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全日本ロードレース選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。

Rd.06 9月4-5日 岡山

RACE DATA

■大会名称:全日本ロードレース選手権 スーパーバイクレース in 岡山
■開催日:2021年9月4日(土)、5日(日)
■会場:岡山国際サーキット(3.747 km)
■観客数:4日 1,300人/18日 3,000人

JSB1000
■周回数:24周 ■天候:晴れ・曇り ■コース:ドライ 
■PP:中須賀 克行(1分30秒672/ヤマハ)
■FL:中須賀 克行(1分31秒492/ヤマハ)

ST1000
■周回数:18周 ■天候:晴れ・曇り ■コース:ドライ 
■PP:作本 輝介 (1分33秒632/ホンダ)
■FL:作本 輝介(1分32秒222/ホンダ)

ST600
■周回数:19周 ■天候:晴れ・曇り ■コース:ドライ 
■PP:阿部 恵斗(1分36秒453/ヤマハ)
■FL:長尾 健吾(1分36秒194/ヤマハ)

REPORT

JSB1000

中須賀克行が独走で連勝を更新する8勝目をマーク

JSB1000は、ポールポジションからスタートしたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、レース中にファステストラップを記録するなど圧倒的な速さを見せると、独走で開幕戦以来連続となる8度目となる優勝のチェッカーを受けた。

予選で唯一1分30秒台を記録してポールポジションを獲得した中須賀だが、スタートではやや出遅れて亀井雄大(ホンダ)、清成龍一(ホンダ)に次ぐ3番手で第1コーナーに進入。そしてアトウッドカーブで中須賀選手は亀井をパスして2番手に浮上すると、トップ清成との距離を一気に詰める。

その後、中須賀は清成の後方でパッシングチャンスをうかがいながら周回を重ね、7周目の第1コーナーでトップに躍り出る。そして8周目に中須賀はファステストラップとなる1分31秒499を記録し、さらに10周目には、このタイムを上回る1分31秒492を叩き出し、一気に2番手とのタイム差を2秒広げた。

その後も1分31秒台で周回する中須賀は、1分32秒台でラップする2番手以降を引き離して独走。今シーズン、負け知らずの8勝目をあげた。

ST1000

岡本が自己最高位の2位、前田は6位でチェッカー

セカンドグリッドからスタートしたbLU cRUニトロレーシング51YAMAHAの岡本裕生は、オープニングラップを2番手で終えると、そのポジションを最後までキープして自己最高位の2位でゴール。

また、予選6番手のbLU cRU伊藤レーシングBORGヤマハの前田恵助は、レース序盤は4番手を走るが、レース中盤以降でタイムを上げることができず後退したが、上位の転倒もあり最後は6位でレースを終えた。

JSB1000 RESULT Race.1

ST1000 RESULT Race.1

ST600 RESULT Race.1

JSB1000 RIDERS RANKING

ST1000 RIDERS RANKING

ST600 RIDERS RANKING

COMMENT

JSB1000

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(優勝)

「前戦でチャンピオンを決めることができたので、今大会はレースに勝つことだけに集中することができました。本当はスタートダッシュを決めたかったのですが、ライバルに読まれていたみたいで、それは叶いませんでした。レース序盤では、清成選手の後方についての走りでしたが、このサーキットは、前者のペースに合わせて走ると自分のリズムが乱れてしまい、余計にタイヤに負担をかけてしまうので、いつもより早めに前に出るよう心がけ、これが優勝につながりました。次戦は今季最終戦で、地元の九州での大会なので、とても楽しみです。得意なサーキットでもあるし、しっかりと準備を進めて臨みます」

吉川和多留監督

「事前テストは、気温と路面温度が上がりすぎでしたが、そうした環境下でしっかりとロングランテストができ、データを集積できたことは良かったと思います。レースウイークに入って、雨が降るなどがありましたが、すべてのコンディションで中須賀選手はしっかりと走ってくれて、チームスタッフも天候の変化に慌てることなく的確に作業を進めてくれました。前戦で中須賀選手はチャンピオンを決めていて、今大会では勝つことだけに集中できる環境だったことも、中須賀選手の速さに磨きをかけることにつながりました。次戦は今季の最終戦ですが、中須賀選手が得意とするオートポリスなので、しっかりと戦って優勝を目指します。応援していただいているファンの皆さま、スポンサーの皆さま、我々のレース活動を支えてくださっている皆さまに、再び優勝のご報告ができ、嬉しく思います」

ST1000

bLU cRU ニトロレーシング51ガレージ YAMAHA

岡本裕生選手(2位)

「レースウイークを通して作本選手が速く、レースでもオープニングラップから逃げられてしまいました。追いかけと思ったけれど、無理をしての転倒は避けたかったので自分のペースを維持することを心がけました。前回の鈴鹿では2番手でゴールしていますが、レース後に失格になってしまったので、今回が自分にとって最上位の2位になります。でも、今回は勝つためにトレーニングを続けてきたので、不完全燃焼です。次戦は最終戦ですが、改めてトレーニング法などすべてを見直して、勝利を目指します」

bLUcRU 伊藤レーシングBORGヤマハ

前田恵助選手(6位)

「予選ではマシントラブルがあり、試したいことができずに終わってしまったので、レースは全体的に厳しい戦いとなりました。結果も6位で悔しさが残りますが、レース序盤を1分34秒台で周回できたのは良かったと思います。次のレースは今シーズンの最終戦ですが、望んでいた新しいパーツが入るし、オートポリスはJSB1000を戦っていた時に表彰台に立ったサーキットでもあるので、しっかりと戦って結果に結びつけます」

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