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Master Camp初日、ライダーたちがフラット・トラックに挑戦!

July 26, 2017

Master Camp初日、ライダーたちがフラット・トラックに挑戦!

Yamaha Motor Europe N.V.のYamaha R3 bLU cRU Challengeに参加している6人のライダーたちが、Master Campの初日を終了。これからの1週間に備え、基礎的なスキル向上に取り組みました。

第3回から約1ヶ月を経て再開したMaster Camp。興奮を抑えきれない様子の6人の参加者たちは、Fisio Gymでのトレーニング・セッションに臨みました。Moto2でランキング・トップに立っているフランコ・モルビデリと、ムジェロ・サーキットでMoto3の優勝を獲得したアンドレア・ミーニョのサポートを受けながら、フィットネス・トレーナーのカルロ・カサビアンカがエクササイズについて説明。午後からは、イギリスのフラット・トラックで3冠、アメリカおよびヨーロッパのフラット・トラックで2冠を誇るマルコ・ベリが、Motor Ranchで彼らを先導した。

この初日に最も強調されたのが"セーフティ・ファースト"の重要性でした。イタリアのアルフォンソ・コッポラ(19歳)、フランスのエンツォ・デ・ラ・ベガ(17歳)、フィンランドのキミ・パトバ(15歳)、ウクライナのマイカイタ・カリニン(18歳)、ブラジルのレンツォ・フェレイラ(15歳)、オランダのロベルト・スコットマン(18歳)はメディカル・チェックを受けたあと、柔軟性を高めて怪我を防ぐことに役立つ正しいストレッチの方法を学びました。

午後のセッションでも"安全性"という言葉が繰り返されます。ベリは、Motor Ranchでの最初の走行ではスピードよりもマシン・コントロールを重視すべきことを強調。VR46 Riders Academyのディレクター、アレッシオ'ウーチョ'サルッチが見守る中、ライダーたちはこうした基本的な知識についての説明に懸命に耳を傾けました。

ほとんどのライダーにとって初の経験となるフラット・トラックでしたが、ベリのこの説明によって、Motor Ranchでの走りが向上。エンジョイできるようになった彼らは、今まで経験したなかで最高のコースと表現しました。

「Yamaha | VR 46 Master Campの1日目は、正しい位置に乗ることを伝えました。さらにボディ・ポジションとスロットル・コントロールを常に意識することも含め、より楽に走れるようになるからです。今日は特に下半身を重視。上半身を使わず、下半身でマシンをコントロールできるようにならなければならないと伝えたのです」

「またスペシャル・エクササイズも行ったのですが、皆、ダートやスーパーモトを通じてこうしたプラクティスに慣れているようでした。すでにマシンをコントロールできるようになっていて、それはそれですばらしいのですが、ここではそれを真っ白にして、ゼロから始めることを伝えました。マシンの最適な動きを引き出すためには、まずすべての古い知識を忘れ、正しいライン取り、バンク角、ブレーキングのタイミングなどを学んでいく必要があるのです。この5日間は、このやり方を継続していくこととします」

こうしたベリの考え方に賛同したスコットマンは、オフロードの経験がほとんどなかったにもかかわらず、1日で大幅な進歩を見せ、さらなる伸びしろを感じさせてくれました。

ロベルト・スコットマン:インタビュー

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アルフォンソ・コッポラ
「午前中はジムへ行って、VR46 Riders Academyのライダーやバレンティーノ・ロッシがやっているトレーニングの方法を見せてもらいました。彼らがレースに備えて何をしているかを知ることができたのです。フランコ・モルビデリやアンドレア・ミーニョに再会し、いろいろな話ができたのもうれしいこと。午後はMotor Ranchへ行って、これまでで最高の経験ができました。とても楽しくて、早くまた、あのMotor Ranchを走りたい気持ちでいっぱいです」

エンツォ・デ・ラ・ベガ
「初日はとてもよかったですね。午前中はジムでゆっくりストレッチ。午後は、Motor Ranch。とても楽しくて、フラット・トラックでのライディングを心からエンジョイしました。このようなすばらしい施設をこの目で見ることができただけじゃなくて、それを使わせてもらったのだから、本当に最高の一日です!」

キミ・パトバ
「最初は、ちょっと厳しかったけれど、だんだんよくなっていって、今は進歩できた気がしています。特に、Motor Ranchがとても楽しくて、マルコさんがいろいろなコツを教えてくれたり、一緒に考えてくれたりしてとてもためになりました」

マイカイタ・カリニン
「とっても楽しくて、いろいろな経験ができ、大いに勉強になりました。ライディング・スタイルは完璧にはできませんでしたが、スピードには満足しています。Motor Ranchを走ると砂や埃で真っ黒になるんだけれど、それが本当に楽しかったですね。明日も技術と知識をできるだけ吸収し、もっとうまくなれるようにがんばります」

レンツォ・フェレイラ
「ジム・セッションはとてもためになりました。ストレッチによって、午後の走行への準備ができました。でも今日のハイライトは何と言っても、Moto2ライダーのフランコ・モルビデリに会えたこと。彼はブラジルとイタリアのハーフで、ポルトガル語を話すことができるんです。ジムで同じクラスに参加して興奮しちゃいました! それほどきつくなかったし、午後からはVR46 Motor Ranchでマシンに集中できました。1日目がこんなにエキサイティングだったので、明日以降もさらに楽しみです」

ロベルト・スコットマン
「ジム・セッションはもっときついと思っていましたが、実際はストレッチを十分にやることが大切だということを知りました。午後からはMotor Ranchでの走行。こちらはかなり厳しくて、とても疲れてました。オフロードはまったく経験がなく、アスファルトしか走ったことがなかったので、とくに最初は大変だったのです。初めのうちは一番遅かったのですが、学ぶごとに速くなっていって、最後には速いライダーにもついて行けるようになりました。学ぶべきことが、まだまだたくさんありますが、でも今日一日で大幅にステップアップできたと感じています」