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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.06 10月11日 中部

RACE DATA

■開催日:2009年10月11日
■開催地:キョウセイドライバーランド
■観客:2,400人
■気温:24度
■天候:晴れ
■競技:12セクション×2ラップ+3スペシャルセクション
■持ち時間:5時間30分
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)22

REPORT

黒山、破竹の4連勝でV9に王手!
野崎は苦戦するも4位を確保

いよいよ終盤を迎えた全日本トライアル選手権。第6戦中部大会では、前大会で3勝目を挙げ、ポイントランキングトップを独走するディフェンディングチャンピオン黒山健一(Team黒山レーシングヤマハ)と、黒山を追う小川友幸(ホンダ)、今季初優勝をめざす野崎史高(TEAM FUMITAKA&YSP京葉)らのトップ争いが注目された。

秋晴れの好天に恵まれた今大会は、5時間30分の持ち時間で12セクションを2ラップした後、観客が見やすいように作られたより難易度の高い3つのスペシャルセクションでの1ラップで争われた。タイトル争いではすでに黒山が小川を大きくリードしているが、今回はヤマハのお膝元での大会とあってヤマハ社員の観客も数多く応援に駆けつけており、黒山はここでも勝利を重ねたいところ。また、前回2位で黒山とともにヤマハ・ワンツー・フィニッシュを決めた野崎は、小川に3ポイント差と迫っており、小川を逆転してランキング2位を狙えるところに来ている。

1ラップ目は3時間の持ち時間で行われ、黒山の競技序盤は1点2点の減点を重ねたものの、その後は第9セクションの大岩上りで失敗した以外はクリーン(減点0)におさえ、唯一人ひとけた減点の8で1ラップ目から2位以下を大きくリードしてトップに立った。1ラップ目の2位は小川で減点15、同3位は渋谷勲(ホンダ)で減点20、野崎は減点27で同4位と出遅れてしまう。

そして2ラップ目、本調子を発揮した黒山が第7セクションのヒルクライムで2回足を着いた他はすべてクリーンする圧倒的な好成績をマーク。スペシャルセクションでは1つ減点5を取ったが、それでも2位以下にダブルスコアに近い大差をつけて4連勝を飾った。 この結果、ポイントランキングで黒山は小川に15ポイント差をつけ、MFJのレース史上、モトクロスの東福寺保雄とタイ記録となる9度目のチャンピオン獲得に王手をかけた。次回・最終戦で黒山が10位以内に入賞すればタイトルを決定することになる。

野崎は2ラップ目もあまり調子が上がらず、スペシャルセクションでも減点5を加算したが、小川毅士(ホンダ)の追撃を振りきって4位を確保した。

最終戦・東北大会は10月25日、スポーツランドSUGOで行われる。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン ポイント
1 黒山 健一 team黒山レーシングヤマハ Yamaha 減点15/クリーン22
2 小川 友幸 HRCクラブMITANI Honda 減点28/クリーン15
3 渋谷 勲 TEAMぱわあくらふと Honda 減点40/クリーン15
4 野崎 史高 Team FUMITAKA&YSP京葉 Yamaha 減点55/クリーン11
5 小川 毅士 HRCクラブMITANI Honda 減点62/クリーン9
6 柴田 暁 HRCクラブMITANI Honda 減点68/クリーン9
7 尾西 和博 HRCクラブぱわあくらふと Honda 減点83/クリーン4
8 田中 善弘 WISE BETA RACING Beta 減点88/クリーン4
9 斎藤 晶夫 HRCクラブMITANI Honda 減点109/クリーン1
10 三谷 英明 HRCクラブMITANI Honda 減点109/クリーン1
11 西元 良太 Team FUMITAKA&YSP京葉 Scorpa 減点112/クリーン1

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 黒山 健一 Yamaha 97
2 小川 友幸 Honda 82
3 野崎 史高 Yamaha 75
4 小川 毅士 Honda 63
5 渋谷 勲 Honda 51
6 田中 善弘 Beta 46
7 尾西 和博 Honda 44
8 柴田 暁 Honda 42
9 斎藤 晶夫 Honda 36
10 西元 良太 Scorpa 25

COMMENT

黒山健一選手談(優勝)

「1ラップ目はちょっと硬かったりバランスの乱れも多少あったが、2ラップ目は自分の狙い通りに体も動いて本当に良い走りができた。今後はこの2ラップ目の走りを1ラップ目からできるようにしたい。スペシャルセクションでの失敗はちょっと不注意だった。もう少しじっくり集中していくべきだったと思う。もったいないミスだったが、ああいうミスを最終戦ではしないようにしたい。タイトルについては、意識せず最終戦に臨みたいと思う。とりあえず次のレースまで2週間あるのでケガをしないように練習をして、もちろん最後は勝ってチャンピオンを決めたいと思っている」

野崎史高選手談(4位)

「今日の結果はすごく残念。あわや5位になりそうな感じだったので、よく4位で踏みとどまったという感じだ。1ラップ目の第2セクションをクリーンした時はけっこう調子が良かったので、そのままいく予定だったが。第3セクションでいきなり減点5になって、そこからリズムが崩れてしまった。2ラップ目に入って第2、第3セクションで連続減点5を取ったのも大きかった。スペシャルセクションは自分なりに良い走りができたけれど、結果は不満。最終戦でこのうっぷんを晴らせるように、勝ちをめざして頑張りたい」

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