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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.07 9月28-29日 岡山国際・岡山

RACE DATA

■大会名称:全日本ロードレース選手権 第7戦 スーパーバイクレース in 岡山
■開催日:2024年9月29日(日)
■会場:岡山国際サーキット/岡山(3.747 km)

JSB1000
■周回数:21周 ■天候:曇り ■コース:ドライ 
■PP:岡本 裕生(1分29秒7548/ヤマハ)
■FL:岡本 裕生(1分29秒889)

ST1000
■周回数:18周 ■天候:曇り ■コース:ドライ
■PP:國井 勇輝(1分32秒419/ホンダ)
■FL:國井 勇輝(1分32秒634)

ST600
■周回数:14周 ■天候:曇り ■コース:ドライ
■PP:伊達 悠太(1分34秒671/ヤマハ)
■FL:阿部 恵斗(1分35秒352/ヤマハ)

REPORT

JSB1000

岡本裕生選手がオートポリス大会から3連勝、今季通算値4勝目!!
中須賀克行選手はケガを押しての参戦で3位表彰台獲得

9月28日(土)に行われた公式予選で、新コースレコードを樹立してポールポジションを獲得したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの岡本裕生選手が、決勝レースでは独走で3連勝、今季通算4勝目を記録した。中須賀克行選手は、9月27日(金)の走行で転倒して右肩を痛めてしまったが、我慢の走りで3位表彰台に立った。

24周で争われるレースのスタートで、真っ先に第1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの岡本選手だ。そしてすぐにペースを上げると、3周目には2番手を走行する水野涼選手(ドゥカティ)に1.3秒差を築いた。

中須賀選手は、チャンピオン争いを念頭に、少しでも多くのポイント獲得することを目指しての出走だったが、しっかりと4番手につけてポジションアップを狙う。

しかし、トップが7周目を終えた時、転倒者があったためにレースは赤旗が提示されて中断。6周目の順位をスターティンググリッドとして、15周のレース2が行われた。

そのレース2では、またしても岡本選手が抜群のスタートからホールショットを決める。そしてすぐにペース上げると、ラップ毎に後続との差を広げて行く。

中須賀選手は、野左根航汰選手(ホンダ)との3番手争いに競り勝つが、すでに2番手の水野選手とは距離が開いており、そのまま単独3位でチェッカーを受けた。

トップの岡本選手はレース中盤以降も安定した速いペースで周回を続けると、トップでチェッカー。オートポリスから3連勝、今季通算4勝目を記録した。

ST1000
井手翔太選手は6位、豊島怜選手は7位でチェッカー

18周で争われたレースで、予選6番手の井手翔太選手(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)と、予選7番手の豊島怜選手(DOGFIGHTRACING JDS)は、ともに好スタートを切り、オープニングラップを井手選手は5番手、豊島選手は6番手で終える。

その後、井手選手と豊島選手は接近戦を展開。同時に数珠繋ぎのトップ集団に入っての戦いとなった。その後、このトップ集団はいくつかのグルーブに分かれ、井手選手と豊島選手は6番手争いを展開。最終的に井手選手と豊島選手のポジションに変動はなく、井手選手が6位、豊島選手が7位でチェッカーとなった。

JSB1000 RESULT Race.1

ST1000 RESULT Race.1

ST600 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

ST1000 RIDERS RANKING

ST600 RIDERS RANKING

COMMENT

JSB1000

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
岡本裕生選手(優勝)

「予選では、コースレコードを塗り替えてポールポジションが取れました。レースでは赤旗が出て中断になったものの、しっかりと集中を切らさずにレース2に臨むことができたのが勝因です。最終戦の鈴鹿は、あまり得意ではないけれど、木曜日から走行があるので、しっかりとマシンを作ってレースに臨みます」

中須賀克行選手(3位)

「レースは、やはり難しいということを改めて痛感した1戦でした。金曜日に、自分の焦りから転倒を招いてしまい、レースで、負けてしまったことは本当に悔しいけれど、表彰台に立つことができて、最低限の仕事はこなしたと思います。またチャンピオン争いに残れて良かったです。最終戦では、この緊張感を楽しんで戦いたいですし、若いライダーからのプレッシャーを力に変えて、最終戦では優勝、そしてチャンピオンを狙っていきます」

吉川和多留監督

「岡本選手は、事前テストではしっかりとロングランをこなして、しかもいいタイムが刻めていたので、盤石な体制で今大会に臨むことができました。赤旗が出る前のレース、後のレースともにパーフェクトな内容でした。
中須賀選手は、勝ち星から遠ざかっていて、勝ちたいという気持ちが高まっていました。ライディングに関しても、より速く走るためにトライしている状況でもあり、進化の過程であると言えます。金曜日の走行で転倒して身体を痛めてしまい、レースでは相当きつかったと思いますが、それでもしっかりと表彰台に立ってくれて、彼の凄さを改めて実感しました。
最終戦は、数ポイント差で2人のチャンピオン争いになりますが、チームとして、ミスがないようしっかりと準備を進めます。完璧なマシンを2人に託して、気持ち良く戦ってほしいと思っています。
 次戦は、いよいよ2024年の最終戦となりますが、2人ともチャンピオン争いに加わっていることを誇りに思います。応援していただいている方々には、ぜひともレースをご覧いただき、我々と一緒にドキドキしていただきたいと思います」

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