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レース情報

全日本トライアル選手権 IAスーパー

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.02 4月6日 九州

RACE DATA

■大会名称:全日本トライアル選手権第2戦九州大会
■開催日:2008年4月6日
■開催地:錫山オフロードランド
■観客:2,100人
■気温:10度
■天候:曇り時々小雨
■競技:10セクション×3ラップ
■持ち時間:5時間
■最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)24、小川友幸(ホンダ)24

REPORT

黒山健一、開幕戦2連勝!!
野崎史高も連続表彰台をゲット

 開幕戦から圧勝した黒山健一は、第2戦でさらにリードを広げるべく今大会に挑んだ。競技は前日から降ったりやんだりの雨によって路面がぬかるみ、林の中や崖、沢などに用意されたセクションの難易度を高めた。滑りやすい泥と岩の急斜面で、黒山は小川友幸(ホンダ)と大接戦を展開。競技序盤から黒山がトップに立ったが、その差はわずかで緊迫感あふれるハイレベルな試合展開となった。
 黒山が本領を発揮したのは、見上げるような第4セクションの崖上り。多くの選手が上がれずに失敗したここで、1ラップ目と2ラップ目にそれぞれ1回ずつ足を着いて2点減点された小川に対し、黒山は3ラップとも余裕あふれる走りで力強くクリーン(減点0で走破)してジリジリと差を広げた。さらに小川が失敗した第6セクションの岩盤上りでもミスを最小限におさえた黒山が、小川に3点差をつけて優勝。タイトル奪回にむけて見事2連勝する開幕ダッシュを決めた。
 第1戦で3位表彰台をゲットした野崎史高は、さらに上をめざして今大会に臨んだ。だが、大会前に腰を痛めていたこともあり1ラップ目は黒山と小川、小川毅士(ホンダ)に後塵をはいして4位と出遅れてしまう。しかし、2ラップ目は小川毅士を逆転して3位に進出。3ラップ目も我慢の走りで切り抜けた野崎が、2ラップ目から減点を増やした小川毅士を14点差に突き放して3位となり、2戦連続表彰台をゲットした。

 国際A級クラスの競技は、ヤマハ2ストロークエンジン搭載のスコルパSY250Rに乗り開幕戦で初優勝した西元良太が注目を集めたが、わずかなミスも許されない大接戦において失敗が目立った西元は、1ラップ目と2ラップ目は9位と低迷。ところが、3ラップ目は実力発揮。あわやオールクリーン(減点0)でパーフェクト目前の減点1で上がり、一気に4位へと浮上。ポイントランキングはトップの本多元治(ホンダ)と1ポイント差で2位につけている。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1黒山健一TEAM黒山レーシング YAMAHAYamaha減点15/クリーン24
2小川友幸HRCクラブMITANIHonda減点18/クリーン24
3野崎史高TEAM FUMITAKA&YSP京葉Yamaha減点41/クリーン17
4小川毅士HRCクラブMITANIHonda減点55/クリーン16
5田中太一HRCクラブぱわあくらふと&THonda減点64/クリーン13
6井内将太郎WISE BETA RACINGBeta減点82/クリーン11
7田中善弘HRCクラブトムス&ナミタHonda減点83/クリーン7
8坂田匠太TEAM GASGAS SHOTAGasgas減点110/クリーン5
9小森文彦HRCクラブMITANIHonda減点110/クリーン5
10三谷英明HRCクラブMITANI 神戸店Honda減点110/クリーン4
11尾西和博HRCクラブぱわあくらふと&KHonda減点110/クリーン

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1黒山健一Yamaha40
2小川友幸Honda34
3野崎史高Yamaha30
4小川毅士Honda24
5田中太一Honda24
6井内将太郎Beta20
7田中善弘Honda17
8尾西和博Honda14
9坂田匠太Gasgas14
10三谷英明Honda13
11小森文彦Honda12

COMMENT

黒山健一選手談(1位)

「久しぶりに雨の大会で勝つことができてうれしいです。1ラップ目からリードしていたのは知っていましたが、小川選手もミスをしない走りをしていたので僕が1回ミスをすれば小川選手に抜かれると思い、そのプレッシャーに勝たなければと精神的に非常に疲れました。第4セクションを3回ともクリーンできたのは、高回転までよく回ってくれてスピードが出るマシンのおかげだと思います。第3戦近畿大会は僕の地元・猪名川での開催ですし、その一週間後には世界選手権の日本GPがあるので、また1から気持ちを入れ替えていきたいと思います」

野崎史高選手談(3位)

「今日は身体の調子が悪い中でも3位になれたのでよしとします。でも上位の選手と勝負が出来なかったのは残念です。2ラップ目以降にセクションの下見は大事なところだけを見るようにしたのは、早く回るのを意識したわけではなく、腰の痛みでセクションの下見をするのも辛い状態だったからです。でも調子自体は下降線にあるわけではないので、まだまだ上を狙っていきます。次回までにはバッチリと腰を治して、上の選手と勝負をして勝ちたいと思います」

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