全日本ロードレース選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。
Rd.01 4月19-20日 もてぎ2&4・栃木
RACE DATA
■大会名称:全日本ロードレース選手権 第1戦もてぎ2&4
■開催日:2025年4月19日(土)・20日(日)
■会場:モビリティリゾートもてぎ(4,801km)
JSB1000
■周回数:20周 ■天候:曇り ■コース:ドライ
■PP:水野 涼(1分46秒807/ドゥカティ)
■FL:水野 涼(1分47秒706/ドゥカティ)
■観客数:19日:12,000/20日:14,000
REPORT
2025年シーズン開幕、中須賀が新型YZF-R1と2位表彰台を獲得
2025年の全日本ロードレースJSB1000は4月20日(日)にモビリティリゾートもてぎで開幕戦を迎え、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が新型YZF-R1とともに参戦。予選は4番手として、決勝はセカンドローからスタートし、激しい戦いの末に2位を獲得。新シーズンの好スタートを切った。
予選4番手からスタートした中須賀選手は、第1コーナーアウト側にラインを取ると一気に2番手へとポジションアップ。しかし、すぐに長島哲太(ホンダ)が2番手に上がり、さらに第3コーナーではポールポジションから好スタートを切ってトップに立った水野涼(ドゥカティ)をパスしてトップに浮上する。
しかし、水野はダウンヒルストレートでトップに返り咲き、長島、中須賀、野左根航汰(ホンダ)、名越哲平(ホンダ)、浦本修充(BMW)の順でオープニングラップを終える。
2周目に入った第1コーナーで長島が再びトップに立ち、水野、中須賀が僅差で続く。その後のヘアピンでは、トップグループの一角を形成していた野左根が転倒で戦線を離脱する。
3周目の第5コーナーで水野が首位の座を奪うと、4周目のファーストアンダーブリッジで中須賀が長島を捉えて2番手に浮上。そして中須賀は自己ベストタイムを連発するが、トップの水野のペースも速く射程に入れることはできなかった。
その後、中須賀は浦本からプッシュを受け、16周目の第5コーナー進入で並ばれるものの、インを譲らずにポジションをキープ。二人はレース終盤まで激しい2位争いを繰り広げたが、最終的に中須賀がライバルを突き放す形でしっかりとポジションをキープし、そのまま2位表彰台を獲得した。
次回の第2戦は5月24-25日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。
JSB1000 RESULT Race.1
JSB1000 RIDERS RANKING
COMMENT
JSB1000
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(2位)
「今年のYZF-R1にはウイングレットが新たに装着され、最大限に活かすことを事前テストからずっと試みていました。ただ、セッションを通じて水野選手の持ちタイムに届かず、厳しい戦いになることは想定していました。このYZF-R1のパッケージは素晴らしいポテンシャルがあるので、次戦のSUGOではしっかりとバトルできるところにまで持っていきます」
吉川和多留監督
「チーム側にミスがあって、いい流れで予選に送り出すことができませんでした。レース当日の、朝のフリー走行では改善できましたが、厳しい戦いになることは想定していました。ただ、中須賀選手がレースディスタンスをうまくまとめてくれたので、2位に入ることができました。
次のSUGOは、ウイングレットの効果が期待できるサーキットなので、しっかりとマシンをまとめて戦います。 応援していただいた皆様に優勝のご報告ができずに残念ですが、改めてチーム一丸となり、次戦以降で最高のご報告ができるようしっかりと戦っています」