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若きヤマハライダーがミサノ・ワールドサーキットで切磋琢磨

July 08, 2016

THE MASTER CAMP4日目
若きヤマハライダーがミサノ・ワールドサーキットで切磋琢磨

THE MASTER CAMPのプログラムが、いよいよクライマックスへ向かいます。5人のライダーたちは、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリに移動。ダートから彼らの主戦場であるサーキットに舞台を移し、最新のYZF-R3で、バレンティーノ・ロッシ、VR46 Riders Academyのライダーとともにライディング、そしてタイムアタックに臨みました。

ピラポン・ロイブーンペン(タイ)、ガラン・ヘンドラ・プラタマ(インドネシア)、南本宗一郎(日本)、カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(マレーシア)、イマニュエル・プトラ・プラトナ(インドネシア)の5人は、トレーニングのためにジムを訪れるのも今日が最後。午後からのライディングに備えて、いつものようにウォームアップ行いました。

F・モルビデリ、A・ミンゴとともに簡単なストレッチを行ったあと、THE MASTER CAMPのライダーたちは、ジムのなかの特別な場所へと移動。するとモルビデリが素早くレザースーツに着替え、レース・シミュレーターでミサノ・ワールドサーキットを数ラップし、その操作方法を説明しました。

その後、5人はタヴッリアでのランチへ。するとそこに突然、オフィシャルVR46ファンクラブの副会長、F・フラテシが、両手にたくさんのプレゼントを抱えて入って来ました。5人は真新しいVR46キャップをかぶり、満面の笑みをうかべながらサーキットへと移動しました。

そこに待っていたのはVR46 Riders AcademyのMoto2ライダー、ロレンソ・バルダサリ。5人のライダーに、ミサノ・ワールドサーキットについて、コース図を見ながらライディングのヒントを与えてくれました。

このあとロッシとVR46 Riders Academyのメンバーも合流。これが合図となり、5人はいよいよレザースーツに着替えるとYZF-R3にまたがり、走行をスタート。昨日と同じようにロッシ、VR46 Riders Academyのライダーたち、その他のゲストとともに完熟走行を行ったあと、5人だけにコースが解放されタイムアタックに挑みます。

 

この中でトップタイムをマークしたのはロイブーンペン。THE MASTER CAMPのプラクティス・セッションのなかで、最高の成績をおさめて金メダルを獲得しました。ロイブーンペンらの走行シーンについては、以下の動画でご覧いただけます。

Comments

バレンティーノ・ロッシ
「THE MASTER CAMPに参加するライダーたちと、またすばらしい一日を過ごすことができた。今日はミサノ・ワールドサーキットへ行って、3時間の集中的なトレーニングだったけど、VR46 Riders Academyのライダーたちがアジアからやって来た彼ら5人をサポートし、最後はとてもうまく乗れるようになっていたよ。僕も少し一緒に走ってみたけれど、彼らは僕らが教えたことをすぐ身につけていく。彼らの呑み込みの速さには本当に驚かされた。明日はTHE MASTER CAMPの最終日。ミニバイクでコースを走り、このエキサイティングな1週間を良い形で締めくくりたい」

ピラポン・ロイブーンペン
「昨日のMOTOR RANCHでの走行のあと、少し疲れがたまっていたので、午前中のトレーニングがとても役に立ちました。体中が筋肉痛だったけれど、ジムで筋肉のストレッチ方法を習い、そのおかげで痛みがかなり和らぎました。ミサノ・ワールドサーキットを走るのはもちろん初めて。世界有数のコースを走ることができるなんて、とても光栄で感動しました。レイアウトは難しかったけれど、コーナースピードはタイのサーキットと同じような感じでした。ここに来ることができ、バレンティーノ・ロッシやVR46 Riders Academyのみなさんと一緒に走り、しかもTHE MASTER CAMPのゴールド・メダルまでもらうことができて本当に最高の気分です!」

ガラン・ヘンドラ・プラタマ
「今日はミサノ・ワールドサーキットで3セッションを走行。1回目はコースとマシンのフィーリングをつかむだけだったけれど、2回目になると早くも進化を自覚できるようになり、3回目には、とてもよい感触で走れるようになりました。一日の終わりには、この環境にかなり慣れてきた感じがしてとてもうれしかったですね。ミサノ・ワールドサーキットを走ったのは初めてでしたが、ロレンソ・バルダサリがいろいろなアドバイスをしてくれて、そのおかげでうまく乗れるようになったし、YZF-R3もとても気に入りました。また早く乗りたいですね!」

カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン
「MotoGPコースのミサノ・ワールドサーキットを走ることができて、とてもうれしく思いました。しかもバレンティーノ・ロッシとVR46 Riders Academyのみなさんが教えてくれるのだから本当に光栄で、言葉になりません… とにかく、このようなたくさんの、本当に夢みたいなことを経験するチャンスを与えてくれたヤマハに心から感謝します。僕らは毎日、本当にたくさんのことを学んでいます。マレーシアへ帰ったら、それを必ず生かしていきます」」

南本 宗一郎
「ミサノ・ワールドサーキットは、初めて走りました。すばらしい高速コースで、ライディングを楽しむことができました。YZF-R3に乗るのも初めてだったけれど、これもすばらしくて、慣れるまでにほとんど時間がかかりませんでした。ロレンソ・バルダサリがこのコースでの乗り方を説明してくれたおかげで、とてもスムーズに走ることもできました。レース・シミュレーションを見せてくれたフランコ・モルビデリにも感謝。かなりリアルな感じだったので、いつか僕も試してみたいですね」

イマニュエル・プトラ・プラトナ
「ついにミサノ・ワールドサーキットにやってきました! そしてここで僕たちが使用したのがYZF-R3。ずっとこの日を待っていたので本当にうれしいです! ハンドリングがすばらしく、コースもとても良くて、本当に楽しくてたまりませんでした。バレンティーノ・ロッシやVR46 Riders Academyのみなさんと一緒に走り、ロレンソ・バルダサリがいろいろなことを教えてくれました。これがすべて現実のことだなんて信じられないし、この経験を自分の中で消化するまで何週間かかるはわからないぐらい。このような経験をさせてくれたヤマハに心から感謝します」