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THE MASTER CAMPがスタート

July 05, 2016

イタリアはアドリア海沿岸を舞台に、THE MASTER CAMPがスタート

7月4日、THE MASTER CAMPがついに始動。才能あふれる5人の若者が、その身体能力と技能向上を目指して、汗を流しました。

7月4日から5日間にわたって開催するTHE MASTER CAMP。その初日、ピラポン・ロイブーンペン(タイ)、ガラン・ヘンドラ・プラタマ(インドネシア)、南本宗一郎(日本)、カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン(マレーシア)、イマニュエル・プトラ・プラトナ(インドネシア)の5人が、さらなる成長を目指しトレーニング・プログラムに取り組みました。

最初のプログラムは、集中的なトレーニングセッション。世界選手権レベルで戦うために必要な体力や筋力を身につける秘訣を、VR46 Riders AcademyのレギュラーライダーとしてMoto2で活躍中のF・モルビデリに伝授してもらいました。

午前中のプログラムが終わるとバレンティーノ・ロッシの故郷、ダヴァッリアの街で昼食。ここでロッシの父親、グラツィアーノ・ロッシに対面し、VR46ストアへも立ち寄りました。おいしい食事で元気を取り戻した5人は、午後からのライディング・セッションを待ちきれない様子で会場となるMOTOR RANCHへ移動しました。

指導に当たったのは、フラット・トラック選手権で数多くの功績を残してきたライダー、マルコ・ベリ。イタリアで4回、イギリスで3回、アメリカとヨーロッパでそれぞれ2回、フラット・トラック選手権のチャンピオンに輝いています。5人は、このスペシャリストの指導のもと、#theExperience YZ250Fを駆り、完璧なマシンコントロールと完璧なスライディング技術の習得に集中。ハードなメニューとなりましたが、参加した全員が多くを学び、多くを吸収して初日を終えました。

Comments

ピラポン・ロイブーンペン
「今日一日の練習を通して、イタリアとタイとの練習方法の違いを実感しました。イタリアでは、MOTOR RANCHで走行する前にジムへ行ったけれど、タイではこのようなことはありません。ピラティスや、筋肉をリラックスさせるようなストレッチの重要性を初めて知り、とても勉強になりました。MOTOR RANCHでは、最新型のYZ250Fでフラット・トラックを初体験。スロットル・コントロールが難しく、コーナー進入ではマシンから振り落とされそうになりました。そのあとマルコさんから、テクニックとセオリーを学んで練習。これがとても有意義でした。マルコさんが教えてくれたことすべてをタイへ持ち帰りたい。この経験が必ず僕を助けてくれるはずだから」

ガラン・ヘンドラ・プラタマ
「何よりもまず、ヤマハに感謝の気持ちを伝えたい。今日の練習はかなりきつかったけれど、同時にとても幸せな時間でした。なぜなら、今日ここで習ったことはとても特別な技術で、母国では決して経験できないことだからです。この経験が将来、必ず役に立ってくれると思います」

南本 宗一郎
「今日は基本技術を教わりました。そしてセッションの最後には、すべてのコーナーでスライドをコントロールすることができるようになりました。YZ250Fに乗るのは初めてだったけれど、とてもいいマシン。練習では、早く結果を出したくて最初から速さを求めたけれど、マルコさんは僕らに、先を読むことが重要だと教えてくれました。練習を続ける中で僕は、その言葉の意味がよくわかってとても勉強になりました」

カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン
「このようなチャンスを与えてくれたヤマハに心から感謝しています。マルコさんの指導は本当にわかりやすくて、僕らは“キング・オブ・サンド”と呼んで慕っています。マレーシアでは決して習えないことを教えてもらっているので、この経験を大切に持って帰りたいですね。一日中トレーニングを行って疲れたけれど、気分はハッピー。そしてまた明日が楽しみです」

イマニュエル・プトラ・プラトナ
「とてもハッピーな気分。今ここにいること、そしてマルコさんのような素晴らしい指導者から、他では学べない大切なことを教えてもらえたことは光栄だし、今日ここで習ったことは、将来必ず役に立つと確信しています。また午前中に行ったトレーニング・プログラムも同じで、長距離走などは、その成果が現れると感じています」