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May 16, 2017
Day5:5日間の成果を確認し、第3回The Master Campを終了
The Master Camp最終日、Motor Ranchでの、ルカ・マリーニ、マルコ・ベゼッチとの戦いを切望していた6人のライダーたちは、名残惜しそうに宿泊ホテルを出発。しかしコースに到着するとその寂しさも忘れ、インストラクターのマルコ・ベリと笑顔であいさつを交わし最後のメニューをスタートさせました。
素早く着替えを終え、それぞれYZ250Fのエンジンに火を入れてウォームアップを終えると、過去のThe Master Campから恒例となっているレースに臨みました。レースは、コース全体を使用したものを2回と、オーバルコースを使用した1回の計3回。激しい接近戦の末トップを獲得したのはA・スティアワン(インドネシア/18歳)、2位はT・カサス(カナダ/18歳)、3位をB・デメリー(オーストラリア/19歳)が獲得しました。
約2時間半にわたって激しいバトルを繰り広げ、体力を消耗した6人は、ダヴァリアに戻りいつものレストランでランチタイムを過ごしてから、いよいよ最後のイベントに参加するためにVR46の本部に向かいました。
最新の製品やVR46 Riders AcademyやMaster Campのマシンの展示を見ながらビルのなかをひと通り見学したのち2階にあるバレンティーノ・ロッシのオフィスに移動し、5日間のトレーニングを締めくくる卒業式に臨みました。これまでのトレーニングの様子がビデオで流され、YAMAHA | VR46 Riders Academyの参加証明書とプレゼントを受け取り、セレモニーは終了。同時に第3回The Master Campも終わりを迎えました。
ライダーたちは、この後、それぞれの主戦場に戻っていきます。The Master Campの終わりは、新たなる挑戦の始まりです。この5日間で経験したこと、得たこと、足りないと感じたこと、そして何よりも、それぞれが明確にした目標に向けて、決意を持って進んでいってくれることでしょう。
Comments
バレンティーノ・ロッシ
「第3回The Master Campは、無事、最終日を迎えることができました。この5日間で彼らは、コース内外の様々なことを新たに学んだと思うし、とくに前半は、Motor Ranchやミサノ、ミサニーノ・サーキット、ジムを行き来し、あっという間に時間が過ぎていったことでしょう。僕は、4日目に彼らと実際に会い、たくさん会話することができたし、僕とVR46 Riders Academyのライダーたちがコースを走る姿を見てもらい、マルコ・ベリがその走りの説明とアドバイスを行う機会を作ることができました。ライダーたちは、この新しい勉強方法にとても興味を持ったようですが、インストラクターからも同様の感想が聞かれ、良い試みだったと思っています。このように楽しみながら能力を伸ばしていくことが、これからもとても重要になるでしょう。The Master Campの最終日はいつも寂しい気持ちになるけれど、彼らが多くを学び、多くを経験し、それぞれの国に帰ってからも、ここで獲得したスキルを生かしていけると思うとうれしい限りです。そして7月に開催する第4回The Master Campがいまから楽しみでなりません」
アンギー・スティアワン/インドネシア(18歳)
「インストラクターの皆さんの教えにより、初日にはできなかったことができるようになり、レースでも優勝。僕にとっては成長を実感でき、自分のスキルをアピールする最高の一日になりました。このようなすばらしいチャンスを与えてくれたヤマハとVR46に感謝します。この経験は将来、プロになり、世界選手権レベルに到達するための重要なステップになってくれるでしょう」
ブランドン・デメリー/オーストラリア(19歳)
「驚きと感動が詰まったこの一週間は永遠に忘れることのできない、素晴らしい思い出となりました。The Master Campを運営したスタッフの皆さん、このキャンプ・プログラムに携わっているすべての人にお礼を言わなければなりません。そしてこのMaster Campは今までの人生のなかでも最高の経験のひとつになりました。とくにVR46 Riders Academyのライダーたちと一緒にMotor Ranchを走ったことは、生涯、忘れることはないでしょう。人生最高の経験でした」
ムハマッド・アキッド・ビン・アジズ/マレーシア(18歳)
「キャンプ初日と比べて、かなり成長することができたと思いますが、今日で最後かと思うと、どうしても悲しい気持ちになってしまいます。ヤマハとVR46のサポートに感謝の気持ちでいっぱいです。環境が違うので、まったく同じというわけにはいきませんが、家に帰ってからもここで学んだトレーニングを続けていきます」
ピラポン・ブーンレット/タイ(18歳)
「午前中にMoto Ranchへ行き、最後のライディングに臨みました。優勝できなかったのは、ちょっと残念だったけれど、良い経験ができたことはとてもよかったです。VR46とMaster Campのスタッフ、インストラクターの皆さんに本当に多くの経験をされてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。いつか、成長してここに戻って来たいと思います」
井手翔太選手談/日本(15歳)
「レースでは何度かミスがあり上位には入れませんでしたが、このような経験できたことは大きな収穫です。マルコさんをはじめ、僕のためにマシンを準備し、速く走る方法を教えてくれたインストラクターの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。修了証書と写真を受け取ったときはちょっと寂しい気持ちになりましたが、それも含めて大きなチャンスを与えてくれたヤマハと、すべての人に本当に感謝します」
トーマス・カサス/カナダ(17歳)
「とってもすばらしい経験ができました。それも今日で終わりかと思うと悲しい気持ちになってしまいます。このキャンプに参加できたことを誇りに思いますし、これを実現するために動いてくれたすべての人に感謝します。最終日の今日、最後のプログラムはMotor Ranchで締めくくりましたが、VR46 Riders Academyのライダーたちと最高のレースができてとても良かったです。またMaster Campのメンバーのなかで総合2位を獲得できたのもうれしく思います。そして午後にはVR46本部へ戻り、この5日間のトレーニングの様子をビデオで見せてもらいました。このすばらしいプログラムは、非常に充実した、すばらしい一週間でした。ここで学んだすべては、母国へ帰ってからも生かしていきます」