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May 01, 2017
世界の頂点を目指して! ウォンタナノン選手がCEVのデビュー戦で8位
「VR46 Master camp Team」のアピワット・ウォンタナノン選手(タイ/22歳)が、世界の頂点を目指し、これまでの主戦場であったアジアから欧州に舞台を移しCEVジュニア世界選手権Moto3にデビュー。その初戦で8位を獲得しました。
2016年、YAMAHA | VR46 Riders Acasdemyの第2回「The Master Camp」に参加。アジアロードレース選手権では、アジアプロダクション250クラスのチャンピオンを獲得して実力を示し、「VR46 Master camp Team」に抜擢されたウォンタナノン選手が、開幕の舞台、スペインのアルバセテでその実力を発揮しました。
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悪天候によって難しいコンディションとなり、多くのライダーが苦しんだウィーク初日からウォンタナノン選手は安定して速さを披露。予選では9番グリッドを獲得し決勝を迎えます。
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ドライコンディションとなった決勝。ウォンタナノン選手は、ライバル、コース、チーム、マシン、そしてのしかかるプレッシャーも物ともせず、その実力を発揮。好スタートから1周目を6番手で終えると、ここからトップグループに食らいついてレースを展開します。その後、トップ集団から離されて順位も下げてしまうますが、安定した走りを続け、世界中から集まった、同じ世界を目指す有能な40人ものライバル中、8位でデビューレースを終了。ウォンタナノン選手と新チーム「VR46 Master camp Team」にとって幸先の良いシーズンのスタートとなりました。
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チームは、ここから3週間のインターバルを経て、ル・マンサーキットでMotoGP世界選手権・第5戦フランスGPと併催される第2戦に臨みます。
Result
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Comments
アピワット・ウォンタナノン選手談(8位)
「この結果をとてもうれしく思います。なぜなら急ぐことはなく、一歩一歩慎重に前進することが大切だと感じているからです。レースでは当初、トップのライダーについておこうとしましたが、ついていくことができませんでした。また、レースでは安定してポジションをキープすることを心がけましたが、結局はポジションを下げてしまいました。それでも結果には満足はしているし、懸命に支えてくれたチームとメカニックに感謝の気持ちでいっぱいです。 次のレースに向けても集中し、さらに進化していきます」
ルカ・ブリビオ監督談
「初日から悪天候で、ウォンタナノン選手の好きなコンディションではありませんでしたが、決勝につながる良いタイムを残してくれました。チームもすばらしい仕事をしてくれ、予選では9番グリッドを獲得。ドライコンディションで行われたレースも、とても速く走ることができました。多くのライバルがおり、新チームで臨んだことを考えれば十分な結果ですし、チャンピオンシップのことを考えてもとてもよいスタートを切ることができましたし、次のル・マンにも自信を持って臨むことができます」