NEWS
July 04, 2016
THE MASTER CAMP参加ライダーがイタリアに集結
ヤマハ・モーター・レーシングで、自身の目標を改めて確認
2016年7月1日、ASEANを中心に選抜した5人のライダーが、THE MASTER CAMPに参加するためイタリアに集結。MOTOR RANCHのあるタヴッリアに移動する前に、メディカルチェックと、モンツァにあるMovistar Yamaha MotoGPの本拠地であり、本プログラムを運営するヤマハ・モーター・レーシング(YMR)を訪問しました。
初のヨーロッパ訪問とプログラム参加を前に、大きな不安を胸に抱えた5人を迎えたのがYMR。欧州の地でヤマハを背負い、世界最高峰の二輪ロードレースMotoGPで挑戦を続けるMovistar Yamaha MotoGPの活動拠点であり、世界トップチームと渡り合うマネジメント、超一流のメカニック、世界中に情報網を持つPRチームなど、各分野の精鋭が揃う戦いの最前線基地です。
彼らは、将来めざすべきその場所に着いた瞬間から、不安は、期待・喜びに変わり、目を輝かせはじめました。全員の写真を使ったウェルカムボードが設置されたエントランス、歴代「YZR-M1」やファクトリーライダーたちのつなぎが飾られた空間に大興奮。特に「YZR-M1」にまたがっての記念撮影は、まるで夢が叶った瞬間のような弾ける笑顔を見せ、改めて自身が思い描く目標を明確にしました。
THE MASTER CAMPへ向けたオリエンテーションでは、スケジュールやトレーニングプログラムの説明とともに、YAMAHA|VR46 Riders Academyの目的などが説明されました。
「今回は、ロッシ、そしてVR46 Riders Academyのスタッフだけでなく、Movistar Yamaha MotoGPを運営するYMRのスタッフが全面的にサポートします。それは、ヤマハと私たちが、皆さんの将来に期待しているからです。そして、THE MASTER CAMPの様子は世界中に拡散するため、世界が注目していることを忘れずに取り組んでください。ライディングスキルも大切ですが、皆さんにはぜひ、プロフェッショナルライダーの姿勢をロッシから学び取って欲しいと思います」
喜びは束の間、世界を目指すライダーの顔に戻った5人はモンツァを離れ、ロッシが待つタヴッリアの「MOTOR RANCH」に移動します。
Comments
ピラポン・ロイブーンペン
「今シーズンは、チャンピオンを目指していたのですが、現在のポイントを考えると難しい状況。でも、諦めずにチームのサポートを生かし、着実なステップアップを進めます。ロッシは、僕がレースを始める前は憧れの存在でした。でも、僕自身がライダーとなった今は、ライディングなどすべてのお手本です。腕を磨き、ロッシのような走りを目指し、将来はMotoGPを走りたいと考えています」
ガラン・ヘンドラ・プラタマ
「今年の目標は、コンスタントに表彰台に立つこと。そして、チャンピオンになることを目指しています。将来の目標は、MotoGPで戦えるライダーになること。それしか考えていません。だからこそ、ファクトリーライダーとしてMotoGPで活躍し続けているロッシと会えることはうれしいのですが、イタリアでともに走り、学ぶことができることをとても楽しみにしています」
カスマ・ダニエル・ビン・カスマユディン
「今年、ターゲットにしているのはトップ6に入ること。そしていつかは、Moto3、Moto2、MotoGPと、世界最高レベルのレースで戦えるライダーになることが僕の目標です。小さい頃から僕はロッシの大ファンでした。14歳のとき、セパンでのマレーシアGPで一度会ったことがありますが、ついに、一緒に走れることになり、本当にうれしく、ワクワクしています」
南本 宗一郎
「今シーズンは、表彰台に立つことが目標になりますが、できれば勝ちたいという気持ちでレースに臨んでいます。将来の目標はMotoGPで活躍できるライダーになること。ロッシはとてもすごくて、尊敬しているライダーですが、いつの日か、そのロッシに勝てるようなライダーになりたいと思います」
イマニュエル・プトラ・プラトナ
「今年は、できる限り表彰台に立つことを目指してトライし続けています。そして将来は、MotoGPでレースをすることが目標です。ロッシは僕にとってはアイドル。彼の走る姿を見てレースをはじめたし、ロッシの姿そのものが、僕がレースを続けていく原動力になっています」