全日本ロードレース選手権 JSB1000
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。
Rd.03 5月13日 筑波
RACE DATA
■大会名称:2007全日本ロードレース選手権第3戦
■カテゴリ:JSB1000クラス
■開催日:2007年5月13日(日)
■会場:筑波サーキット(2.070km) ■観客:14,500人
■天候:曇り ■気温:26度 ■コース:ドライ
■周回数:27周 ■参加台数:38台 ■出走台数:31台
■PP:秋吉耕佑(スズキ/56秒140)
■FL:秋吉耕佑(56秒577)
REPORT
YZF-R1の阿部典史が3位表彰台獲得!
決勝は2度の赤旗中断で規定の30周から3周減算の27周で行われ、YZF-R1を駆る阿部典史(ワイズギア・レーシング)が3位表彰台を獲得した。
最初のレースが開始されて3周目、転倒者により赤旗中断となり、残り27周に減算して決勝が再スタート。しかし今度はオープニングラップで転倒者が出て、再び赤旗中断によりレースのやり直し。そして3度目のスタートでようやく決勝がスタート。ここでロケットスタートで飛び出した阿部はレースを牽引。阿部は6周目までトップをキープするが、7周目に柳川明(カワサキ)にトップを譲る。トップに立った柳川は、徐々に独走体制を築き、最終的に2位に約6秒差で優勝。2位には 13周目の第1ヘアピンで阿部をバスした秋吉耕佑(スズキ)が入った。阿部は最後まで秋吉に迫る猛チャージを見せるが結局0.176秒で及ばす3位となった。
なおYSP&PRESTOレーシングの中須賀克行は、土曜日の予選で転倒して胸を強打。精密検査の結果レース出場を見合わせた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 柳川 明 | TEAM GREEN | Kawasaki | 25'47.384 |
2 | 秋吉 耕佑 | WINs SUZUKI R.T | Suzuki | 25'53.570 |
3 | 阿部 典史 | ワイズギア・レーシング | Yamaha | 25'53.746 |
4 | 山口 辰也 | モリワキMOTULレーシング | Honda | 25'54.225 |
5 | 手島 雄介 | TEAM HRC | Honda | 25'54.735 |
6 | 安田 毅史 | team HARC-PRO. | Honda | 25'56.075 |
7 | 大崎 誠之 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 25'57.590 |
8 | 酒井 大作 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 26'01.219 |
9 | 渡辺 篤 | ヨシムラスズキwithJOMO | Suzuki | 26'11.702 |
10 | 辻村 猛 | F.C.C.TSR | Honda | 26'18.665 |
11 | 波多野 祐樹 | Moto Map SUPPLY | Suzuki | 26'24.008 |
12 | 須貝 義行 | KEIHINKoharaR.T. | Honda | 26'28.687 |
13 | 出口 修 | チームOSG&モトスポーツ | Honda | 26'29.827 |
14 | 山中 正之 | TeleウルフマンヨシハルMCR | Honda | 26'34.653 |
15 | 苅田 庄平 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 26'45.523 |
16 | 川瀬 裕昌 | WINs SUZUKI R.T | Suzuki | 25'50.694(-1Laps) |
17 | 古川 力也 | ホンダ浜友会浜松エスカルゴ | Honda | 26'08.130(-1Laps) |
18 | 鍋城 正八 | レーシングチームハニービー | Honda | 26'09.299(-1Laps) |
19 | 里 実 | TeamVerity&エバタ | Honda | 26'12.175(-1Laps) |
20 | 原田 洋孝 | R.S.ガレージハラダ姫路 | Kawasaki | 26'29.333(-1Laps) |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 山口 辰也 | Honda | 58 |
2 | 渡辺 篤 | Suzuki | 57 |
3 | 柳川 明 | Kawasaki | 52 |
4 | 阿部 典史 | Yamaha | 49 |
4 | 秋吉 耕佑 | Suzuki | 49 |
6 | 安田 穀史 | Honda | 48 |
8 | 大崎 誠之 | Yamaha | 36 |
16 | 中須賀 克行 | Yamaha | 15 |
COMMENT
阿部典史選手談(3位)
「決勝に向けて、それまでテスト実績のないタイヤを選んだけれど、これがいい方向にいきました。早く表彰台に立ちたいというプレッシャーもありましたが、ようやく達成できました。ファンのみなさんを始め関係者の方々に感謝しています。次戦は走ったことがないオートポリスですが、事前に2日間のテストがあるので、ここでうまくマシンをセットアップして、結果につなげたいと思います」
伊藤巧監督談(ワイズギア・レーシング)
「鈴鹿の2&4ではセッティングが出ずに模索する状態となったが、今大会の決勝では、タイヤも決まり結果を出すことができた。今後は、安定してより速く走れる仕様を目指して行きたい」