間がやって来たんだ!"と思って、とても興奮したよ。そして実際に彼と対面し、VR46 Riders Academyのライダーたちと一緒にトレーニングを開始した。僕を含めて3人が、かなりいい走りができたと思う。セッションのたびに順位を入れ替えることになったんだけれど、これはいつものWorldSSP300でも恒例なんだ。午後からの講習もとても興味深いものだった。眠気に襲われることもなく、たくさんのことをメモした。頭を少し休ませてから、もう一度このノートを見返して復習するつもり。将来、必ず役に立つと思うからね」
ロレンツォ・フェレイラ
「R3 bRU cLU Challengeの仲間たちと一緒に、YZF-R3でミサノ・サーキットを走るのはとても楽しかった。WorldSSP300で使っているマシンとMaster Campバージョンとの比較も興味深く、SSPのマシンと比べるとパワーでは少し劣るけれど、ライディングの楽しさは十分だった。Moto3やMoto2のライダーが600㏄マシンを走らせているのも見ることができたんだけれど、彼らは本当に速くて、信じられないような方法で僕らを抜いていくんだ。そしてもちろん、バレンティーノ・ロッシに会えたことも最高にうれしかった。サインをもらったり、一緒に写真を撮ったり、たくさんのことを教えてもらって感動の連続だった! 午後はアンドレアニ・グループによる講習。講師たちと話をしたり、質問をしたりしながら、サスペンションのことをたくさん教えてもらった。ダンピング、リバウンド、コンプレッションなどが、どのように起きているかを説明してもらってとても勉強になったよ。セッティングにきっと役立ってくれるだろう」
ロベルト・スコットマン
「昨日まではMotor Ranchを走っていたので、ロードコースがちょっと恋しくなっていたし、ミサノ・サーキットは大好きなので、本当に楽しかったよ。最初のセッションからマシンのフィーリングは上々。すぐにスピードを上げることができた。そのあとバレンティーノ・ロッシに対面し、より一層、気分が盛り上がった。午後はアンドレアニ・グループでサスペンションについての講義を聴いた。前にも授業を受けたことがあったけれど、そのときは質疑応答の時間がなかったので、今日はいいチャンスになったよ。レンツォと僕がとくにたくさんの質問をして、たくさん話を聞くことができた。リン・ジャービスの話には引きつけられた。彼がいかに聡明なやり方で、Movistar Yamaha MotoGPとそのライダーたちをマネジメントしているかがよくわかったんだ。レース界での20年間の経験を生かして、グランプリのウイニング・チームとしてのヤマハ・ファクトリーを上手に管理・運営しているところがすばらしいと思った」