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July 06, 2016
THE MASTER CAMP2日目
サスペンション、セッティングの専門知識を学ぶ
THE MASTER CAMPに参加する5人のライダーは、2日目、ジム・トレーニングのなかで脚力アップのためのピラティスに参加。午後はアンドレアニ・グループ・インターナショナルで、サスペンションについてより深く理解し、セッティングを適切に行うための専門的な知識を学びました。
ピラポン・ロイブーンペン(タイ)、ガラン・ヘンドラ・プラタマ(インドネシア)、南本宗一郎(日本)、カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(マレーシア)、イマニュエル・プトラ・プラトナ(インドネシア)の5人は、2日目の今日もジム・トレーニングからスタート。ふたつのグループに分かれて交代でピラティスを行い、脚の筋力強化を行いました。
一方のグループがピラティスに参加中、もう一方は昨日に引き続きVR46アカデミーのF・モルビデリの指導を受けたほか、新たにF・バグナイアを迎え、怪我を未然に防ぐことを目的としたストレッチに取り組みました。
ジム・トレーニングが終わると、空腹を満たすためにタヴッリアの街でランチを楽しんだあと、参加者全員が、オフィシャルVR46ファンクラブの会員になるための契約書にサインしました。
メンバーズ・カードを手にした5人は、午後からアンドレアニ・グループ・インターナショナルの「サスペンション・ワールド・アカデミー」に参加。最初は自動車、自転車、トラック、そして特にモーターサイクルのサスペンションについての講義を受け、できる限り多くの知識を吸収しようと懸命に努力しました。
そのあとグループの本部へ移動。二つ目の講義は、レースにおいてとても重要な、セッティングについて。サーキットのレイアウト、コンディション、天候にかかわらずマシンのパフォーマンスを引き上げるため、メカニックに建設的なフィードバックを行えるようになることを目指し、座学などに取り組み、2日目のプログラムを終了しました。
Comments
ピラポン・ロイブーンペン
「午前中はピラティスを習って、筋肉のストレッチの方法を理解することができました。エクササイズとしてはハードではないけど、これによって体の柔軟性などが向上することを実感しました。ランチのあとはアンドレアニ・グループでサスペンションについての講義を受けました。前後サスペンションをより深く理解し、MotoGPやワールド・スーパーバイクなどを走る大排気量車のサスペンションがどのように機能しているかについても知ることができました。サスペンションのセットアップやモディファイの技術を身につけ、自分のライディング・スタイルやコース・レイアウトに合わせられるようになりたいと思います」
ガラン・ヘンドラ・プラタマ
「ピラティスは初めての経験でしたが、ジムでのトレーニングにも慣れてきました。昨日はコースでの練習などでかなり疲労がたまっていたけれど、今朝のピラティスがそれを取り除いてくれました。午後はアンドレアニ・グループで非常に有意義な講義を受けました。ここに来る前はサスペンションなど、理論的な知識が何もなかったので、今日、ここで学んだことは、レーサーとしての僕の将来のための重要なワンステップになると思います」
南本 宗一郎
「午前中のトレーニングでは、改めてストレッチの重要性を理解しました。初めてピラティスをやってみて、筋肉が硬くなっていることに気づいたからです。コンディションは非常に重要で、常にベストな状態をキープするためにも、こうしたエクササイズを続けていかねばなりません。午後は、サスペンションの内部のメカニズムを見せてもらって、マシンのセットアップの方法を確認しました。これらの講義の成果を、今後のレースのなかで役立てたいですね」
カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン
「ピラティスは今までやったことがなかったので、僕にとっては驚きの経験で、とても気に入りました。昨日、腰にちょっと痛みがあったのですが、今日のエクササイズが痛みをやわらげてくれました。午後の講義も面白く、とてもためになる内容でした。250ccあたりの小排気量クラスについてはある程度の知識を持っていましたが、アンドレアニ・グループの講義では、MotoGPなどの大排気量マシンについても理解する機会となりました。僕は普段、オーリンスのサスペンションを使っていますが、車や自転車やトラックのための製品も作っていることは知らなかったので驚いたし、興味深く思いました」
イマニュエル・プトラ・プラトナ
「今朝のピラティスは、僕にとって何もかもが新しく大変な面もあったけれど、指導者に恵まれ信頼して任せることができました。いくつかの動作に挑戦し、それによって、MOTOR RANCHでの練習で固まった筋肉をほぐすことができたのです。アンドレアニ・グループの講義では、ジオメトリー・セッティングや重心のことなど、今まで知らなかった多くのことを学びました。これらの知識は必ず、サーキットを走るときのラップタイムに影響してくるでしょう。ここへ来る前は、セッティングのスキルは限られたものでした。でもこれからは、マシンをもっとうまくセットアップできるようになって、もっと速く走れるようになりたいですね」