ヤマハ発動機株式会社とVR46 Riders Acasdemyが協力して実施する若手の育成・教育プロジェクト「YAMAHA | VR46 Riders Acasdemy」は昨年、アジアの若手ライダーを対象としたトレーニングプログラム「The Master Camp」の第1・2回を実施しました。今年はアジアだけでなく、グローバルに視野を広げ、将来トップで輝く可能性を持つアジア、オセアニア、北米のライダー6人を選抜。イタリアに到着した彼らは、VR46 Riders Acasdemyのライダーたちや経験豊富なレーシング・ライダーとともに、5日間の集中トレーニングに臨みます。

参加者は、タイのP・ブーンレット選手（18）、インドネシアのA・スティアワン選手（18）、日本の井手翔太選手(15)、マレーシアのM・アキッド・ビン・アジズ選手（18）、オーストラリアのB・デメリー選手（19）、カナダのT・カサス選手（17）。イタリアに到着した彼らは、人生のなかでも非常に貴重な経験となる「The Master Camp」に臨みます。トレーニングは、5月10日より5日間、第1回と同様、VR46本部の舞台裏を垣間見たり、バレンティーノ・ロッシ選手を含む多くのプロフェッショナルから技術や知識を学びます。

具体的な内容は、ジムセッションや、Motor Ranch、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでは、VR46 Riders Acasdemyのライダーたちとともに行う様々なライディングアクティビティ。Sky Racing Team VR46のテクニカル・ダイレクター兼クルーチーフのピエトロ・カパララによる理論講座など。

トレーニング・セッションに参加するインストラクターは、VR46 Riders Acasdemyからは、Moto2などで活躍するF・モルビデリ、L・バルダサリ、F・バグナイア、A・ミグノ。VR46 Mastercamp TeamからA・ウォンタナノン（第2回参加）。そしてイギリスのフラット・トラック選手権三冠、アメリカ／ヨーロッパ・フラット・トラック選手権二冠のM・ベリら。彼らはライダーたちがスキルを伸ばすために必要な情報を提供しながら、コースの内外で成功を後押しします。

Comments

アンギー・スティアワン／インドネシア（18歳）
「The Master Campに参加できることを誇りに思います。このチャンスを生かしてキャリアを積み、自分自身のレベルアップを図りことが目標。VR46 Riders Acasdemyのライダーたちや、The Master Campの卒業生であるアピワットの力も借りて、良い経験を積み上げたいと思っています。素晴らしいプログラムを用意してくれたスタッフの皆さんやインストラクターにも感謝しています」

ブランドン・デメリー／オーストラリア（19歳）
「ここに選んでもらったことを本当にうれしいです。バレンティーノと一緒にMotor Ranchを走ったり、ゴーカートやミニバイクでトレーニングできるということで、今からとてもワクワクしています。それからミサノのサーキット走行も楽しみですね。ヤマハとVR46が協力してすばらしいプログラムを考えてくれましたが、僕らにとってはとても特別で貴重なチャンス。しっかりがんばります」

ムハマッド・アキッド・ビン・アジズ／マレーシア（18歳）
「今からとても楽しみです。ここでしっかりと学び、ライダーとしての将来のキャリアを少しでも良いものにしたいと考えています。また、第1回、第2回のThe Master Campを成功させたインストラクターやスタッフたちから学べることをうれしく思います」

ピラポン・ブーンレット／タイ（18歳）
「ここに来ることができ、The Master Campに参加して、多くを学ぶための貴重なチャンスを与えてもらったことに心から感謝しています。また僕を選んでくれたヤマハ・モーター・タイランドにも感謝の気持ちでいっぱいです。ひとりのライダーとして自分自身を進化させるため、この経験を最大限に生かせるようベストを尽くします」

井手翔太／日本（15歳）
「5日間のトレーニングプログラムと、そのほかのいろいろなアクティビティをとても楽しみにしています。このチャンスを最大限に生かして技術を磨いていきたいです」

トーマス・カサス／カナダ（17歳）
「世界チャンピオンになることが目標である僕にとっては人生最大のチャンスです。バレンティーノ・ロッシに会い、一緒にコースを走ることができることは、間違いなく、これまでで最高の経験になるでしょう。バレンティーノのようなカリスマ性を持ったトップライダーが、その特別な能力を若いライダーたちに分け与えてくれるのは本当にすばらしいことです。このような機会を与えてくれたバレンティーノ、VR46 Riders Acasdemy、ヤマハ、ヤマハ・モーター・カナダに感謝しています。最も重要なのは、このプログラムを通して学んだことを母国へ帰ってから表現すること。この経験が僕のキャリアをさらに発展させてくれることに期待します」