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October 15, 2016
THE MASTER CAMP参加ライダーがARRC・AP250のチャンピオンを獲得、技術も心も、成長を遂げた姿を披露
2016アジアロードレース選手権(ARRC)のアジアプロダクション250(AP250)は、アンダーボーンからスーパースポーツ600のギャップを埋めるクラスとして2015年に設定されました。ヤマハも、YZF-R25の発売を機に、このクラスをアジアの若者たちがより速く、高い場所、すなわち世界へ到達するためのステップと位置づけ、アジア各国の拠点と連携しながら、AP250に参戦する若者の育成に努めてきました。
YAMAHA|VR46 Riders Academyもまた、若いヤマハライダーを対象に、その自力をあげるだけでなく、世界への強い憧れや、世界に通用するという己への自信、そして世界を目指すモチベーションを高める原動力になることを目指してきました。
2016シーズンのYAMAHA|VR46 Riders Academyでは、荒削りながらも、情熱と可能性を持ったのべ6人の若者が、トレーニングプログラム「THE MASTER CAMP」に参加。「他の参加者に負けられない...」「Academyのライダーはもう世界で戦っている。早く追いつきたい...」。イタリアで、バレンティーノ・ロッシ選手をはじめ、VR46 Riders Academyのライダー、様々な分野のプロフェッショナル、そしてともに競い・学びあったライバルから、多くの刺激を受けたのです。
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そして10月1-2日のARRC第5戦インド大会では、「THE MASTER CAMP」に参加したライダーたちが、また一歩前進している姿を見せました。タイのアピワット・ウォンタナノン(Yamaha Thailand Racing Team)が、YZF-R25とともに、さらに磨きがかかった走りで他を圧倒し連勝。今シーズン5大会10レース中8度の優勝で、最終戦を待たずAP250のチャンピオンを獲得したのです。
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さらに、Yamaha Racing Indonesiaの若きエース、ガラン・ヘンドラ・プラタマも、レース2でトップ争いを展開し、最終ラップではトップに立つなど迫力のある走りを披露。最終コーナーで順位を落としましたが、ライバルを抑え3位表彰台を獲得し、その成長をはっきりと証明したのです。
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一方、「THE MASTER CAMP」に参加したものの、この大会で成績を残すことができなかったライダーもいます。しかしその一人、日本から参加した南本宗一郎選手は大会後、このように語っています。「スキルアップも大事なことです。でも、僕がキャンプを通して一番強く意識するようになったのは"負けたくない"という気持ち。ヤマハに選ばれたからには、一番になりたい。だから同じプログラムを受けた仲間が成果を出している姿を見ると本当に悔しいです。最終戦は彼らに近づき、また超えていきます!」
このように、YAMAHA|VR46 Riders Academyの成果は、レース結果として現れるだけでなく、彼らの気持ちの変化にもつながっています。だからこそ参加ライダーは、決して立ち止まることはないのです。12月にはARRCの最終戦が残っています。ある者は優勝を、ある者は表彰台を、そして何よりも速く強いライダーになることを目指して臨んでくれることでしょう。