NEWS

マスター・キャンプ、4日目のチャレンジへ!

July 28, 2017

Yamaha VR46 Master Campの4日目は、ピラティス・セッションのあとミサニーノKCE ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでMiniGPバイクとゴーカート

Yamaha VR46 Master Campの生徒たちにとって、内容盛りだくさんの4日目。午前中はFisio Gymで、VR46 Rider Academyのフランコ・モルビデリ、ルカ・マリーニ、フランチェスコ・バグナイア、アンドレア・ミーニョとともにトレーニング。午後はニコロ・ブレガが生徒たちをミサニーノKCEワールドサーキット・マルコ・シモンチェリへ連れて行き、MiniGPレースとゴーカート・レースにチャレンジしました。

キャンプ3日目にはバレンティーノ・ロッシとの対面を果たしたイタリアのアルフォンソ・コッポラ(19歳)、フランスのエンツォ・デ・ラ・ベガ(17歳)、フィンランドのキミ・パトバ(15歳)、マイカイタ・カリニン(18歳)、ブラジルのレンツォ・フェレイラ(15歳)、オランダのロベルト・スコットマン(18歳)。4日目の今日はどんなプログラムが用意されているかと待ちきれない様子dです。Fisio Gymでは6人をふたつのグループに分け、一方はピラティス、もう一方はVR46 Rider Academyライダーたちといつものレーニングを行い、途中で双方を入れ替えました。

「マスター・キャンプの生徒たちが加わると、僕らも早起きをしなければならないんだ。それが唯一、悩みのたね」とミーニョ。「冗談はさておき、彼らのおかげで仲間が増えて楽しくトレーニングができるんだ。僕らにとっても彼らにとってもいいことだと思うよ」

ミーニョに呼応してモルビデリが語ります。「マスター・キャンプは本当に素晴らしいよ。15歳、16歳、19歳などの若いライダーたちに、このようなビッグ・チャンスが与えられるんだからね。そして僕らと一緒にトレーニングをして、僕らの生活を垣間見ることができる。僕らが普段していることをすべて体験し、ヤマハ・チーム全体でそれを完璧な形でサポートしてくれるんだ。ヤマハが若者たちのためにこのような活動をしているのは、とても素晴らしいと思う」

バグナイアがこれに賛同。「みんなが彼らをうらやましく思っていると思うよ。イタリアへ来て、バレンティーノや僕らのグループと一緒に過ごすことができるんだからね。僕らは常に彼らをサポートできる体制を用意していて、とくに午前中はジムで一緒にいろいろなトレーニングを行う。VR46アカデミーのライダーたちがどんな練習をしているのか、間近で見ることができるし、それを一緒に体験できるなんて最高じゃないか! もし僕が若いライダーだったとしたら、何としてもこのマスター・キャンプに呼んでもらいたいよ」

ピラティスで筋肉の緊張をほぐしたあとは、Moto3ライダーのブレがとともにミサニーノ・サーキットへ移動して次のプログラムへ。ブレガから最適なライン取りやギアチェンジのタイミングについて説明を受けてから、それぞれレザースーツに着替えてMiniGPバイクにまたがりました。

何度か走行を繰り返すうちに少しずつ自信をつけた生徒たちは、見学に訪れたフラットトラックのエキスパート、マルコ・ベリの声援を受けながらペースを上げていきます。Master Camp MiniGPレースの優勝者はカリニン。2位にスコットマン、3位にデ・ラ・ベガが入りました。

MiniGPバイクのあとはゴーカートに乗り換えて再びコースイン。すぐにリズムをつかむと、和気あいあいと楽しみながらも激しい競り合いを繰り広げ、コッポラが優勝、デ・ラ・ベガが2位、フェレイラが3位と活躍しました。
こうして4日目を終了し、様々な経験を積みながらスキルを向上させてきた生徒たち。明日の最終日もライディング・セッションが予定されています。

Comments

アルフォンソ・コッポラ
「ピラティスは家に帰ってからも続けることができるので、とても良かったと思う。でも今日のハイライトはやっぱり、ミサニーノ・サーキット。小型2ストロークのMiniGPバイクがいろいろなことを教えてくれて、これが自分のマシンでレースをするときにも必ず役立ってくれると思う。ニコロ・ブレガと一緒にコースを走り、彼にいろいろ質問をしたりしながら交流できたのも良い経験だった。カートのほうは、みんなが同じレベルだったので、集中を切らすことなく走りきって優勝することができた」

エンツォ・デ・ラ・ベガ
「最高の一日。ジムでは初めてピラティスにトライ。筋肉を伸ばしてリラックスできるところが、とても気に入ったよ。午後はMiniGPバイク・レースで3位、カート・レースでも2位を獲得できたので大満足。とくにbLU cRUの仲間と一緒に楽しめたことが、僕にとってはうれしかったのだと思う。この1週間はまるで夢のなかにいるみたい。サポートしてくれているヤマハのスタッフに感謝している」

キミ・パトバ
「一日の始めにピラティスをやるのはいいね! 初めての経験だったんだけど、とても楽しかったよ。ゴーカートも面白かった。でもカートが壊れてしまって途中で交換しなければならなかったので、レースでは成績を上げることができなかったんだ。MiniGPバイクも楽しかったけれど、僕にはちょっと難しかった。初めて乗ってみて、とてもいい経験になったよ」

マイカイタ・カリニン
「今日はとっても感動した! MiniGPレースで懸命に好成績を目指し、最後にロベルト・スコットマンを抑えて優勝することができたんだ。ゴーカート・レースでもいいところまで行っていたんだけれど、ブレーキに問題が出てしまって乗り換えなければならなくなった。前と同じリズムで走ることができなくて成績は残せなかったけれど、楽しい時間を過ごせたことは間違いないよ。ヤマハ、マスター・キャンプのスタッフ、VR46、そしてbLU cRUのみんなに感謝。すべてのプログラムにとても満足しているよ」

ロレンツォ・フェレイラ
「ピラティスは初めてだったけれど、筋肉をリラックスさせるのにとても効果的だね。あのあとはかなり調子が良くて、マシンに乗っていても気持ちよく走ることができたんだ。なんだかいつもと違う乗り方ができたみたいで、疲れ方も少なかったので、これからも続けていきたいと思っているよ。2ストローク・マシンに乗るのが初めてだったので、MiniGPバイクはちょっと難しかった。ギアを適正にしておくことと重量に慣れるのが大変だったんだけれど、走っているうちにだんだん乗りやすくなってきたから、初めてにしてはきっとうまくできたのだと思う。レースのあとは自信もついて、知識も増えたので、これから練習を始めて、もっともっと上達を目指す。ニコロ・ブレガが丁寧にサポートしてくれた。まず僕らの走りを見て、そのあとヒントを与えてくれるのが、とてもためになった。そのあとのゴーカート・セッションもとても楽しかった。以前にレースもあるんだけれど、ここで3位になれたのはうれしかった。ともに良い戦いをしたbLU cRUのメンバーに感謝。また、このキャンプを運営してくれているスタッフたちにもお礼を言いたい」

ロベルト・スコットマン
「午前中にジムで習ったピラティスは、ヨガによく似ているね。VR46 Motor Ranchでトレーニングをすると少し筋肉痛を感じていたので、ピラティスはとてもいい効果があると思う。午後はミサニーノ・サーキットへ行って50㏄の2ストローク・スーパーバイクを体験。これが文字通り"Super"だったんだ! マシンが小さいからポジションがいまいちだけど、とても楽しかったよ。MiniGPバイクでは、ライン取りとギアの選択がとても重要。ニコロ・ブレガが助けてくれて、ようやく僕らもうまく走れるようになったみたい。マイカイタ・カリニンと僕が最速で、毎回のように接近戦。僕がポールポジションを獲得して17ラップまでリードしたんだけれど、最終ラップでミスをするのが"スマート"だって思ってわざわざ2位になったんだよ! そのあとのカートでは、それぞれの名前入りのカート・スーツをもらって大喜び。みんながほぼ同じレベルだったので、いいバトルができそうだったんだけれど、僕のカートに問題が出てしまった。レースでは新しいカートを用意してもらって、最後尾からのスタートだったにもかかわらず、どんどん追い上げて3位まで浮上。でも最後にフェレイラと接触して4位になってしまった。でも本当に楽しかった。バトルを心からエンジョイしたよ」